母乳育児の頻回授乳が正直つらい…混合育児にすべき? 授乳間隔をあけるコツは?
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頻回授乳でグッタリ…そんなママへ母乳育児の悩み解決法をご紹介
頻回授乳とは、1日に8回以上母乳をあげている状態のことをいいます。赤ちゃんの吸う力や、ママの体質・体調によって、授乳間隔はさまざま。特に生まれたての0ヶ月~2ヶ月の間、完全母乳では間に合わないことも多いでしょう。この記事では、頻回授乳を脱する方法や、母乳育児で不安なこと、困ったことの改善方法を、ママたちの実体験をもとにまとめています。
赤ちゃんの月齢別、授乳回数の目安
月齢 | 1日の授乳回数 |
---|---|
生後1ヶ月 | 7~8回 |
生後2ヶ月 | 6~8回 |
生後3ヶ月 | 5~8回 |
生後4ヶ月~6ヶ月 | 5~6回 |
生後7ヶ月~9ヶ月 | 4~5回 |
生後10ヶ月~12ヶ月 | 3~5回 |
母乳育児の場合、授乳時間や回数に決まりがありません。赤ちゃんの成長とともに授乳時間や回数が定まってくるのですが、おおよその目安は上の表を参考にしてみてください。
赤ちゃんに1日20回授乳するママも! 母乳育児で頻回授乳になる原因
母乳はミルク育児と違い、赤ちゃんが泣いたら授乳を繰り返します。赤ちゃんが飲みたいだけ授乳するとはいえ、30分もしないうちに泣いて母乳を求める赤ちゃんもいます。なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。頻回授乳になる原因で考えられる3つのポイントをまとめます。
赤ちゃんが1度に飲める母乳の量が少ない
生まれて間もない赤ちゃんは母乳を吸う力が弱いため、1日あたりの授乳回数が多くなりがちです。また、赤ちゃんは胃袋がとても小さく、1回に飲める量が決まっています。お腹がいっぱいになる時間が早いため、頻回授乳が増えるケースが多いです。
母乳は消化が早い
母乳は、ミルクに比べて消化が良いため、飲んで1時間もたたないうちにまた授乳することもあります。授乳間隔が1時間おきというのも珍しくなく、1日中おっぱいを出しているママも多いでしょう。赤ちゃんによって1回に飲める量が違うため、消化スピードにも個人差があります。
母乳の分泌量が、赤ちゃんに必要な量に達していない
月齢 | 1日あたりの体重増加量 |
---|---|
生後0ヶ月~1ヶ月 | 約40g |
生後1ヶ月~2ヶ月 | 約30g |
生後2ヶ月~3ヶ月 | 約30g |
生後4ヶ月~6ヶ月 | 約20g |
生後7ヶ月以降 | 約10g |
頻回授乳の度合いがひどいとき、母乳の量が赤ちゃんに必要な摂取量に足りていない可能性があります。上の表を参考に、体重の増加量と比較しながら母乳の分泌状況をチェックしてみましょう。
赤ちゃんによっては、生まれてすぐから吸う力が強く、上手に母乳を飲む子もいます。しかし、ママの体質によって母乳の作られる量は違うため、赤ちゃんが欲しがる母乳量が出ないケースもあります。逆に、赤ちゃんが食いしん坊で、母乳がしっかり分泌されていても生産が追いつかない場合もあります。頻回授乳で赤ちゃんの母乳量が足りているのか心配なときは、おしっこの回数や体重の増加量を確認しましょう。
赤ちゃんへの頻回授乳はいつまで続いた?
「気がつけば1日中おっぱいを出していた・・・」完全母乳で育てるママの多くは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。母乳育児をしてきたママたちは、いつまで頻回授乳が続いたのか、実際の体験談をご紹介します。
生後2ヶ月目まで頻回授乳
病院にいるときから、1時間おきに母乳を飲みたがり泣いている子でした。助産師からは「生まれて少し経つすると安定するよ」とアドバイスを頂きましたが、頻回授乳は2ヶ月あたりまで続きました。その後は落ち着き、3~4時間に1回の授乳にまとまりました。
産後1ヶ月間は、30分に1回授乳
早ければ、30分もしないうちに母乳を欲しがる我が子。初めての育児だったこともあり、産後1ヶ月間はとてもつらかったです。朝も夜も関係ない生活が続きましたが、1ヶ月検診に行く頃には母乳も出るようになり、頻繁に泣かなくなりました。といっても、生後3ヶ月あたりまでは2時間起きの授乳でした。
次のページでは母乳育児がつらいときの対処法や、先輩ママの頻回授乳の体験談をご紹介します。