赤ちゃんと同じ布団で添い寝しても大丈夫? 安全な添い寝のポイント

赤ちゃんと添い寝しても大丈夫?

赤ちゃんと添い寝しても大丈夫?
赤ちゃんとの添い寝にはメリットがたくさんあります。赤ちゃんは眠りが浅く、目を覚ますたびに泣いてしまいますが、そばにママの存在を感じれば安心して再び眠りにつくことができます。また、ママは夜中に起き出さず横になったままで授乳ができるので、疲れた体を少しでも休ませることができますね。添い寝は、赤ちゃんだけにメリットがあるわけではありません。パパママもまた、赤ちゃんをそばに感じることで幸せな気持ちになり、産後鬱を防止する効果もあるといわれています。

赤ちゃんとの添い寝には注意が必要

赤ちゃんとの添い寝には注意も必要
良いことづくめの添い寝ですが、気をつけるべき点もいくつかあります。赤ちゃんだけでなく、パパママも一緒に眠ってしまうわけですから、気がつかないうちに事故が起こる危険性も考えなくてはいけません。特に注意すべき点をご紹介します。

赤ちゃんとの添い寝の注意点1:布団が顔にかかって窒息するリスク

布団が顔にかかって...【窒息のリスク】
赤ちゃんとパパママが同じ掛け布団を使ってしまうと、大きくて重たい布団がいつの間にか赤ちゃんの顔にかかってしまい「窒息」をしてしまう危険性があります。敷き布団は同じものを使っていても、掛け布団は赤ちゃん用のベビー布団を使うようにしましょう。また、お布団だけでなく、パパママが無意識で寝返りを打った時に、その体が赤ちゃんの鼻や口を塞いでしまうということもありますので気をつけましょう。

赤ちゃんとの添い寝の注意点2:寝返りでのベッドからの転落のリスク

寝返りで...【ベッドからの転落のリスク】
生後5ヶ月をすぎると、寝ている間に寝返りをうつ赤ちゃんも出始めます。大人用のベッドで添い寝をする場合は「転落」の危険性を考えなければなりません。その場合「ベッドガード」というベッドの側面に取り付ける、転落防止の道具を使っている方もいます。しかし、このベッドガードはベッドマットとの隙間に赤ちゃんが挟まって、窒息してしまうという事故が起きています。消費者庁では「生後18ヶ月未満の子どもには使用しないように」と定めているのです。使用する場合はその月齢以上になってから、もしくは床に布団を敷いて添い寝をするようにしましょう。

寝返りはいつからできる? 赤ちゃんの月齢目安や練習方法は? 注意点も紹介
寝返りはいつからできる? 赤ちゃんの月齢目安や練習方法は? 注意点も紹介
赤ちゃんはいつ頃寝返りを始めるか知っていますか? 我が子はなかなか寝返りしないけれど、練習した方がいいの? などと不安なパパママもいるでしょう。赤ちゃんが寝返りをする月齢目安や寝返りの練習方法、注意点などを解説します。
ベビーベッドガードのおすすめ8選! 選び方や注意点も紹介
ベビーベッドガードのおすすめ8選! 選び方や注意点も紹介
赤ちゃんを迎える準備として、ベビーベッドガードの購入を検討しているママは多いのではないでしょうか?でも、調べてみると色々な種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。そこで、今回はおすすめのベッドガードと選び方、注意点を紹介します。
赤ちゃんは1歳までにどのくらい成長するの? 月齢ごとの平均体重と身長、発育ペースは?
赤ちゃんは1歳までにどのくらい成長するの? 月齢ごとの平均体重と身長、発育ペースは?
赤ちゃんが生まれたばかりの新生児から1歳ごろまでは、人生で一番成長する時期です。この時期の赤ちゃんの成長はパパママにとっても心配なはず。そこで赤ちゃんの月齢ごとの平均身長や平均体重、月齢ごとにどのように発育していくのかを見通せるように、まとめて解説します!

