保育園の保育料は年収によって違うの? 子供の年齢、世帯年収別に保育料を紹介!!

子供の年齢、年収、住む地域、何人目かによって保育料が変わるって本当?

子供の年齢、年収、住む地域、何人目かによって保育料金が変わるって本当?
保育園の保育料は、通常の子育て費用にプラスして毎月の家計にのしかかってくる、決して軽視できない負担です。この保育園の保育料は一律の料金だと思っている方はいませんか? 私も保活を始めてから知り、驚いたのですが、実は、保育料は子供の年齢、年収、住む地域などによって変わります

激戦の保活を乗り越え、いざ保育園に入園となった際に、思っていた金額よりも保育料が高かったというケースをよく耳にします。それは保育料が安いというイメージがある、認可保育園の場合の話なのでさらに驚きでした。ぜひ、前もって今のご自身の家庭の状況を確認して、入園したい(もしくは入園予定の)保育園の保育料を確認してみてください。

ちなみに、認可外保育園の場合は国や自治体からの補助金を受けていないため、一般的に認可保育園よりも保育料が高めとなっています。園ごとに保育料を自由に設定しているため、年収などに関わらず一律の料金であることが多いのです。

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子供の年齢で保育園の保育料が変わる理由

認可保育園は家庭の状況によって保育料に差があり、認可外保育園は保育料が一律の場合が多い、とご紹介しましたが、認可外保育園でも子供の年齢によって保育料が変わります。認可、認可外保育園ともに、子供の年齢で保育園の保育料が変わるのはなぜでしょうか。それには正当な理由があります。子供の年齢によって1人の保育士が担当できる児童数が違うためです。

保育士が担当できる子供の人数の目安については、「保育士の配置基準」として国が基準を定めています。0歳児は子供3人に保育士1人以上、1・2歳児は6人につき1人以上、3歳児は20人につき1人以上、4・5歳児は30人につき1人以上を配置しなければならないとされています。0歳児や1~2歳児は多くの保育士が必要となるため、保育料も高くなるのです。一方、3歳児以上になると保育士1人あたりが担当できる人数が増えるため、保育料は安くなります。

ただし、国が定めた配置基準はあくまで目安です。自治体が独自に認可保育園の保育士の配置基準を設定していたり、認可外保育園も園の独自の基準で運営していたりするケースがあります。0歳児や1~2歳児はパパママが家で育てるのも大変な時期で、保育士1人あたりに担当できる子供の数が限られると知り「確かにそうだろうな」と思いました。一方で3歳から保育士が担当できる子供の数が増えると知り「子供が3歳児以上になれば、子育ても楽になるのかな…」なんて思ったりしていました。実際は違いましたが(笑)。

パパママの世帯年収で保育園の保育料が変わる理由

パパママの世帯年収で保育園の保育料が変わる理由
なぜ世帯年収によって認可保育園の保育料が変わるのでしょうか。認可保育園は「保育を必要とする」子供を預り、保育することを目的とした福祉施設で、世帯年収が低い家庭には自治体からの支援が行われています。そのため、世帯年収が高くなるほど子育ての費用面での支援が必要なくなるという自治体の判断があり、子供の保育料が高くなるのです。「世帯年収が高いと子供の保育料が高くなる」というのは少し誤解を招く表現ですね。「世帯年収が低い家庭には自治体から保育料の補助があり、保育料が安くなる」の方が正しい表現かもしれません。ちなみに、世帯年収とは同じ世帯全員(パパママの合計、シングルファザーやシングルマザーの方は一人分)の所得の合計額のことをいいます。

保育料算出の切り替え時期は9月となっており、4月~8月分は前年度分、9月~3月分は当年度分の住民税額により保育料が計算されます。ただし、少し前にもご説明したように、認可外保育園の場合は国からの補助金を受けていないため、世帯年収は関係なく一律の保育料であることが多いです。

自治体からの補助金が違うため、保育料は住む地域で変わります

自治体の補助金が違うため、保育料は住む地域で変わります
自治体によって認可保育園の保育料は違いますが、実は保育料の上限は全国一律で決められています(保育料の上限は年齢や保育時間によって違いますが、約10万円ほど)。では、なぜ住む地域によって認可保育園の保育料が違うのでしょうか? 認可保育園には自治体からの補助金が支給されているという話を先ほどしましたが、自治体により認可保育園への補助金額に違いがあり、これが地域ごとに保育園の保育料が違う理由となっています。

