フローリングの掃除方法! 汚れや黒ずみの落とし方や注意点は?
目次
フローリングの黒ずみやカビなどを落とす方法
フローリング汚れの一つである、髪の毛やホコリは基本の掃除方法できれいにすることができます。しかし、それでもきれいにならない場合は、汚れに合わせた掃除方法をプラスしてみましょう。いずれも水拭きと同様、無垢材や白木などのフローリングには適していないので注意してくださいね。
皮脂や油汚れには中性洗剤
軽めの皮脂汚れであれば水拭きできれになりますが、蓄積した皮脂汚れやキッチン周りの油汚れなどは、なかなか水拭きでは落とし切れません。そんな時は、中性洗剤を使って汚れを落としましょう。中性洗剤を使う場合は、フローリングのワックスをはがしてしまうことがあるので、しっかり薄めるなどの注意が必要です。
濃度の目安は、中性洗剤をバケツ1杯の水に中性洗剤1~2滴をたらす程度。液に雑巾を浸したら、硬く絞って水拭きをしましょう。また、2Lの水に小さじ1程度の中性洗剤を混ぜて作る中性洗剤スプレーは、キッチンや洗面所の掃除にも活用できるので便利です。小さな子供がいる家庭では、中性洗剤液がついた床を赤ちゃんが舐めてしまうと危険なので、2度拭きをして洗剤残りをしっかり取り除いてください。
中性洗剤の代わりにアルカリ電解水
アルカリ電解水は、その名の通りアルカリ性の性質を持ちます。酸性のたんぱく質や脂質を分解する力があるため、皮脂汚れや油汚れ、食べかす汚れなどを落とすことができます。使い方も簡単で、タオルにアルカリ電解水をスプレーし汚れを拭き取るだけ。洗剤成分が残らないので中性洗剤のように2度拭きする必要がなく、小さな子供がいる家庭におすすめです。また除菌の役割も果たすので、フローリング全体の拭き掃除としても活躍します。
ただし、アルカリ電解水はフローリングのワックスをはがしてしまう恐れがあるので、注意が必要です。アルカリ性の洗剤で拭いても大丈夫なフローリングや床であれば、アルカリ電解水は使用できます。使用しても問題ないかどうか、確認してから行いましょう。アルカリ電解水は100均やスーパーでも手に入りますよ。
カビ汚れには無塩エタノールスプレー
軽めのカビによる黒ずみ汚れの場合、こちらも中性洗剤で落とすことができます。それでも落ちないカビ汚れには、無塩エタノールスプレーで掃除をしてみましょう。エタノールスプレーは、無塩エタノールと水と8:2の割合で混ぜて作ります。市販のエタノールスプレーを使用する場合は、濃度が70~80%のものを使用てください。黒ずみが気になる部分にスプレーを吹きかけて、きれいな雑巾で拭き取って汚れを落とします。エタノールは揮発性が高いので、必ず掃除の際は換気をしてください。また小さな子供がいる場合は、別の部屋に移動してもらうなど子供が揮発したエタノールを吸い込まないように注意しましょう。
ワックスの劣化による汚れ
ワックスの劣化による汚れの場合は、現在の劣化したワックスをはがして再度塗り直しましょう。劣化した部分に上から重ねてワックスを塗ると、汚れを閉じ込めてしまう恐れがあります。また、黒ずみや色むらは解消されません。ワックスを剥がす際は、専用のワックス剥離液を使用して行います。また、ワックスの劣化を防ぐためには、定期的にワックスを塗ることも重要です。ワックスはフローリングがきれいに見えるだけでなく、傷や汚れから守ってくれます。半年~1年に1回はワックスを塗り、劣化を防ぎましょう。ワックスがけや塗り直しがフロアー全体で大変という場合は、プロにお任せする方法もあります。
重曹はあまりおすすめできない
重曹は洗浄力も強い掃除アイテムで、赤ちゃんが口にしても安心なので、何かと便利ですよね。しかし、重曹はフローリングのワックスもはがしてしまうので、定期的なフローリング掃除にはあまりおすすめできません。
掃除は定期的に行うことが大事!
フローリング掃除の水拭きを毎日行うのは面倒…と思う人もいるかもしれませんね。フローリング掃除は定期的に行うことで、清潔に保てることはもちろん、黒ずみや頑固な汚れを作りにくくしたり、フローリングの素材を長持ちさせたりといったメリットもあります。そこで、フローリング掃除を続けるコツをご紹介します。
掃除のタイミングを決めておく
フローリング掃除が面倒と感じると、どうしても後回しにしてしまいますよね。そんな時は、フローリング掃除をするタイミングを決めておく方法がおすすめです。例えば、毎日できない場合は「2日に1回行う」「土日に行う」など掃除をする日を決めておきましょう。時間帯も、「家族が学校や会社に行っている午前中に行う」「赤ちゃんがお昼寝している時に行う」などやりやすいタイミングを決めておくといいですよ。この日は誰がやるのか、など家族で当番制にしてもいいですね。
アロマオイルでお掃除タイムを癒しの時間に
水拭きをする時に、バケツにアロマオイルを数滴たらすだけで、掃除をしながら香りを楽しむことができます。面倒なフローリング掃除も、癒してくれる香り、気分を高めてくれる香りを選んで、楽しむのもコツです。
ロボット掃除機を活用するのも
フローリングは家の床の多くを占めるため、忙しいとなかなか隅々まで掃除が行き届かない場合もありますよね。しかし、小さな子供がいる場合は、毎日掃除をしたいもの。そんな時は、ロボット掃除機を使って楽に掃除をしてみませんか?ゴミを吸い取るだけではなく、水拭きや乾拭きをしてくれるものもあります。フローリングの水拭きは体力を使うので、水拭きがロボットに任せられれば、掃除がずっと楽になります。ロボット掃除機は動かす時間を予約ができる種類もあるので、外出中やほかの家事をしている間に終わらせられて便利です。
ブラーバ
乾拭きと水拭きをしてくれるロボット掃除機です。リビングなどの広いフローリングスペースに最適なモデルです。掃き掃除までを自分で行い、あとはロボット掃除機に任せてしまえばOK! ほこりや皮脂まで、きれいにしてくれます。
パナソニック Rollan MC-RM10
こちらも乾拭きと水を噴射しながらの水拭きが行える自動走行のお掃除ロボットです。ローラー式のモップを搭載しており、一定のタイミングでモップが自動回転する仕組みになっています。汚れを広げることなく、きれいに床を拭くことができるのが特徴です。
エコバックスDEEBOT DM88
水拭きと吸引掃除を、これ1台で同時にできるお掃除ロボットです。フローリングとカーペットで2種類の掃除機能が使い分けられるのもポイントです。専用アプリをダウンロードすれば、スマホから掃除がしたいエリアを選択して掃除もでき、便利ですね。
まとめ
フローリングは汚れやすい上に、汚れが見えにくい場所です。毎日は難しくても、定期的にフローリング掃除をする習慣をつけられるといいですね。赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんが過ごすスペースだけでも毎日きれいにしておくと安心です。掃除を手軽に済ませたい場合は、ロボット掃除機を活用して無理なく掃除を続けられるといいですね。