水道水で粉ミルクを作る時の沸騰時間や注意点! ミネラルウォーターやウォーターサーバーは安全?

水道水で粉ミルクを作る時の注意点とおすすめアイテム、

水道水で粉ミルクを作る時のポイント
水道水で粉ミルクを作る場合に押さえておきたいポイントをご説明します。

一度10分以上沸騰させたお湯は保温させておくと便利

粉ミルク育児の赤ちゃんの場合には、1日に5~7回ほどミルクを与えることになります。赤ちゃんの授乳の度に水道水を沸騰させていては手間がかかり大変ですよね。粉ミルク育児では、一度にある程度まとめて沸騰させたお湯を作ってしまい、保温機能のある容器に入れ保存しておくのがおすすめです。調乳に適した温度である70℃に保温設定できる電気ポットや、ボトルウォーマー、調乳ポットなどを使えば、粉ミルク用に適した温度を保ちながらお湯を保存できます。

調乳に最適な70℃に保温してくれる調乳ポット

沸騰したお湯をポットに入れウォーマーにセットすれば、約80分で調乳に適した70℃のお湯を作ってくれます。ポットは耐熱ガラス製なので、ポットに入れる沸騰したお湯は電子レンジで作ることもできます。
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赤ちゃんが泣いているとミルク作りも焦ってしまいがち。調乳ポットがあれば、お湯を沸かしたり、調乳の適温に冷ます手間がなく便利です。おでかけ時には調乳用のステンレスボトルが活躍しますよ。調乳ポットの選び方やおすすめ、使う時の注意点もあわせて紹介します。

保温と殺菌機能付きの便利なボトルウォーマー

哺乳瓶にお湯を入れてセットしておけば、哺乳瓶ごと調乳に適した温度で保温しておけるので、毎回のミルク作りが楽になります。スチームの殺菌機能も付いていて、哺乳瓶の消毒もできます。
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哺乳瓶ウォーマーは哺乳瓶にお湯を入れた状態で調乳に最適な温度のままストックしておくことができ、粉ミルク作りを楽にしてくれます。哺乳瓶ウォーマーは、液体ミルクや母乳の温め直しにも便利です。哺乳瓶ウォーマーの選び方やおすすめ、使い方の注意点も紹介します。

沸騰後に保温したお湯は1日ごとに作り替える

沸騰後に保温したお湯は1日ごとに作り替える
一度沸騰させて粉ミルク用に作ったお湯の保存期間は常温で1日です。水道水を沸騰させ残留塩素を取り除いたお湯は、通常の水道水よりも雑菌が増えやすくなっているので、粉ミルク用のお湯は1日ごとに取り替えましょう

粉ミルクに水道水を使う場合、浄水器はあった方がいい?

粉ミルクに水道水を使う場合、浄水器はあった方がいい?
「水道に浄水器を付けていれば水道水の危険性はなくなるのか」というと、実はそうでもないのです。浄水器は、水道水の残留塩素やトリハロメタンを除去してくれる働きがあり、もちろん浄水器を通した水道水の方が安全性は高まります。しかし、浄水器を通しても、残留塩素やトリハロメタンを完全に取り除くことは難しく、浄水器自体の内部に繁殖した菌が水道水に混ざりこんでしまう心配もあります。たとえ水道に浄水器を付けていても安心せずに、しっかりと水道水を沸騰させてから粉ミルク用に使ってくださいね。

ミネラルウォーターやウォーターサーバーでも粉ミルクは作れるの? 注意点は?

ミネラルウォーターやウォーターサーバーでも粉ミルクは作れるの? 注意点は?
ここからは、粉ミルク用にミネラルウォーターやウォーターサーバーの水を使う場合についての注意点をご説明します。

ミネラルウォーターは「軟水」を選ぼう

ミネラルウォーターは「軟水」を選ぼう
粉ミルク用にペットボトルのミネラルウォーターを使いたい場合は、ミネラル量が少ない「軟水」を使いましょう。軟水とは、WHO(世界保健機構)の基準で硬度(水1L中のカルシウムとマグネシウムの量を数値で表したもの)120mg/L未満の水を指します。軟水の中でも、赤ちゃんにはできるだけ硬度が低いミネラルウォーターが好ましく、硬度60mg/L未満のミネラルウォーターが最適ですよ。硬度120mg/Lを超えるミネラル量が多い「硬水」は、未熟な赤ちゃんの胃腸にミネラルが負担となり下痢を起こしてしまうことがあるため、粉ミルク用に使うのはやめましょう

