新生児から使えるスリングの正しい使い方。抱き方や注意点を徹底解説

スリングとは?

スリングとは?

抱っこ紐の種類の1つです

スリングとは、数ある抱っこ紐の一つです。幅の広い布で子供を包み込むように抱っこできることから密着度が高く、使うパパママと赤ちゃんに安心感を与えます。スリングの歴史は古く、長方形の布で赤ちゃんを包み、肩からたすき掛けにして抱っこできるように使用したのが始まりだといわれています。また、スリングは布一枚で作られているので、リング部分で調整することができ、体格に違いがあるパパママでも同じものをつかうことができます

スリングが使える赤ちゃんの月齢、年齢

新生児から使えるスリングの正しい使い方。抱き方や注意点を徹底解説
販売しているメーカによって異なりますが、スリングは新生児から子供が15kgくらいになるまで使うことができます。例えば、北極しろくま堂で販売されているスリングは生後2週間から使用できます。乳児の成長に合わせて買い替えが必要なチャイルドシートなどとは異なり、スリングなら買い換えることなく長い間使うことができるのでとても助かりますね

スリングと抱っこ紐との違い

新生児から使えるスリングの正しい使い方。抱き方や注意点を徹底解説

スリングはたすき掛け、抱っこ紐は両肩にかける

抱っこ紐は、両肩にかけて使用するタイプのものですが、スリングはたすき掛けにして使います。スリングを使いこなすにはコツがあり練習が必要ですが、慣れれば着けるのも外すのも簡単に行えますし、抱っこも縦抱きやカンガルー抱きなどいろいろな方法で行えます。一方、抱っこ紐は初めから誰でも簡単に使えるようにできているので、練習することなく使用することが可能です。作りがしっかりしているので安心感がありますが、脱着に時間がかかるものもあります。また、作りがしっかりしているぶん洗濯しても乾くまで時間がかかり、気軽に洗濯できないので困ることもあります。

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スリングの便利な所

新生児から使えるスリングの正しい使い方。抱き方や注意点を徹底解説

スリングはコンパクトに収納でき、洗濯も簡単!

ほとんどのスリングが布一枚で作られているので、小さくまとめやすく持ち運びしやすいです洗濯も簡単に行えるため清潔に保つことができます。脱着も簡単なので、いつでもどこでも愛用しやすいのがありがたいですね。慣れてきたらスリングで抱っこしながら授乳も行うことができますよ。

肩から垂れ下がっている布テール部分で周囲の視線から目隠しすることができるので、授乳ケープを準備することなく外での授乳が楽になります。スリングひとつでいろいろな抱っこの仕方ができ、大きくなってくるとおんぶのように使うこともできます。メーカーによりますが、新生児から15kgくらいまで使用できるので長く愛用できるところもおすすめできるポイントです。子供の体重が15kgを超えるのは男女によって差がありますが、一般的には3~4歳頃です。

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スリングで注意が必要な点

スリングで注意が必要な点
まず、スリングは正しい使い方をすることが大切です。間違えた使い方をしていると思わぬ事故につながってしまうこともあるため、購入したメーカーの説明書をよく読んで正しく使用してください。大手のメーカーは動画で説明しているところもあり、よりわかりやすいのでおすすめですよ。特に、両足を揃えた状態でスリングの中に赤ちゃんを入れて抱っこすると先天性股関節脱臼してしまう危険性がありますので、赤ちゃんの足はカエル足のM字にしっかりと開いて使用するようにしましょう。

先天性股関節脱臼とは、大腿骨と呼ばれている足の付け根の骨と、骨盤の位置が悪くて股関節が脱臼してしまった状態のことをいいます。最近では脱臼は生まれた後に発症することが多いことから発育性股関節形成不全とも言うようになってきています。スリングを使用する前は、リングに破損箇所がないか、布は破れていないかなどを常に確認するようにしてください。また、股関節に問題がある子供への使用は勧められませんので、かかりつけ医に相談してください

ベッタ キャリーミー!プラス 4種類の抱き方 紹介動画

スリングや哺乳瓶などで人気のメーカー、ベッタ(Betta)がスリングの4種類の抱き方を紹介する動画を公開しています。映像で見た方が赤ちゃんのスリングでの抱き方をイメージしやすいので、よろしければご覧ください。

スリングに必要な3つのパーツ

スリングは大きく分けると2つに分けられます。リングがついているタイプのリングスリング、リング無しのスリングです。こちらで紹介するのはリングスリングになります。スリングの使い方を説明しているサイトはたくさんありますが、パーツの名前を知っていると理解がしやすいので、ご紹介しますね。