今、お住まいの各自治体が独自に保育園の支援ルールを設定し、パパママの保育料の費用負担を軽減しています。保育園の支援ルールは自治体の財政状況や、子育て世帯をどれほど積極的に受け入れたいかによって、大きく差が出てきます。各自治体の子育て支援内容によって住む地域を決めたり、引っ越したりというパパママもいるほどです。そのため、「待機児童が少ないと聞いて引っ越したら、保育料は周りの地域よりも高かった… 」なんてことも起こります。

子育ての観点から引っ越し先を決める際には、待機児童が深刻かどうか、子供の教育費の支援があるか、子供への医療費助成の充実度など、いろいろな観点があります。まずは保活を勝ち抜いて、希望の保育園に入園できるかどうかが重要なので、待機児童問題が深刻ではない地域が人気になりがちです。

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何人目の子供かでも保育料は変わります

何人目の子供かでも保育料は変わります
子供の人数によっても保育料は変わります。住んでいる自治体によって保育料の軽減額は異なりますが、国の基準では2人目の子供は半額、3人目以降は無料となっています。ただし「同じ世帯から2人以上の子供が同時に保育園に通園している」、「2人とも認可保育園に通園している」などのルールがあるため注意が必要です。

子供の年齢が離れていて、既に上の子は保育園を卒園していたり、1人は認可外保育園に通園している場合などは残念ながら保育料軽減の対象外となります。これから2人目の出産を考えたい方は、保育園の保育料軽減ルールについても覚えておくといいでしょう。ちなみに、認可外保育園でも、2人以上を通園させる場合は園独自に保育料割引を設定しているケースもあります。事前に確認してみましょう。

保育園の保育料サンプルを世帯年収、子供の年齢ごとに計算

子供の年齢や人数、世帯年収、住む地域によって保育園の保育料が変わるというお話をしてきましたが「ウチの家庭はいくらになるの?」が一番気になるポイントですよね。そこで、この章では年収ごとの保育料の目安をご紹介しましょう。下記で紹介する保育料サンプルは世帯年収、子供の年齢ごとに計算していますが、住んでいる地域によって金額に違いがあります。下記保育料額はあくまで参考金額だと考えてください。

世帯年収が上がるほど、保育料は高くなる

下記の年収ごとの保育料表は「東京都新宿区在住で預ける子供は第1子、保育時間は11時間」として、専業主婦家庭と共働き世帯の2つのケースで算出してみました。詳しい条件は下記の表をご覧ください。

専業主婦世帯での年収、子供の年齢別、保育園の保育料サンプル

月ごとの保育料算出条件:新宿区在住。夫のみが働いている。預ける子は第一子。保育時間は8~19時

世帯年収 0~2歳 3歳児 4歳以上
400万円 9,400円/月 9,300円/月 9,200円/月
500万円 15,400円/月 10,900円/月 10,800円/月
600万円 19,100円/月 12,700円/月 12,600円/月
700万円 23,600円/月 15,800円/月 15,700円/月
800万円 29,200円/月 19,500円/月 17,300円/月
900万円 35,700円/月 22,000円/月 18,100円/月
1000万円 43,400円/月 22,800円/月 18,500円/月

共働き世帯での年収、子供の年齢別、保育園の保育料サンプル

月ごとの保育料算出条件:新宿区在住。妻の年収は300万円で固定。夫の年収を300万円から100万円刻みで上げていった世帯年収で計算。預ける子は第一子。保育時間は8~19時

世帯年収 0~2歳 3歳児 4歳以上
600万円 19,100円/月 12,700円/月 12,600円/月
700万円 21,500円/月 14,300円/月 14,200円/月
800万円 23,600円/月 15,800円/月 15,700円/月
900万円 29,200円/月 19,500円/月 17,300円/月
1000万円 34,200円/月 21,800円/月 17,900円/月

上記表より、世帯年収が上がれば上がるほど保育料が高くなるのが一目瞭然です。0~2歳児に比べて、4歳児の方が世帯年収ごとの保育料の差は小さくなっており、世帯年収が高い家庭では子供の年齢が上がると保育料が約半額ほどになっています。逆に世帯年収が低い家庭では、0~2歳児の時から保育料が安いため、子供の年齢が上がっても保育料はそれほど変わりません

今回はサンプルとして第一子の場合で算出しましたが、少し前にもご紹介したように、第二子の場合はおおむね上記表の半額、第三子は無料になることが多いです。保育料の詳細については今、お住まいの自治体に確認してみてくださいね。

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同じ世帯年収でも共働き世帯の方が保育料が安くなる?

