子供用の自転車向けヘルメット着用は何歳までが義務? 違反したら? 人気のヘルメットやおすすめのヘルメットを紹介
目次
子供でも自転車に乗るときはヘルメットを着用すること
近場にちょっと出かけるときなど、自転車は本当に便利ですよね。特に子供が2人以上いるときや荷物が多い時などは、一気に運ぶことができるので重宝します。しかし、自転車は生身がむき出しになっている状態のため、自動車に比べて事故に遭った時の被害が大きくなってしまいます。警視庁によると自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負っています。特に子供は頭が大きいため、座席から落下したときに頭部に怪我を負いやすいのです。ヘルメットは子供の安全を十分に守るための必須アイテムなのですね。
道路交通法で定められた保護者の義務とは
道路交通法では「児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は用事を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」とあります。保護者は子供を自転車に乗せる場合、それが前座席でも後ろ座席でも関係なく、ヘルメットを着用するよう促すべきと法律で定められているのです。
13歳未満という年齢がポイント
道路交通法では13歳未満の子供は自転車に乗るときはヘルメット着用が義務とされています。それ以上の年齢に関しては義務ではなく「努力すること」となっていますが、18歳未満の子供には保護者がヘルメット着用するように指導することを条例で義務化している自治体もあります。このように法律や条例で子供のヘルメット着用の義務は定められていますが、努力義務なので違反したとしても罰金などはありません。しかし、子供の安全には変えられません。罰則がなくても積極的にヘルメットを着用するようにしていきたいですね。
子供用の自転車向けヘルメットはいつから着用するのか
ヘルメットメーカーにもよりますが、子供を自転車の子供用座席に乗せられるようになるのは首と腰が完全に据わった10ヶ月頃からです。ヘルメットは子供用座席に座れるようになったら着用させるようにしましょう。子供用座席に座らせる条件として、首・肩が据わっていること以外に、ヘルメットが無理なく着用できるかどうかも確認しておくことが大切です。
子供用座席に座らせるならヘルメットを着用する
子供用座席は自転車の高い位置に設置されているため、子供の足が地面につきません。自転車が転倒したときや、座席から降りようとして誤って転落したりなど危険が付き物です。そのような危険から頭部を守るために、ぜひ自転車の購入とともに子供のヘルメットのサイズを確認しておきましょう。
子供用の自転車向けヘルメットの選び方
子供が安全に自転車を利用するために、保護者としてヘルメット着用の義務は果たしていきたいものです。自転車の購入とともに、ヘルメットを選んでおくのがおすすめですよ。ここでは子供用のヘルメットを選ぶ際に抑えておいていただきたいポイントをご紹介します。
安全基準を満たした商品であるか
ヘルメットを選ぶ際に一番気になるのは安全性です。ヘルメットにはその安全性を示す「SGマーク」というものがあります。SGマークは安全に関する厳しい試験をクリアした信頼性の高い製品に付けられるものです。SGマークは安全性を証明するだけではなく、SGマーク付きのヘルメットの欠陥によって人身事故が起こった場合、1億円を限度とする対人賠償保険が付いているのです。様々なメリットがありますので、SGマークが付いているか購入前にきちんと確認しましょう。
ヘルメットのサイズ調整が可能か
子供用のヘルメットは、子供の頭にしっかりフィットするものを選びましょう。成長することを見越して大きめのサイズを着用すると、いざというときに脱げてしまうことがあり大変危険です。できるだけ長く使用したい場合には、頭囲のサイズ調整が可能なものを選びましょう。サイズ調整できるヘルメットだと子供の成長にも対応できますね。しかし子供の頭囲が調整が対応できるサイズを超えても、無理に着用させるのは大変危険ですので絶対にやめましょう。
子供に被らせたとき重くないか
ヘルメットが重いと子供の首に負担がかかり、子供自身も被るのを嫌がるようになってしまいます。安全性と同時に子供が被っていて不快に感じないかどうかも確認しましょう。子供用ヘルメットは通販でも購入できますが、販売店で試着してから購入を決めることをおすすめします。販売店では子供の頭のサイズを図ってもらい、しっかりフィットするヘルメットを選ぶことができますよ。
人気の子供用の自転車向けヘルメット3選