リング

リングが2つついている部分です。布をひとつにまとめている場所ですね。布をささえている大事な部分になるので信頼できる強度が大切になります。メーカーが販売しているスリングはリングの強度も考えられているので安心して使うことができます。リング部分を調整することで体型が違うパパママでも使いやすいかたちにすることができますよ。

テール

リングから垂れ下がっている布部分のことをいいます。この垂れ下がっているテール部分がおしゃれだと思われる方も多いようです。見た目がおしゃれなテールですが、日よけをしたり授乳時に目隠しに使うなど実用的に使える部分です。

ポーチ

赤ちゃんをいれる布のたるみ部分のことをいいます。ポーチに両手を入れ底を広げたときに、パパママのおへその高さくらいになるように調整しておきます。

スリングの抱き方

スリングひとつでいろいろな抱き方ができるのでとても便利ですよね。上の動画でも紹介されているいろいろな抱き方をご紹介します。

スリングの抱き方1:縦抱き

縦抱きは、スリングを使用した抱き方の中で「新生児の基本抱き」と言われており推奨されている抱き方です。小児股関節学会がすすめる新生児期の股関節脱臼の予防の考え方に基づいた抱き方になります。赤ちゃんと大人は向かい合うようになり、必ず足を開脚させます。

スリングの抱き方2:横抱き

首がすわらない赤ちゃんの横抱きは勧められていません。横抱きにした場合、赤ちゃんが小さく丸くなりすぎることから窒息事故が起こった事例があるためです。横抱きで利用したい場合は、トレーニングを受けた専門の方の指導を受けることをお勧めします。

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スリングの抱き方3:ゆりかご抱き

半分縦抱きになっていて、リング側に頭がくる状態になる抱き方のことをいいます。横からの景色が見えやすいため赤ちゃんも外をみることができるのがいいですね。

スリングの抱き方4:カンガルー抱き

首が座ってからの抱き方になります。赤ちゃんが正面に向いている抱き方でパパママと同じ方向を向いているかたちですね。赤ちゃんは正面に向いてスリングの中であぐらをかくようにして入っている状態です。パパママと同じ景色を見ることができるので、周りに興味が出てきた赤ちゃんにおすすめです

スリングで抱っこする時の注意点

新生児から使えるスリングの正しい使い方。抱き方や注意点を徹底解説
とても便利なスリングですが、使い方によっては窒息事故も起こっているため使用する際には注意が必要です。また、スリングは股関節脱臼を招きやすいのではないかと言われていたこともありましたが、安全に抱っこができる新生児の基本抱きが推奨されています。スリングを使用する時は、赤ちゃんのおでこか頭のてっぺんにキスできるくらいの高い位置で、体を密着させ、顔が見えるように正しく使うようにしましょう。

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前かがみにならない

スリングを使用している時、パパママの体の前で抱っこして使いますが、なにかの拍子に両手を離して前かがみになると赤ちゃんが落ちてしまう危険性があります。なるべく前かがみにならないように注意しましょう。

気管支の圧迫に注意

スリングを使用して抱っこをすると密着した抱っこができますが、密着しすぎることが逆に赤ちゃんを圧迫してしまうこともあります。赤ちゃんが苦しがっていないか顔を見て様子を確認しながら使うようにしましょう。

足から下をスリングから出す

上記の日本整形外科学会,日本小児整形外科学会の発表にも説明がある通り、足の開脚は絶対条件です。ひざがしっかりまがってお尻より上に足が上がっているように注意してください。ひざが伸びている状態だと赤ちゃんの背骨や骨盤の成長や発達によくありません。また、ひざがお尻より下がっていると抜け落ちてしまい危険なことがあるのでしっかりと確認してください。

スリングの正しい使い方をマスターしよう

スリングの正しい使い方をマスターしよう
とても便利な子育てグッズになので正しく使いましょう。基本的な使い方は、メーカーで購入の場合は同封で説明書が入っていますので、必ず読んでから使用してください。動画のQRコードがついていたりもするのでよりわかりやすいかと思います。また、お店で購入の場合も使い方をレクチャーしてくれる店舗もあるので聞いてみてくださいね

まとめ


基本的な使い方を守ればスリングは子育ての強い味方になってくれます。筆者もスリングにとても助けら子供が4歳頃まで頻繁に利用していました。子供の体重など個人差はありますが、使い方によっては幼稚園くらいまで利用することもできる便利なグッズですので、パパママと子供に合った抱っこを楽しむアイテムとしてご利用くださいね。

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はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Facebook、Twiiterなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!