生後9ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイント! 離乳食や遊び方も解説
目次
生後9ヶ月の赤ちゃんの育児のポイント
生後9ヶ月の赤ちゃんのお世話で、ポイントとなる点を確認しましょう。
9~10ヶ月健診を受ける
赤ちゃんの発育や発達、栄養状態などを確認し、見過ごされがちな疾患や障害を早期に発見しサポートするため、任意健診として「生後9ヶ月健診・生後10ヶ月健診」があります。
おもな健診内容は、人やおもちゃなどにきちんと関心を示すか、視線が合うか、ハイハイやつかまり立ちの兆候が見られるかなどです。また、離乳食が3回食になる時期でもあるので、食事内容の確認や歯磨きの指導なども行われます。何気ない疑問から心配事まで医師などの専門家に相談できるいい機会ですので、ぜひ受けるようにしましょう。
事故防止対策をする
赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちをし始めると、転倒や転落、衝突などの危険が増えます。そのため、以下のような事故予防の対策をしてあげましょう。
- ベランダから転落しないように窓はきちんと締め、踏み台になるものは置かない
- テーブルクロスを引っ張り上の物を落とさないよう、クロスの長さを調整する
- 赤ちゃんが転びにくくするため、床にジョイントマットを敷く
- ローテーブルなど、角がある家具にコーナーガードをつける
- 階段や玄関などの段差がある場所やキッチンなどの危険な場所にベビーゲートを設置する
- 赤ちゃんの手が届く場所に危険なものは置かない
- 引き出しやドアにストッパーを付ける
タンスのゲン 6畳用 32枚組ジョイントマット 【大判56.5cm】
大判型のジョイントマットです。敷き詰めれば6畳分になり、赤ちゃんが存分にハイハイできる広さになります。厚さも1cmで、赤ちゃんが転んでしまっても衝撃を和らげてくれます。床暖房対応なのも特徴です。
生活リズムを整える
新生児の頃は一日のほとんどを寝て過ごしていた赤ちゃんですが、生後9ヶ月になると体内時計がほぼ完成し、昼夜の区別がつくようになります。ですが、生後9ヶ月の赤ちゃんは、まだ体内時計が乱れやすいです。以下のポイントをおさえ、早寝早起きを心がけて意識的に赤ちゃんの生活リズムを整えてあげるようにしましょう。
- 朝目覚めたら太陽の光を浴びさせる
- 日中はできるだけ活発に遊ばせる
- 午後のお昼寝を夕方までさせない
- 離乳食の3回目は19:00までにあげるようにする
- 遅くても21:00までに寝かしつける
生後9ヶ月の赤ちゃんとの遊び方
ハイハイやつかまり立ちができるようになり、好奇心もさらに旺盛になる生後9ヶ月の赤ちゃん。室内や外での遊び方も変わってきます。コミュニケーション力や言葉の発育が促されるよう、パパママも一緒にたくさん遊んであげましょう。
手遊び
生後9ヶ月は、パパやママの動きを見て、手足を動かせるようになってくる時期です。嬉しい時や頑張った時に手をパチパチと叩くのもおすすめ。次第にまねてできるようになっていきます。また、「いないいないばあ」「おつむてんてん」や、歌に合わせて手をたたく、おなかこちょこちょなどの手遊びを一緒にしてあげるのもいいでしょう。
ティッシュやスカーフ遊び
生後9ヶ月は周りの変化や動きに興味が出てくる時期でもあります。そのため、ティッシュやスカーフのように柔らかく形が変わるもので遊ぶのもおすすめです。たとえばティッシュやスカーフを手の中に丸めてパッと広げたり、ふわりと落としたり。赤ちゃんの顔を優しくなでるのもいいですね。
