キッチンシンクの掃除方法は? 汚れの原因と裏ワザ、便利グッズまとめ
目次
汚れ別・キッチンシンクの掃除方法
毎日の掃除方法
キッチンシンクの掃除の仕方は意外と簡単です。食器を洗い終えたら、シンク掃除用のスポンジに台所用の中性洗剤をつけて、全体に円を描くように撫でて汚れを浮かして水で落とします。台所用中性洗剤には洗浄成分である界面活性剤が含まれているので、油汚れを落とす効果があるのです。中性洗剤で掃除する際は、シンクの周りを囲んでいる壁面から掃除し、壁面が終わったら底面を掃除します。生ゴミ三角コーナーの下と排水口周辺は汚れが溜まりやすいので、念入りにスポンジを滑らせましょう。洗い終わったら水で流します。次に、乾いたタオルで蛇口を囲い左右に滑らせて汚れを拭き取ります。最後に、シンクについた水気を軽く拭き取れば終了です。毎日のこれだけやるだけで、汚れを溜めないシンクにすることができます。食器洗いが終わったその手でシンクや排水口、蛇口も一緒に洗ってしまいましょう。
気になる汚れの徹底掃除:水垢
水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使って掃除するのが効果的です。クエン酸スプレーを水垢の気になるところにスプレーして、1〜2時間放置しましょう。その後スポンジで優しくこすって流せば終了です。クエン酸の代わりに、お酢やレモン汁でも代用できます。クエン酸を使っても水垢がこびりついて落ちない場合は、クリームクレンザーを使って掃除します。スポンジにクレンザーをつけて、シンクや蛇口部分の落ちない水垢をこすります。その後水で流して、新たな水垢の原因になる水滴をしっかりとふき取っておきましょう。
気になる汚れの徹底掃除:油汚れ
油汚れが残って気になる場合は、油汚れは酸性なのでアルカリ性の重曹を使って掃除しましょう。まず、シンクに直接重曹をふりかけて、その上にラップやキッチンペーパーをかぶせてパックします。しばらく放置してから洗い流すと、油汚れがスッキリ落ちています。重曹には消臭や殺菌効果もあり、さらに油汚れだけではなく石鹸カスも同時に落とすことができるので、キッチンシンクを効率良く掃除できますね。
気になる汚れの徹底掃除:ヌメリ
排水口や生ゴミ三角コーナーなどヌメリが気になる部分には、重曹とクエン酸スプレーを使うと効果的です。排水口の場合は、排水口カバーと中にあるゴミ受けを取り外し、しっかりと重曹をふりかけます。次に、重曹の上にクエン酸スプレーを吹きかけると、化学反応を起こして発泡し、この泡で汚れを浮かせることができます。この時同時にヌメリと悪臭も取り除いてくれます。5分ほど待ってから洗い流します。
気になる汚れの徹底掃除:石鹸カス
石鹸カスは酸性なので、アルカリ性の重曹で中和させて汚れを落とします。濡らしたスポンジで重曹をつけて石鹸カスのついた部分を軽くこすり、しばらく待ってから水で洗い流します。
気になる汚れの徹底掃除:サビ
ステンレスのサビつきは、軽いものなら重曹で落とすことができます。サビがついた部分に重曹をかけて、スポンジでこすります。目の細かいメラミンスポンジを使うとより効果的です。その後、水で洗い流してから乾拭きしてしっかりと水分をふき取れば完了です。
キッチンシンクを簡単に掃除する裏ワザ
汚れを溜めないためには日々の掃除が大事ですが、疲れている時などキッチンシンクの掃除が大変な時もありますよね。こんな時裏ワザを覚えておくと、ほんの少しキッチンシンク掃除が楽になります。ここからはキッチンシンクの掃除を簡単にする裏ワザを見ていきましょう。
簡単裏ワザ1:使い古したストッキングで水垢対策