同じ世帯年収でも共働き世帯の方が保育料が安くなる?
上記の保育料サンプル表を比較すると、世帯年収は同じなのに片働き家庭の場合と、パパママそれぞれが稼いでいる場合で保育料が違うのに気づきましたか? 実は、世帯年収が同じ場合でも、共働き世帯の方が片働きの家庭よりも保育料が安くなるのです。その理由としては、保育料は単純に世帯年収から算出しているわけではなく、住民税の税額から算出しているためです。そのため、夫婦それぞれで所得控除などが受けられる共働き世帯の方が保育料が安くなります。

一般家庭の保育園の保育料の平均は?

保育料 全世帯での割合 子供1人世帯 子供2人世帯
1万円未満 21.9% 20.7% 22.2%
1万円以上2万円未満 24.0% 18.8% 35.4%
2万円以上3万円未満 31.4% 31.5% 34.0%
3万円以上4万円未満 14.1% 17.6% 6.3%
4万円以上5万円未満 5.3% 6.9% 1.8%
5万円以上6万円未満 2.3% 3.1% 0.2%
6万円以上7万円未満 0.7% 1.0% 0.1%
7万円以上 0.3% 0.4% 0.0%
調査世帯での保育料平均 21,138円 22,970円 17,555円

一般家庭の保育園の保育料の平均は約21000円

それでは、一般家庭の保育園の保育料の平均金額はどれくらいなのでしょうか。すでに保育園に通園しているママもきっと気になっているはず。2015年の厚生労働省の「地域児童福祉事業等調査結果」のデータを上記表にまとめてみました。上記データによると、児童1人あたりの月額保育料の平均は21,138円でした。1万円以下の家庭から7万円以上の家庭までと、子供の年齢や世帯年収、住む地域によって大きく差が出ていることがわかります。7割強の家庭での保育料は3万円以内となっていました。

2019年10月からの幼保無償化で保育料負担は軽減されました

2019年10月からの幼保無償化で保育料負担は軽減されます
2019年10月より、幼児教育・保育の無償化がスタートしたのをご存知でしょうか? 子供の年齢などで受けられる支援内容は変わってきますが、幼保無償化では児童手当のように世帯年収による補助金額の違いはありません。詳しい内容は下記の記事リンクを見ていただきたいのですが、3歳以上の子供については3万7000円を上限に保育料の補助が受けられると考えてください。幼保無償化という制度名称ですが、保育料が完全に無料になるわけではありません。給食費など、幼保無償化の対象外となる費用もあります。

0歳から2歳の子供たちの利用料については、住民税非課税世帯(世帯年収が約200~300万円)を対象として補助が受けられます。幼保無償化は認証や認可外保育園に通う子供についても無償化の対象となります。認証、認可外保育園の保育料は認可保育園より高いので、認可以外に子供を通わせている子育て家庭にとっては非常に有難い制度ですよね。

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まとめ:保活の際には入園希望園の保育料を調べておきましょう

保活の際に保育料はあらかじめ調べておきましょう
いかがでしたか? 認可保育園の保育料は安いと聞いていたのに、いざ計算してみると予想よりも保育料が高かったという方も少なくないのではないでしょうか。お仕事をされているママは、復帰後に時短勤務になると収入が減るため、家計が厳しくなりますよね。これから保活や保育園への入園を考えている方は、前もってお住まいの地域の保育料がどれくらいになのか調べてみると良いでしょう。違う県や市区町村へ引っ越しの予定がある方は、今のお住いの地域の保育料と引っ越し先の保育料がどのくらい違うのか、調査して比べてみてください。

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はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Facebook、Twiiterなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!