ミネラルウォーターを選ぶ際、硬度の他に殺菌処理の有無も確認した方が良いでしょう。国内のすべてのミネラルウォーターは食品衛生法により殺菌・除菌が義務付けられ、主に加熱処理により殺菌済みですが、海外のミネラルウォーターは殺菌処理がされていないものもあります。殺菌処理をしていない水も厳しい条件をすべてクリアしているため、無殺菌でもそのまま飲める安全な水ですが、微量の細菌が含まれている場合もあります。抵抗力が弱い赤ちゃんは微量の最近でお腹を壊してしまうこともあるので、海外のミネラルウォーターを使用する場合は、沸騰消毒を行ってから調乳に使うようにしましょう。

「純水」はより調乳に最適

「純水」はより調乳に最適
ミネラルウォーター以外では、「純水」も粉ミルク用に適しています。「純水」とは、高精度のろ過処理によりミネラルや不純物をほとんど含まない水のことを言います

粉ミルクには赤ちゃんに必要なミネラルがすでにバランス良く含まれているので、ミネラルが多く含まれた水を使って調乳するとミネラル過多になってしまいます。その点、余分なミネラルが含まれていない純水なら、粉ミルクの栄養バランスを崩すことなく調乳できるためおすすめです。

粉ミルクに使用できる「軟水」と「純水」の一覧表

銘柄 硬度(約)(mg/L) 殺菌処理 殺菌方法
純水 ベビーのじかん 赤ちゃんの純水 0 ろ過殺菌・加熱殺菌
ベビー ピュアウォーター 0 ろ過殺菌・加熱殺ろ過殺菌・加熱殺菌
軟水 サントリー天然水奥大山 20 加熱
アサヒおいしい水 富士山のバナジウム天然水 30 非加熱、ろ過無菌製法
サントリー天然水南アルプス 30 加熱
富士ミネラルウォーター 38 加熱
クリスタルガイザー 38 非加熱、オゾン殺菌
アサヒおいしい水天然水六甲 40 加熱
日本コカ・コーラ森の水だより 36.1 加熱
日本コカ・コーラいろはす 27.7~40.3 加熱
キリンアルカリイオンの水 55~64 加熱
ボルビック 60 ×
サントリー阿蘇の天然水 80 加熱

ミネラルウォーターは、スーパーやコンビニで手軽に購入することができますが、純水はベビー用品店などで販売していることが多いです。海外のエビアン、ヴィッテル、コントレックスなどは硬水なので、粉ミルク作りに使用することは避けましょう。

ウォーターサーバーは軟水を選び、給水口などを衛生的に保つことが大切

ウォーターサーバーは軟水を選び、給水口などを衛生的に保つことが大切
ウォーターサーバーを粉ミルク用に使いたい場合も軟水を選ぶことが大切です。現在、国内のウォーターサーバーのほとんどは軟水なので、粉ミルク用に適しています。ウォーターサーバーのボトル内の水は、製造過程で殺菌・除菌処理が済んでおり、塩素消毒される水道水と違って残留塩素やトリハロメタンが含まれている心配もないので、温水が出るウォーターサーバーを選べばそのまま調乳に使用できます。
ただし、ボトル内の水は安全でも、ウォーターサーバーのメンテナンスをきちんと行っていないと、注ぎ口やパイプにたまった雑菌が水に付着し、安全な水ではなくなってしまいます。給水口やボトルの差込口をアルコールスプレーやアルコールティッシュを使って定期的に拭き掃除してメンテナンスをしっかり行い、ウォーターサーバー自体を清潔に保つように気を付けましょう。サーバー本体に除菌機能やクリーニング機能が備えられているものもあるので、検討してみるのも良いでしょう。
赤ちゃんがいる家庭向けにお得なプランを準備しているメーカーもあるので、チェックしてみてくださいね。

ウォーターサーバーフレシャス「ママパパプラン」

まとめ

まとめ
大人と違って胃腸が未熟で抵抗力が弱い赤ちゃんには、水の種類によっては体の負担になってしまうため調乳に適さない水もあります。水道水、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーのそれぞれの特徴を踏まえ、赤ちゃんに適した水を選んでミルク作りを行いましょう。

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はいチーズ!Clip編集部

はいチーズ!Clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!