引っ張れば次々に出てくるボックスティッシュにも興味を示し始めます。赤ちゃんにティッシュをおもちゃにされると困ってしまうパパママは、空のボックスティッシュにハンカチを入れて赤ちゃんに引き出してもらうのもおすすめです。ただし、ハンカチなどで赤ちゃんが窒息しないように遊ぶ時は注意してくださいね。
高い高い
パパママは赤ちゃんを高い高いをして遊んであげましょう。高い高いは、6ヶ月前後のまだ首が座っていない赤ちゃんには、頭を強く揺さぶられることによって脳に損傷を受けてしまう「揺さぶられっ子症候群」になる可能性があるためできません。
生後9ヶ月になれば、赤ちゃんの首の筋肉が発達し上手に頭を支えられるようになって、脳が衝撃を受けにくくなってきます。ただし、まだ頭が大きく不安定な時期でもあるので、頭や身体全体を前後・左右に大きくガクガクとゆさぶるのは絶対にやめてください。赤ちゃんを高い高いをする時は、頭とお尻をしっかりと支えて優しくしてあげましょう。ママやパパの顔の付近や頭上まで持ち上げるだけでも赤ちゃんは十分喜んでくれますよ。
外遊び
まだ赤ちゃんが歩けなくても、外での遊びに慣らしてあげましょう。ベビーカーで近所の公園へ行って少し大きなお友達が遊んでいる姿を見せたり、芝生に下ろして自由にハイハイさせたりするだけでも赤ちゃんにいい刺激になります。
シートベルトが付いている赤ちゃん用のブランコがあれば乗せてあげるのも楽しいですね。また児童館や支援センターもおすすめ。おままごとセットやプラレール、ブロックなど様々なおもちゃがそろっていますし、年齢の異なる乳幼児と触れ合う良い機会にもなります。
生後9ヶ月の赤ちゃんのおすすめおもちゃ
生後9ヶ月になれば、赤ちゃんは感情表現が豊かになってきて、一人遊びもできるようになってきます。音や光が出るなど、赤ちゃんが興味を示し、じっくりと遊べるおもちゃを選んで与えてあげましょう。ページをめくるたびに驚きのからくりがある「しかけ絵本」も、生後9ヶ月の赤ちゃんの感受性を育むのにぴったりです。生後9ヶ月は親指と人差し指を使って小さなものをつかめるようになる頃なので、まずはパパやママがページのめくり方を見せてあげて、赤ちゃんにページをめくるように促してあげてもいいでしょう。自分でページをめくる喜びとからくりの楽しさを味わってもらうことができますよ。
音楽とたのしく遊ぼう! アンパンマン 森のマジカルボンゴ
声や音、光の演出が楽しいアンパンマンのボンゴのおもちゃです。打面が低く広くなっているので、赤ちゃんが叩いて遊びやすいです。アンパンマンの人気曲も入っています。
フィッシャープライス(fisher price) バイリンガル リンキマルズ ハリネズミ
カラフルなフィッシャープライスのハリネズミおもちゃです。数字の書かれたボタンを押すと、数字をおしゃべりしてくれて、1から5まで順番に押すことができるとメロディーが流れる仕掛けになっています。ローラーを回したり、引きひもでひっぱったりすれば、日本語と英語で歌が流れるので、赤ちゃんに英語の音に慣れさせたいパパママにおすすめです。
どうぶついろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん)
ページをめくると、隠れていた動物が次々とあらわれるしかけ絵本。型抜きされた穴の形やカラフルでかわいいイラストが赤ちゃんの好奇心を刺激します。色を指さしながら「次は何が隠れているんだろう?」と読んであげてください。親子一緒にわくわくしながら楽しめる一冊です。
まとめ
赤ちゃんの発育や発達には個人差がありますので、こちらで紹介した内容ができなくても心配する必要はありません。順を追って一つ一つの事が出来るようになっていく赤ちゃんもいれば、昨日出来なかった事が突然出来るようになる赤ちゃんも。子供自身の個性や歩みを大切に、ゆっくりと成長を見守ってあげたいですね。