哺乳瓶ウォーマーのメリットや使い方の注意点! 選び方やおすすめ5選も紹介
目次
哺乳瓶ウォーマーって何? 絶対に必要?
哺乳瓶ウォーマー(ボトルウォーマー)は、哺乳瓶にお湯を入れた状態で調乳に最適な70℃に保温してくれるアイテムで、水からの温めも可能です。哺乳瓶ウォーマーは温度設定ができるタイプもあり、調乳用のお湯以外にも、液体ミルクや離乳食の温め、哺乳瓶の消毒などができる多機能の哺乳瓶ウォーマーもあります。哺乳瓶ウォーマーは育児に必ず必要なものではないですが、赤ちゃんのお世話にあると便利なアイテムです。
哺乳瓶ウォーマーのメリットは?
お湯を調乳に最適な温度と量で哺乳瓶にストックしておくことができる
ミルク育児のパパママは、1日に何度もミルクを用意することになりますが、毎回お湯を沸かしたり、お湯やミルクの温度調整をするのは大変ですよね。哺乳瓶ウォーマーに70℃のお湯を保温しておけば、調乳したい時にすぐ使えるので、赤ちゃんが泣いている時や深夜の授乳などで手早く粉ミルクを作ることができます。
調乳後に冷蔵保存した粉ミルクや母乳を簡単に温めることができる
哺乳瓶ウォーマーは、冷蔵保存をしている粉ミルクや搾乳した母乳を哺乳瓶に入れた状態のままセットするだけで、赤ちゃんが飲むのに最適な40℃に温めることができます。冷蔵保存した粉ミルクや母乳を温める時は、40℃前後の湯煎で温める方法がありますが、自分でお湯の温度を調整したり、ミルクや母乳が温まったかを確認するのは手間ですよね。
電子レンジでは加熱ムラができてしまうこと、熱湯での湯煎はミルクや母乳の成分が壊れてしまうことから、温める方法には向いていないのでやめましょう。哺乳瓶ウォーマーがあれば、ミルクや母乳が入った哺乳瓶をセットしてスイッチを押すだけなので簡単に温めることができ便利ですね。
粉ミルクの販売メーカーは粉ミルクの作り置きは推奨していない
粉ミルクは栄養成分が豊富で調乳後は雑菌が繁殖しやすいため、粉ミルクを販売しているメーカーは粉ミルクの作り置きを推奨していません。世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)が作成した「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」には、粉ミルクを作り置きする時のルールとして「調乳したミルクは氷水で5度以下に冷却後、冷蔵保存し、24時間経ったら破棄する」と記載されています。母乳を冷蔵保存する場合は、保存期間は3日なので、期限を守り古くなった母乳を赤ちゃんに与えないように気を付けてください。
液体ミルクを簡単に温めることができる
液体ミルクは湯煎でも温めることができますが、哺乳瓶に液体ミルク入れ、哺乳瓶ウォーマーにセットすれば、簡単に赤ちゃんが飲む時に最適な40℃に温めることができます。液体ミルクの特徴は、常温のまま飲むことができる点でもありますが、赤ちゃんの中には温かくないミルクを飲みたがらない子もおり、液体ミルクを温めたら赤ちゃんが飲んでくれたという声もあります。液体ミルクを温める時は、哺乳瓶ウォーマーを使うと簡単に温めることができるので便利ですね。
哺乳瓶ウォーマーと調乳ポット・電気ポット・電気ケトルの違いは?
調乳ポット・電気ポット・電気ケトルの特徴や哺乳瓶ウォーマーとの違いをご説明します。
調乳ポットと哺乳瓶ウォーマーの違い
調乳ポットは、沸騰したお湯をポットに入れウォーマーにセットすることで、調乳に適した70℃のお湯を作り保温しておくことができます。調乳ポットは、調乳用のお湯をストックする点では哺乳瓶ウォーマーと同じですが、液体ミルクや冷蔵保存した粉ミルクや母乳を温めることはできません。調乳ポットの容量は、1L以下のものが一般的です。
電気ポットと哺乳瓶ウォーマーの違い
電気ポットでも、調乳用のお湯をストックしておくことができます。電気ポットの機種によって「カルキ抜き機能」が付いているものや、70℃・90℃・98℃など複数の温度設定ができるタイプがあります。電気ポットは、1L以下の小型タイプや3Lを超える大型タイプなど、豊富な商品ラインナップから選ぶことができます。哺乳瓶ウォーマーは、普段使いのお湯をストックすることには向いていないので、ドリップコーヒーなど粉ミルク作り以外でよくお湯を使う家庭は、大容量の電気ポットを選ぶといいでしょう。
電気ケトルと哺乳瓶ウォーマーの違い
電気ケトルは、電気ポットと比べて容量が少なく、保温機能がないものが多いです。電気ケトルはボタン一つですぐにお湯を沸かすことができるのがメリットですが、粉ミルク作りに使う時は調乳に最適な70℃程度までお湯を冷ます手間がかかり、保温機能がないと毎回お湯を沸かす必要があります。粉ミルクを手早く作りたい場合は哺乳瓶ウォーマーやお湯を保温しておくことができる調乳ポットや電気ポットがおすすめですが、電気ケトルは赤ちゃんがミルクを飲まなくなったあとも普段使いに活躍するでしょう。
次のページでは哺乳瓶ウォーマーのいろいろなタイプの選び方、使用の際の注意点、おすすめ商品をご紹介します。