子供の寝かしつけにおすすめな絵本を年齢別に15選紹介! イヤイヤ期、0歳~5歳児の寝かしつけに効く絵本は?
目次
子供の寝かしつけ絵本の選び方
子供が眠りにつきやすくなる絵本の選び方を紹介します。
気持ちを落ち着かせるお話
子供の寝かしつけ絵本を選ぶポイントは、絵本の内容です。寝かしつけの絵本なので、子供もパパママもリラックスできる内容を選びましょう。冒険ものや、子供がワクワクするような楽しいお話だと、子供が興奮して「もっと読んで!」と寝てくれず、逆効果になってしまうこともあります。寝ることを題材にした絵本や、子供の気持ちを落ち着かせる優しい文章の絵本がいいですね。
「寝ること」を意識させるお話
寝かしつけ用の絵本を選ぶ1番のポイントは、「寝ること」を意識できる内容かです。「寝ること」を題材にしているので、子供が布団に入りたくなる、寝たくなるストーリー展開になっています。赤ちゃんでも、絵本の中の眠そうなキャラクター達や、寝ている登場人物の絵本を見ると視覚から「寝ること」を理解しやすいですね。
年齢に合わせた内容
寝かしつけ用の絵本は、読み聞かせをする子供の年齢に合わせた内容を選びましょう。子供がお話を集中して聞ける目安時間は、「年齢+1分」と言われます。図書館や店頭で絵本を選ぶ時は一度音読すると、年齢に合った長さの絵本を選びやすくなりますよ。
0歳向けの内容
0歳児は、絵本のストーリーはまだ理解できませんが、音のリズムや絵本の挿絵などは認識しています。ページに大きく描かれた分かりやすい挿絵のある絵本や、赤ちゃんが認識しやすい色が使われた絵本などから試してみましょう。
1歳向け
子供によりますが、徐々に言葉を覚えていく時期が1歳代です。この時期はオノマトペの音を好みます。オノマトペとは、猫の「にゃーにゃー」などの動物の鳴き声や人間の声を表現した音や、電車の「ガタンゴトン」など物音を表現した音たちの総称を指します。「すやすや」、「グーグー」などのオノマトペ言葉を覚えることで、音で寝る時間を意識しやすくなりますね。
2歳向け
2歳になると絵本の内容を理解するようになるので、内容重視で寝かしつけ絵本を選べます。その一方でイヤイヤも出てくるので、「もっと読んで」「寝ない」などの自己主張が多くなります。2歳向けには自分からベッドに入りたくなるような内容の絵本が重宝しますよ。絵本の最後が、お布団の中で気持ち良さそうに寝て終わる内容なら、「絵本の中の〇〇も寝ちゃったね。〇〇ちゃんもお布団入ってみようか」と睡眠に繋げやすくなります。
3〜4歳向け
3〜4歳の子供は、「共感する心」が生まれる時期です。絵本の中の登場人物に共感したり、気持ちが入り込める内容を選んであげましょう。眠れない、寝たくない子供が出てくる絵本だと共感しやすくおすすめです。
5歳向け
就学前のこの時期は、生活リズムが学べる絵本がおすすめです。夜眠ったら朝が来て朝ごはんなど、一日の生活リズムの流れがきちんと分かってくるので、朝が待ち遠しくなる内容を選んであげましょう。「朝早く起きたら、絵本みたいな素敵なことができるかも」など早く寝るとちょっと楽しいことが待っていると感じられる内容がいいですね。
寝かしつけで絵本を読み聞かせる時のコツは?