先程毎日の掃除で、タオルを蛇口に巻きつけ左右にこすって汚れを落とすと説明しましたが、タオルよりも目の細かいストッキングも有効です。伝染したストッキングなどをを使って蛇口をこすってみると、想像以上に汚れを落とすことができます。
簡単裏ワザ2:排水口のヌメリ防止にはアルミホイル
排水口のヌメリが気になる場合は、排水カゴを取り、排水口のふちに軽く丸めたアルミホイルを入れてみましょう。個数は四隅に1個ずつ、4個ぐらいがベスト。アルミホイルが雑菌の繁殖を防いでくれ、ヌメリ防止にも役立ちます。1週間ほど使ったら次のものに交換しましょう。「アルミホイル入れるだけでいいの?」と思った人はぜひ試してみてくださいね。
簡単裏ワザ3:三角コーナーのヌメリ対策には10円玉
排水口と同じくらい汚れが目立つのが生ゴミ三角コーナーですね。特に夏場はにおいも気になります。生ゴミ三角コーナーに10円玉を入れると、ヌメリ防止に役立ちます。10円玉は銅でできているので消臭殺菌効果があり、ヌメリ防止が期待できるのです。三角コーナーにネットをつける場合は、ネットの下に10円玉を入れるのがポイントです。
キッチンシンクを簡単に掃除できる便利グッズ
毎日使うキッチンシンクはすぐに汚れてしまうのでこまめな掃除が必要ですが、できれば簡単に済ませたいですよね。キッチンシンクの掃除が楽になるお助けグッズを使うのもおすすめです。
和気産業 シンク用プロクリーナー
こちらのクリーナーは商品名の通り、プロも使っている研磨剤です。普段のお手入れで汚れは落とせても、くすみまでは取れにくいものです。ステンレス素材専用の研磨剤ですが、超微粒子の研磨剤を使い、つやピカのキッチンに磨き上げることができます。商品には手袋とクリーナー、そしてスポンジがセットになっており、開封後はできるだけ使い切ることが推奨されていますが、お風呂や洗面台でも使えるので、1本持っているとどこでも使えます。
お願いだから5日間待って 排水口用
斬新な商品名が気になるこちらの商品は、今まで、排水口の汚れを見て見ぬふりをしてきたという人におすすめの商品です。使い方はというと、商品名の通り5日間吊るしておくだけ。BN菌という微生物が排水口に溜まった汚れを分解! 5日目にお湯で流せばヌメリや汚れが除去されています。さらに、5日目以降は1ヶ月間吊るして使い続けられるので、きれいな状態がキープできます。
何もつけずに洗えるシンク用スポンジ
重曹やクエン酸が切れてしまった時や、簡単に済ませたい時におすすめなのが、こちらのシンク用スポンジです。洗剤を含ませて使えるスポンジがついていますが、アルミニウムの粒子を混ぜた不織布部分なら、洗剤を使わずシンクを傷つけずに掃除することができます。スポンジも食器用と普段使い用のほか、ちょっと楽をしたい時用に準備しておくと、時短で掃除をすることができるので便利です。
小さな汚れにはメラミンスポンジ
水回りのお掃除で、特に小さな溝や隙間に便利なのがこちらのメラミンスポンジです。小さなサイコロ上なので、キッチンシンクの隅の水垢落としに重宝します。小さくカットされたメラミンスポンジをキッチンシンク周りに置いておけば、汚れたあとササっとお掃除できて、水滴も残しません。
まとめ
調理後に油がついたフランパンなどを洗うとどうしても油汚れがシンクに残りますよね。食器洗いのついでにシンク掃除も習慣にしてしまえば、汚れがこびりつくこともなくキッチンシンクをきれいに保つことができます。なかなか落ちないしつこい汚れがある場合は、汚れの種類によって効果的な掃除方法があるので、ぜひ紹介した掃除方法を参考にしてみてください。毎日のちょっとしたお掃除でキッチンの印象も大きく変わるので、今日から「食器洗いのついでに掃除」を実践してみましょう。