【管理栄養士監修】生後10ヶ月の離乳食の進め方や量は? レシピ15選も紹介!
監修者紹介
生後10ヶ月の離乳食の1回量は?
生後10ヶ月の赤ちゃんが離乳食で1回に食べる目安量は、以下の通りです。
- お粥90g(大さじ6杯)~軟飯80g
- 野菜30~40g(大さじ4杯)
- 魚・肉15g (大さじ1杯)
- 豆腐45g(大さじ3杯)
- 全卵1/2
- 乳製品80g
魚・肉・豆腐・全卵・乳製品は、どれか1品の場合の量です。生後10ヶ月の赤ちゃんは、徐々に離乳食を食べる量も安定してきますが、上記で紹介した1回量は目安であって必ず食べさせなくてはいけないわけではありません。生後10ヶ月は栄養の多くを離乳食からとるようになるものの、まだミルクや母乳を飲んでいる赤ちゃんがほとんどです。この時期は、栄養面だけでなく、食事のリズム作りも大切な時期。また、手づかみ食べも始まるころです。赤ちゃんが食卓に向かって食べる意欲を持たせる工夫もしつつ離乳食を進めていきましょう。
生後10ヶ月の離乳食(3回食)スケジュール
06:00 授乳
10:00 離乳食+授乳
14:00 離乳食+授乳
18:00 離乳食+授乳
22:00 授乳
生後10ヶ月の赤ちゃんの1日の授乳回数は5回程度です。起床後と寝る前の2回と朝昼晩の離乳食後にあげる3回が目安です。ミルクをあげる場合は1日に飲ませていい量が決まっているので、起床後と寝る前の授乳ではミルク200ml、離乳食後にあげる場合は1回100mlを目安にしましょう。母乳は欲しがるだけあげていいですが、母乳でお腹がいっぱいになると離乳食の食べムラに繋がってしまうので、あげる時間には気を付けましょう。
生後10ヶ月の離乳食のポイントは?
食材の固さはバナナくらい
生後10ヶ月の離乳食では、噛む練習をします。生後10ヶ月の赤ちゃんが食べる離乳食の固さは歯茎で噛めるバナナ程度の固さを目安にしてください。固すぎてもだめですが、柔らかすぎても丸飲みの原因になります。
鉄分の多い食材を離乳食に取り入れる
生後10ヶ月は、断乳をしたりミルクを減らしたりする時期なので鉄分不足になりやすくなります。鉄分不足になると注意力の散漫や認知能力の低下、言語学習能力の低下、落ち着きのなさなどがみられるようになるとも言われています。このような状態を防ぐためにも、赤身の魚やレバーも積極的に離乳食メニューに取り入れるようにしましょう。
手作り応援 鶏レバーと緑黄色野菜 (2.3g×8包)×6個
鶏レバーと国産の緑黄色野菜のベビーフードです。自分でレバーペーストを作るのが大変な場合に役立ちます。離乳食のおかゆやうどんに混ぜて、手軽に赤ちゃんに鉄分をとらせてあげることができますよ。
味付けやとろみ付けで一工夫
生後10ヶ月は味覚が発達する時期でもあります。味付けは大人よりも薄味にして、パサつきがあって飲み込みにくい食材の時はとろみをつけるようにしましょう。外食時など大人と同じメニューを食べ始める赤ちゃんがいるかもしれませんが、濃い味付けのメニューはおすすめできません。
和光堂 たっぷり手作り応援とろみのもと徳用 45g
水溶きや加熱不要で、混ぜるだけで離乳食にとろみをつけることができます。着色料、保存料、香料不使用の安心商品です。
手づかみ食べも積極的に
生後10ヶ月ごろになると、手づかみ食べをしたがる赤ちゃんもいます。手づかみ食べが始まったら、離乳食に手づかみ食べメニューを取り入れてあげるといいでしょう。野菜スティックやおにぎり、ハンバーグなど、さまざまな手づかみ食べレシピがありますよ。赤ちゃんの服が汚れないように、お食事エプロンは長袖タイプのものがおすすめです。中には手づかみ食べをしたがらない赤ちゃんもいますが、無理に手づかみ食べをさせる必要はありません。赤ちゃんの様子に合わせてあげてくださいね。
食事用エプロン 長袖
手づかみ食べが始まると、離乳食をこぼしてしまったり、汚れた手で洋服を触ったりすることもあります。長袖のお食事エプロンは、洋服を袖までしっかり汚れから守ってくれ、ポケットがあれば食べこぼしもキャッチしてくれるので便利です。
食事中は赤ちゃんから目を離さない
手づかみ食べを始めると赤ちゃんは自分の口いっぱいに食べ物を詰め込んでしまう時があります。喉に詰まってしまう可能性があるので食事中は目を離さないでくださいね。
次のページでは、生後10ヶ月の離乳食おすすめレシピ15選をご紹介します。