寝かしつけにぴったりな絵本を選べたら、夜寝る前に読み聞かせる時のコツを知っておきましょう。
子供に読む前に一度読んでおく
子供に最大限に絵本の世界を楽しんでもらうには読み方が大切です。文章につまらないよう、どこで抑揚をつけて読むか知るためにも事前に読んでおくといいですよ。
絵本を読む時の照明の明るさ
照明の明るさも大切です。絵本の寝かしつけに適しているのは、オレンジ色の電球色や文字が読める程度の暗めの明るさです。リラックスした気分にもなり、自然と眠りの雰囲気を作ってくれます。最近では調光調色電球というものがあり、部屋の明るさを何パターンか調整できます。絵本だけでは寝ない時には照明の明るさも気にしてみて下さい。
0歳~1歳におすすめの寝かしつけ絵本5選
もうねんね(松谷 みよ子著)
登場するキャラクターみんなが、もう眠たくて眠たくて仕方ないお話です。犬や猫、メンドリにももちゃん、みんな眠たそうな顔で描かれているので、ストーリーの分からない赤ちゃんでも目で「寝る」を意識しやすいですね。「おめめつぶって 〜〜 ねんね」の、繰り返すフレーズで絵だけでなく、耳からも眠気を誘われます。「低めの声で淡々と読むと子供が眠りに入りやすくなった気がする」との口コミがよせられています。
おつきさまこんばんは(林 明子著)
ページに大きく描かれたお月さまが印象的な1冊です。赤ちゃんは丸い形に反応しやすいので、0歳の赤ちゃん時期からおすすめです。紺色の背景に黄色いお月さまの絵が目を引きます。内容は夜に空に出てきたお月さまが雲に隠れて、また顔を出すというものです。「お月さまが出てくるワクワク感があり、子供が声を出して喜ぶ」などの口コミがありました。
おやすみ~(いしづ ちひろ著)
赤ちゃんが身の回りの物に「おやすみ」をしていく絵本です。おやすみを繰り返すので寝る時間を意識しやすく、絵が大きく見やすいので赤ちゃん時期からおすすめです。内容に歯磨きやお片付けなども描かれているので、生活習慣を身につけたい1歳からは、しつけ絵本としても活躍しそうとの購入の口コミも寄せられていました。
ねむねむごろん(たなか しん著)
「ねむねむ」「ゴロン」などオノマトペがたくさん使われている絵本です。登場する動物達は、眠そうな顔をしているページとゴロンするページの2枚で描かれます。大きな絵は赤ちゃんでも見やすいです。動物達のゴロンポーズがかわいいので、読んでいるパパママも癒やされます。口コミには「言葉のリズム、繰り返しが楽しい。ページをめくると絵が左から右に動く躍動感がある。」との声がよせられています。
ノンタンおやすみなさい(キヨノ サチコ著)
なかなか寝ない子供の寝かしつけにおすすめな1冊です。なかなか寝ない主人公のノンタンが、まだまだお友達と遊びたいと夜の外出に出かけます。ところがお友達はみんな眠っていて、夜でも起きているふくろうくんと遊ぶという内容です。なかなか寝ないノンタンも最後には寝るので、絵本を読み終わった後に「ノンタンも寝たから、一緒に寝ようか」と誘い成功するようになったという口コミもありましたよ。
2歳~3歳におすすめの寝かしつけ絵本5選
おやすみロジャー(エリーン カール=ヨハン著 三橋 美穂監修)
子供の寝かしつけ絵本として有名な1冊です。10分で子供の寝かしつけをうたっており、お話の途中で子供が眠くなる仕掛けが散りばめられています。著者は心理学、言語学の研究者で「子供がどうして寝たくないのか」を考え作った絵本で、子供を睡眠へ導くために強調して読む、あくびをするなどの読み聞かせのポイントも書かれています。読み聞かせが苦手なパパママにおすすめです。「この本を数日間続けて読んでいるうちに、寝付きが良くなった」との口コミもありました。
おやすみエレン(エリーン カール=ヨハン著 三橋 美穂監修)
おやすみロジャーの第2弾として作られた絵本です。絵がかわいく更に親しみやすくなりました。ロジャー同様に、心理学的に子供が眠たくなる仕掛けがたくさんあります。「くたくたになる」、「ぐっすり眠る」などの眠たくなる言葉を繰り返し読むことで、子供を睡眠に誘います。文章の読み方にコツが必要ですが、効果があった方の評価は高い作品です。口コミには「子供が気に入っており、読んでいる途中で寝てくれる」との声もありました。
