赤ちゃんのおむつかぶれの原因、予防、対処法! ママが自宅でケアする方法、お薬はある?
目次
赤ちゃんのおしりがおむつかぶれになった時の対処法
パパママがしっかり注意していても、赤ちゃんのおしりがおむつかぶれになることもあります。もし、おむつかぶれになってしまったらどうすればいいのか、対処法をご紹介しましょう。
おむつかぶれの対処法1:おしりの汚れをお湯で優しく洗い流す
赤ちゃんのおしりの皮膚はとても薄く、おしりふきの刺激で赤くなってしまう子もいます。おむつかぶれ中に赤ちゃんがうんちをした時には「お湯で洗い流す」のが一番おすすめです。
お風呂場でおしりを優しく洗う
おしりケアの王道は、お風呂で優しくおしり洗ってあげることです。筆者は赤ちゃんがやわらかいうんちをした時だけお風呂で肌を洗っていました。シャワーでおしりを優しく洗ってあげることで、おしりふきだけでは落としきれない、肌に残ってしまったおしっこやうんちも洗い流すことができます。
「おしりシャワー」や「おしり洗浄器」を使って洗う
おむつ替えのたびにお風呂場でおしりを洗うのは大変ですね。そんな時には「おしりシャワー」や「おしり洗浄機」が便利です。おしりシャワーは、赤ちゃんのおしりを洗い流すための小さなボトル容器で、数百円ほどで売られています。容器にぬるま湯を入れ、紙おむつの上で赤ちゃんのおしりにかけてあげると洗ったかのように肌がきれいになります。その後に乾いたガーゼで優しく肌ふいてあげ、おしりを乾かしてから新しいおむつを履かせてあげましょう。
リッチェル おしりシャワー レギュラー
その他、「温水おしり洗浄器」もおすすめです。温水おしり洗浄器は、お湯を入れた霧吹きで、中のお湯をぬるま湯のまま保温できるグッズです。3,000円~5,000円位なので少し高いと思うかもしれませんが、他の方法に比べて手間が少なく簡単におしりをケアできる優れモノです。お湯を使って床や服が濡れてしまうこともあるので、おむつ替えシートやタオルなどを一緒に使うようにしてくださいね。
おむつかぶれの対処法2:湯を含ませたガーゼやコットンでおしりを優しくふく
特別な道具を使わなくても、適温のお湯を含ませた清潔なガーゼやコットンなど、肌に刺激の少ない素材のものでおしりを優しくふいてあげるのも良いでしょう。
おむつかぶれの対処法3:おむつをこまめに取り替える
夏場はあまりおしっこをしていなくても、汗でおむつの中がムレておむつかぶれになりがちなので注意が必要です。赤ちゃんは汗っかきなので、おしっこをしていなくてもこまめにおむつを替えておむつの中のムレを防ぎましょう。
おむつかぶれの対処法4:おしりを十分に乾かしてからおむつをはかせる
おむつをはかせる前に柔らかいタオルやガーゼ、ペーパータオルで肌の水分をとってからおむつをはかせましょう。おしりが濡れたままでおむつをはかせると中がムレてしまいます。うちわを使っておしりを乾かしたり、ドライヤーを風だけのモードにして優しい風で肌を乾かしたり、紙おむつで少しあおいでからおむつをはかせてあげてもいいですね。
おむつかぶれの対処法5:オイルや保湿剤で赤ちゃんの肌を保護する
おしりが乾燥していても肌が刺激を受けやすいため、オイルや保湿剤で保湿して赤ちゃんの肌を保護してあげるといいでしょう。冬の乾燥はおむつかぶれの原因になります。病院で相談すると保湿剤を処方してくれるので、かかりつけの病院で相談してみましょう。筆者は小児科で「ヒルドイド」や「プロペト」(ワセリン)を処方してもらって赤ちゃんの肌に塗っていました。市販のベビーオイルやローションを使用してももちろんOKです。おしりに限らず、お風呂上りに全身をベビーオイルやローションで保湿してあげるママも多いですね。
おむつかぶれの対処法6:おむつの種類を変えてみる
メーカーによって紙おむつの素材が異なるのでいろいろなおむつを試してみてください。赤ちゃん用品店などで、おむつのサンプルを配布していることもあります。そういった機会を利用すると、いろいろなメーカーを試すことができますよ。布おむつの場合も、綿や麻やバンブーなどのいつも使っているものと素材を変えて赤ちゃんのおしりの様子をみていきましょう。
おむつかぶれの対処法7:市販の薬を患部に塗ってみる
軽度のおむつかぶれであれば市販の薬を塗って様子を見ることもあるでしょう。上記のお薬はおむつかぶれ以外にもあせもや湿疹にも効くので、赤ちゃんの肌荒れ対策としてあらかじめ用意しておくのもいいかもしれません。ただし、薬局等で購入できるこういった薬は病院で処方される薬より強くない、第3類医薬品です。塗り薬があまり効かないようであれば、病院で診察を受けてください。
おむつかぶれの対処法8:皮膚科や小児科を受診して薬をもらう
「もしかしておむつかぶれ? 」と思った時に何科の病院に行けば良いのか迷うパパママが多いようですが、まずは赤ちゃんのかかりつけ医に行くことをおすすめします。当然ながら、おむつかぶれの症状によって薬の処方は違います。症状が軽めのときは「保湿薬」や「非ステロイド外用薬」、症状が重いときは「ステロイド外用薬」を処方されることが多いようです。お医者さんの指示に従って正しい容量、用法で薬を使用してください。薬を使ってもおむつかぶれの症状が改善されない場合は、薬による「接触皮膚炎」の可能性もあるので、もう一度病院を受診しましょう。
まとめ:赤ちゃんの弱い肌をケアしておむつかぶれを予防してあげましょう
赤ちゃんはまだ肌が薄いので一度おむつかぶれになると、おむつかぶれの症状を繰り返してしまうことがあります。薬を塗ればむつかぶれの症状は改善していきますが、その原因となる状態を見直しておむつかぶれにならない肌環境を作ることがなによりも大事です。赤ちゃんの肌は敏感ですが、パパママは神経質になり過ぎずにむつかぶれの症状を把握して、それぞれの赤ちゃんの肌に合ったケアの方法を見つけていきましょう。