子供用ヘルメットは安全性を重視していることはもちろん、子供が自分から被ってくれるようにデザインも工夫されています。人気の子供用ヘルメットを厳選してご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ジョイパレット カブロヘルメット
アンパンマンやトーマスなど子供に大人気のキャラクターが特徴のこちらのシリーズは、子供が気に入って自分から被ってくれると評判です。あごひもは簡単に着脱できるワンタッチバックルなので、早いうちから一人で装着できるようになるでしょう。内部のパッドは取り外して洗えるので、暑くて汗をかく時期でも清潔感を保てますね。
OGK カブト チャイルドヘルメット
自転車をはじめ車両製品の製造販売で有名なOGKカブトが販売している子供用ヘルメットです。シンプルなデザインがおしゃれで、どんなコーディネートにも合わせやすいですよ。さらにこのヘルメットの最大の特長はその軽さです。約210gという超軽量ながら、安全性も高くしっかり頭部を守ってくれます。小さなお子さんのヘルメットデビューにおすすめしたい商品です。
ブリヂストン bikke キッズヘルメット
ブリヂストンの電動アシスト自転車「bikke」(ビッケ)のオプションパーツとして販売されているヘルメットです。7種類のデザインがあり、bikkeをお持ちであれば自転車とおそろいのデザインを楽しむことができます。このヘルメットは横幅が広く、窮屈さを感じない設計になっており、被り心地は快適です。筆者の子供は1歳からこちらのヘルメットを使用しています。頭が大きめなのですが、バックのベルトでサイズ調整ができるので頭が締め付けられることなく快適そうです。目的地についても脱ごうとしないくらいお気に入りです。
男の子向け子供用の自転車向けヘルメット3選
子供用ヘルメットには男の子が大好きな格好いいデザインのものもありますよ。男の子がきっと気に入るおすすめの子供用ヘルメットをご紹介します。
ブリヂストン 幼児用ヘルメット colon
車のデザインが可愛く施されているヘルメットです。このヘルメットの外表面には衝撃に強く割れにくいABS樹脂が使用されており、強い衝撃から子供の頭を守ってくれます。またブリヂストン製でも2,000円台というお手頃価格で購入できるのも人気の理由の一つ。「メーカー製は高いから・・・」と敬遠されている方に、ぜひ一度チェックしていただきたい商品です。
アイデス キッズヘルメット 新幹線シリーズ
新幹線を大胆にデザインしたヘルメットです。電車や新幹線が大好きな男の子にぜひおすすめしたい商品です。日本人の頭の形を考慮した幅広設計で被りやすいのが特長です。また光を反射するリフレクターテープがついているので、夜道でも安心ですよ。
OGK KABUTO チャイルドメット WR-J
クールなデザインが人気なヘルメットです。スポーティーで格好いいデザインなので、幼児期から小学校まで長く活用できますよ。軽いソフトシェル設計が首への負担を軽くしてくれます。
女の子向け子供用の自転車向けヘルメット3選
ヘルメットはいかつく見えてしまいがちですが、可愛らしい花柄やキャラクターものなど女の子にも似合うデザインも豊富です。女の子がきっと気に入る子供用ヘルメットをご紹介します。
アイデス キッズヘルメット プリンセスシリーズ
女の子に大人気なディズニープリンセスデザインのヘルメットです。見た目の可愛らしさだけではなく、SGマーク付きで安全性がしっかり保証されています。反射材や簡単にサイズ調整ができるダイヤルアジャスター機能など、使いやすさにこだわったつくりになっていますよ。
TEITO 子供用ヘルメット
ピンクのハート柄が目を引くTEITOのヘルメットは価格がお手頃ながらも、安全性と機能性にこだわって作られています。ヘルメット内部に付けられているアジャスターで簡単にサイズの微調整ができます。またソフトシェル設計で首や肩に負担がかからないよう軽量化されるなど、子供が快適に着用できるよう様々な工夫がされていますよ。
Bern NINA 子供用ヘルメット
可愛らしい花柄や大人っぽいヒョウ柄など、他にはないデザインが楽しめるのがこのヘルメットです。デザイン性が高いだけではなく通気性と弾力性に優れ、長時間使用していても蒸れにくく耐久性が高いつくりになっていますよ。
まとめ
ヘルメットを被らずに自転車に乗っている子供を見かけることがありますが、親として子供の安全を確実に守るために、ヘルメット着用の義務はきちんと果たしていきたいものですね。子供によっては違和感からかヘルメットを被りたがらない子供もいるかもしれませんが、あきらめずに被ってもらえるよう促しましょう。
安全について説明することはもちろん、どうしても嫌がるようなら子供が好きなキャラクターのものを選んでみたり、お気に入りのシールでデコレーションしてみるなど子供が気に入るように工夫してみてはいかがでしょうか。子供と一緒に安全に自転車を楽しみたいですね。