ねないこだれだ(せな けいこ著)
50年以上、愛されてきた寝かしつけ絵本の名作です。時計の針が夜9時になったら「おばけの時間」。おばけの時間に起きている子供は、おばけの世界へ連れて行かれてしまいます。ちょっと怖いお話ですが、せなけいこさんのおばけの絵がかわいいので、文章ほどの怖さは感じません。「夜9時になったらおばけの時間」というのも、寝る時間を意識しやすくていいですね。口コミには、「この絵本を読むと布団に入って静かにしてくれる」との声もありましたよ。
おやすみ、ぼく(アンドリュー ダッド著 エマ クエイ絵 落合 恵子翻訳)
自分の体におやすみしていくお話です。お猿の主人公は、ベッドの中には入ったけどおやすみまで時間がかかります。その理由は主人公のお猿がベッドに入った後も、自分の体のあちこちにおやすみをしていくからです。親子で「おやすみ、足」など、自分や相手の体の部分に優しく触れながら絵本を読むことができます。親子で寝る前にスキンシップしたい方におすすめです。「だんだんと寝る準備になるようなストーリーなので入眠前にいい」などの口コミがありました。
おやすみ みみずく(パット=ハッチンス著 わたなべ しげお翻訳)
絵の色鮮やかで、お昼に眠るミミズクが主人公の1冊です。お昼に眠るミミズクは、昼間起きている小鳥などの動物達の声でなかなか眠れません。「ミミズクはあーねむたい」の繰り返しを子供が喜ぶとの口コミもありました。
4歳~5歳におすすめの寝かしつけ絵本5選
よるくま(酒井 駒子著)
ボクとママの会話でお話が進む絵本です。絵本にあまり興味を示さない子供でも、会話で話が進むのでお話に入り込みやすいかもしれません。昨日の夜に出会ったよるくまと、ボクがよるくまのお母さんを探しに行く冒険物です。最後は冒険の後にボクは眠りにつくので、「もう寝ようね」に持っていきやすいです。口コミには、「最後はおやすみで終わり、語り口調が優しい夜のお話なので1〜3歳におすすめ」との声がありました。
パパ、お月さまとって!(エリック カール著 もり ひさし翻訳)
「はらぺこあおむし」の著者の絵本です。広い夜空の世界が絵本で表現されています。「パパを好きになる要素が多く、普段一緒にいられないパパに読み聞かせしてほしい」との口コミもあり、パパの読み聞かせにおすすめですよ。「仕掛けがあるので、子供が興味をもって聞いてくれた」などの口コミがありました。
おやすみなさいおつきさま(マーガレット・ワイズ・ブラウン著 クレメント・ハード絵 せた ていじ翻訳)
主人公のうさぎも部屋の物や音におやすみをしていきます。おやすみする内にだんだん部屋の中が暗くなっていき、視覚からもおやすみの準備をしてくれますよ。眠たくない主人公のうさぎに共感しやすいので、なかなか寝たくない子供にの寝かしつけにおすすめです。「読み終わった後に電気の消しやすい絵本だった」との口コミもありました。
そらまめくんのベッド(なかや みわ著)
「かして、いいよ」の物の貸し借りを学べる絵本でもありますが、出てくるそらまめくんのベッドが気持ち良さそうで、ぜひ寝てみたい気分にさせられます。優しい気持ちなるストーリーで、最後にはみんなで眠るシーンがあるので、寝かしつけにもぴったりです。口コミには3歳の子供を持つ親の声が多く、「最後はみんなで、おやすみなさいをしている」などの声がよせられていました。
おやすみはたらくくるまたち(シェリー・ダスキー リンカー著 トム・リヒテンヘルド絵 福本 友美子翻訳)
働く車達のおやすみ姿が描かれています。クレーン車にダンプカー、ショベルカーと働く車が大好きな子供におすすめの寝かしつけ絵本です。最後の「しー、おやすみ」は子供も真似したくなるセリフです。大好きな働く車と一緒に眠りにつきたくなりますよ。「働く車好きな子供に読んでいると、読み終わる頃には自然と寝るモードになってくれる」との口コミもありました。
まとめ
寝かしつけ絵本は、優しいストーリーや親子でリラックスできる内容も多くあります。パパママにとっても寝かしつけは一日の最後の大仕事ですが、親子で楽しめる寝かしつけ絵本で素敵な夜の時間を過ごしてみて下さい。