赤ちゃんの疳の虫(かんのむし)って何? 原因と対処法を紹介

「疳の虫がいる」のはよくないこと?

「疳の虫がいる」のはよくないこと?
「疳の虫がいる子」や「疳の虫が強い子」は、様々な刺激に敏感なタイプです。言い換えれば、感受性が人一倍強いということ。またエネルギーが有り余っている子供とも言えます。こういったタイプの子供を持つパパやママは、子供の興味があることや能力を発揮しやすい世界を見つけてあげましょう。子供のエネルギーをそこに向かわせてあげることで、その道の能力がグングンと伸びる可能性があります。「疳の虫がいる」子供は、むしろ将来が楽しみなタイプと言えるのです。子供の個性だと思って、大らかな気持ちで見守ってあげてくださいね。

疳の虫の原因と対処法

疳の虫の原因と対処法
「疳の虫」の原因によって、対策方法が変わってきます。まずは自分の子供がどういった場合に夜泣きや癇癪を起こすのかを見極めて、原因に合った対策をとるようにしてください。

伝えられないもどかしさからくるストレス

乳幼児は、様々な知識や理解力がついてくる一方、自分の思いを親に伝えたいのにうまく言葉に表せません。そのもどかしさから感情が高ぶり、騒いだり泣いたりしてしまうことがあります。しかりつけるとさらに激しくなることがあるので、「○○したいの?」などと子供の心に寄り添いながら、落ち着くまで様子を見ましょう。

不規則な生活リズム

大人も生活リズムが乱れていると、身体の調子が悪くなってしまいますよね。それは乳幼児も同様です。不規則な生活が続くと疲れやイライラが溜まってしまいます。生活リズムを改善するためには、起きたら太陽の光を浴び、日中はハイハイや散歩など、できるだけ身体を動かすようにしましょう。これらを行うことで体内時計がリセットされ、心を安定させる「セロトニン」という物質が分泌されます。また、寝る時間の30分〜1時間前はテレビやスマートフォンは見せないようにしましょう。これらの機器から出るブルーライトの光は、眠気を起こす「メラトニン」という物質の分泌を妨げてしまうため、良質な睡眠がとれずに夜泣きに繋がってしまいます。

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赤ちゃんのもともとの気質

「疳の虫」の原因の一つに、「神経性素因」が上げられます。もともと「デリケート」や「神経質」なタイプの赤ちゃんは、少しの物音にも反応して泣いてしまうことがあります。また、生まれつき病気がちな赤ちゃんや、食が細い赤ちゃんも「疳の虫がいる」といわれます。騒音や糖分の取り過ぎが原因と考えられており、生活環境を見直すことで治まることがあります。

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やさしく抱っこしてあげる

赤ちゃんは生後6ヶ月前後に身近な人の顔を認識できるようになり、パパやママが離れていると不安を感じて泣いてしまいます。「分離不安」や「人見知り」は赤ちゃんが順調に成長している証ですが、「疳の虫が強い」タイプの子供は特にその傾向が強くなります。不安で泣いている場合は、安心させてあげるために優しく声かけをしながら抱っこをしてあげるといいですよ。また、夜泣きが激しい場合は背中をトントンする、頭をなでる、抱っこやおんぶをして少し歩くといった方法も効果的です。

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夜泣きの場合は一度完全に起こす

睡眠中に半分覚醒して、寝ぼけて泣いてしまうこともあります。しばらくあやしても泣き止まない場合は、思い切って一度起こしてあげましょう。

赤ちゃんの体調が悪い

赤ちゃんの顔色がすぐれない場合や食べ物を吐いてしまう場合、いつも元気なのに泣き声が小さい場合なども「疳の虫がついている」と言われます。こうした兆候が見られるときは何らかの病気が疑われますので、すぐにかかりつけの医師に相談をしましょう。

赤ちゃんの疳の虫にまつわるママたちの体験談

赤ちゃんの疳の虫にまつわるママたちの体験談
「癇癪がひどかった」「こういう対応をしたら落ち着いた」など、ママたちの体験談をご紹介します!

個性だと割り切っています

うちの娘は生後間もない頃から泣いてばかりの赤ちゃんでした。あやしても全く効果がないため、「泣きたい気分なんだね」と言いながらしばらく見守るようにしています。そのうち泣き疲れて、何もなかったようにおもちゃで遊びはじめていますよ。成長過程はいたって順調なので、この子の個性だと思って長い目でみるようにしています。

内弁慶だった我が子

うちの息子は3歳の頃、些細なことで泣いたり叫んだりしていました。保育園ではいたって普通だったので、外で頑張っている分、家族の前では甘えたかったのかもしれません。5歳の今ではだいぶ落ち着いてきましたよ。

将来が楽しみだと思うように

3歳の息子は自分で服を着たい、靴は脱がしてほしいなど、自己主張が激しいタイプ。それが叶わないとすごい勢いで泣き続けます。「服を着たらおやつを食べよう」「お部屋に入ったらトーマスを見ようね」など、交換条件や気を紛らわすことで少しはましになりました。大泣きされるのはつらいですが、こだわりが強い分、将来大物になるかも…と思うようにしています!

まとめ

まとめ
まずは「疳の虫」の原因がストレスや病気なのか、それとも生まれ持った気質なのかを見極めつつ対処するようにしてください。病気や外的要因によるストレスの場合はその原因を取り除くことが必要ですが、夜泣きや癇癪が激しい場合はその子の個性だともいえます。夜泣きや奇声などが続くとパパやママは困惑してしまうと思います。ですがこの状態はずっと続くわけではありません。今は成長過程であり、いずれ自然に収まっていくものですのであたたかい目で見守ってくださいね。

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!