赤ちゃんと安全に添い寝するために心がけること

赤ちゃんと安全に添い寝するために
赤ちゃんと安全に添い寝をするためには、きちんと環境を整えておくことが大切です。パパママが眠ってしまって気づかないうちに何かあったら……。このような不安を感じることのないよう、赤ちゃんの安全をきちんと保つ準備しておきましょう。気をつけるべき点をいくつかご紹介します。

柔らかい掛け布団は使わない

大人用の柔らかい布団は、寝ている間に鼻や口を塞いでしまう危険性があります。軽くて張りのある「赤ちゃん用布団」を使いましょう。敷き布団を一緒に使っている場合は、極端に柔らかいものや、ウォーターベッド等は使わないようにしましょう。

ベッドから落ちないようにする

ベッドから落ちないようにする
ベッドを使う場合は、寝返りを打った時に転落しないように「ベッドガード」等を設置しましょう。ベッドガードを使うときは、ズレて隙間ができないように専用のベルトを併用することをお勧めします。ただし、18ヶ月未満の赤ちゃんには使用することができませんので、その場合は床に布団を敷きましょう。

電気毛布を使用しない


冷え性のママは冬場に電気毛布を使っている方もいると思いますが、添い寝のときは使わないようにしましょう。赤ちゃんの皮膚はまだ薄いため「低温やけど」を起こしやすく、また重症化しやすいといわれています。どうしても寒さや布団の冷たさが気になる場合は、事前に温めておき寝せるときには電源を切りましょう。

上の兄弟達が隣に寝るときは気をつける

上の兄弟達が隣に寝るときは気をつける
兄弟みんなで寝ている姿は微笑ましくなりますが、子供達は寝ている間によく動きます。上の子が動かした手足が赤ちゃんに激しくぶつかることや、蹴った布団が顔にかぶさってしまうことも考えられます。月齢の低い時期はパパママが子供達の間に寝るようにしましょう。

パパママの体調がすぐれないときは避ける

パパママの体調がすぐれないときは避ける
風邪などの感染する体調不良の場合、赤ちゃんにうつしてしまうリスクを考えると離れて寝るのが好ましいです。ただし、それ以外の体調不良にも注意しましょう。極端に疲れている場合や、飲酒をした場合等も避けるべきです。深く眠り過ぎたり、正常な判断ができない場合は、赤ちゃんの異変に気付きにくくなります。

ベビーベッドを活用する

ベビーベッドを活用する
添い寝をする方法として、安全で安心できる方法は「ベビーベッド」を使うことです。眠っている間に自分が赤ちゃんの上に乗ってしまうんじゃないか…と、心配になってしまうパパママにおすすめです。ベビーベッドはベッドの真横に設置しておけば、赤ちゃんが眠った後すぐにベビーベッドに移すことができます。授乳や寝かしつけのときまた自分のベッドで添い寝すれば、パパママも堂々と寝返りをうって眠ることができますね。ただし、ベッドでの添い寝中にうっかり眠ってしまうと、赤ちゃんが転落する危険性があるため、充分に気を付けましょう。

赤ちゃんのベビーベッドはいつまで使う? 卒業するタイミング、買うかレンタルかで迷うママ向けのアドバイスも
赤ちゃんのベビーベッドはいつまで使う? 卒業するタイミング、買うかレンタルかで迷うママ向けのアドバイスも
ベビーベッドは大きい買い物になるでしょうから、いつまで使えるかも購入時に知っておきたいですよね。ベビーベッドを卒業するタイミングやベビーベッドを購入またはレンタルする場合のメリット・デメリットもご紹介します。

腕枕は赤ちゃんが寝たら外す

腕枕は赤ちゃんが寝たら外す
赤ちゃんを抱っこした体勢で横になると、自然と腕枕になります。そのまま、ぎゅっと抱っこしておくと赤ちゃんも安心してスヤスヤ眠ってくれますよね。「首はつらくはないかな?」と気になると思いますが、角度をつけ過ぎているなど、赤ちゃんが無理な体勢でなければ大丈夫です。

ただし、首がしっかり座っていない4ヶ月未満の赤ちゃんに腕枕をするのはやめておきましょう。赤ちゃんが眠ったら、ゆっくりと腕を外すようにします。注意しておきたいのは、腕枕のままパパママが眠ってしまうこと。呼吸ができず窒息してしまうこともあります。特に、眠ってしまうと赤ちゃんの泣き声に気付きにくいといわれているパパは気を付けたいですね。

吐き戻し防止枕って何? 選び方やおすすめ、授乳クッションやタオルで代用する方法も紹介
吐き戻し防止枕って何? 選び方やおすすめ、授乳クッションやタオルで代用する方法も紹介
赤ちゃんの吐き戻しに悩むパパままは「吐き戻し防止枕」を使うのも1つの方法です。授乳後に赤ちゃんのげっぷが出ないまま寝かせる場合にも「吐き戻し防止枕」があると便利ですよ。「吐き戻し防止枕」の選び方やおすすめの商品などをご紹介します。

次のページでは赤ちゃんを添い寝する際の注意点と、添い寝に便利なアイテムをご紹介します。

続きを読む

はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!