子育てしながらフルタイムで働くコツ! 子育てママの1日のスケジュールを紹介
共働き世帯は増えている!
最近は働き方改革や女性の職場復帰推進についての話題が多く、なんとなく共働き家庭が増えているんだろうなと感じているパパママも多いのではないでしょうか。実際に政府が発表している統計データによると、1980年には夫婦共働き世帯比率は35.53%でしたが、2000年には50.70%と半数を超え、2018年には67.01%と、もうすぐ7割に到達する勢いでどんどん増えています。
また、この共働き世帯の増加に伴って、共働き世帯をサポートするための支援制度もできています。例えば、育児や介護が必要となった時に労働時間や休暇についての相談、転勤への配慮など、仕事と両立して働くことができるようにするために定められている「育児・介護休業法」や、2010年から開始した、パパママがどちらも育児休業をとる場合に育児休業期間を2ヶ月延長することができる「パパママ育休プラス」などです。こういった制度によって、パパママが子育てしながら働きやすい環境に変わってきています。共働き世帯の実態を紹介している下記の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
子育てしながらのフルタイム勤務は何が大変? 子育てフルのメリットは?
仕事と家事の時間のやりくりが大変
実際に子育てしながらのフルタイム勤務は何が大変なのでしょうか。これから職場復帰するママは、ちゃんとやっていけるのか不安を感じている方も多いと思います。フルタイム勤務だと家にいる時間が少なくなるので、家事や育児をより限られた時間でこなさなくてはならなくなります。特に朝起きてから保育園へ子供を送り届けるまでの時間と、子供を迎えに行って寝かしつけるまでの時間は常にバタバタです。常に時間に追われている状態なので、育児休業中はたっぷりとあった子供との時間が減ってしまったり、子供がなかなか着替えてくれなかったりご飯が進まなかったりするとイライラしてつい怒ってしまうことも…。ママは一生懸命時間をやりくりしながら毎日を過ごします。
共働きでの経済的余裕が魅力
一方、フルタイム勤務にもメリットはあります。それは共働きになることで経済的余裕ができることです。その分週末は外食したり子供に習い事をさせることができます。また、仕事は今までになかった自分の時間となるので、家事育児の息抜きにもなります。子供と過ごす時間は減ってしまったけれど、その分一緒にいる時に濃い時間を過ごすことができるようになったというママの声もあります。
また、夫婦共働きだと子供の将来のための教育費などの貯金にも余裕ができるのも見逃せないポイントです。子供を大学まで卒業させるとなると、想像以上にまとまった教育資金が必要です。将来、海外に留学したいと言われたらどうしよう…教育費以外にもマンション購入などで出費があることも想像すると夫婦揃って収入があるのは安心ですよね。
フルタイムで働くママの1日のスケジュール
フルタイム勤務(会社で6時間、在宅で2時間)で働いているママのの1日のスケジュールをご紹介します。
時間 | 内容 |
---|---|
6時 | ママ起床 |
6時~7時 | 夜ご飯、朝食の準備 |
7時 | 子供を起こし、朝食 |
7時半 | 子供と自分の支度、連絡帳の記入 |
8時10分 | 出発。引っ越したため、保育園までは少し遠くなり、電動自転車で送っていくようになりました |
8時半 | 登園 |
9時 | 帰宅。自転車を自宅に置き、電車で通勤します |
10時 | 出社。退勤時間まではあっという間なので必死 |
13時 | お昼。デスクで15分くらいで食べて仕事再開。会社にいる時間でなるべく仕事を進めたい |
17時 | 退勤。お迎えのタイムリミットが決まっているので、残業できても5分か10分ほど |
17時40分 | 帰宅。自転車でお迎えに出発 |
18時 | 保育園お迎え。帰り道は今日は何して遊んだのー?や歌をうたったりして帰ります |
18時半 | 帰宅。夜ご飯の準備 |
19時 | 夜ご飯 |
19時半 | 洗い物を終えたら、洗濯物をたたみ、子供と遊びます |
20時 | お風呂。貴重な子供と遊ぶ時間 |
21時 | 寝かしつけ。絵本の読み聞かせで寝てくれます |
22時 | 在宅の仕事をします |
24時 | 保育園の持ち物準備(おむつ、着替え)など |
24時半 | 就寝 布団でごろごろしながら友人にLINEを返して寝ます |
子育てしながらフルタイムで働くコツ
子育てをしながらフルタイムで働くために、ママはそれぞれいろいろな工夫をしています。これからフルタイム勤務を始めるママのために、大きく4つのコツをご紹介します。
夫婦で家事育児の分担を決める
1つ目は夫婦で家事育児の分担を決めることです。育休中はママ1人で家事育児をしていた家庭も、職場復帰にあたってパパにも手伝ってもらえるようにしっかりと話し合いましょう。家事については、人によってやり方や基準が異なります。家事分担を決める時には、「ゴミ捨ては、ゴミをまとめてゴミ捨て場に持っていき、新しいゴミ袋をセットするまで」など、1つの家事についての作業を明確にしておき、夫婦で認識を合わせておくことをおすすめします。育児については、ママは保育園のお迎えに行くので、朝の子供の支度と送りはパパに任せてママは早く出社するという方法もあります。
家電や家事代行サービスで家事の負担を軽減! 完璧を目指さない
2つ目は家電や家事代行サービスを効率的に使うことです。お掃除ロボット、乾燥機付き洗濯機、食洗機などの家電はスイッチ一つで家事をサポートしてくれるため、使ってみると手放せなくなるほど便利です。オイシックス、生協などの宅配サービスや料理キットを使えば、買い物や料理の時短へ繋がります。また、お金はかかってしまいますが、掃除や料理をしてくれる家事代行サービスの利用もうまく活用することで、頼んでいる間に自分は子供と向き合う時間へあてることができます。掃除や洗濯は毎日できなくてもOK! と決めておくなど、完璧を目指さないことも意外と重要です。子供と一緒に朝まで寝てしまって家事ができなかった日も、「まぁいいか」と思えて心に余裕ができるので、ママの負担も減ります。
周りのサポートを受けられるか確認しておく
3つ目は周りのサポートを受けられるか確認しておくことです。パパママの両親が近くに住んでいる場合、子供が熱や病気の時に、急な送り迎えや子供のお世話などをお願いできるかどうか確認しておいてください。近所になかなか頼める人がいない場合は、病児保育や保育ママなど、自治体のサポートにどのようなものがあるのかをきちんと調べて、いつでも利用できるように事前登録をしておくと良いでしょう。
会社と家でオンオフの切り替えを徹底する
4つ目はママ自身が会社と家でオンオフの切り替えを徹底することです。職場復帰すると、自分が帰宅した後に何かトラブルは起きていないか考えてしまったり、ついついメールをチェックしたくなったりしてしまいます。気になる気持ちはよく分かりますが、家では仕事のことは考えない、とオンオフの切り替えをすることで、仕事と家事育児のバランスが取りやすくなります。家では子供と過ごす時間や夫婦で会話をする時間を大切にすれば、その日の疲れが癒えて、次の日も集中して仕事に取り組むことができます。
まとめ
子育てしながらフルタイムで仕事をすることはとても大変です。パパが毎日仕事で遅い家庭は、ママが1人で全部やらなきゃ! と思って頑張りすぎてしまうとつらくなってしまいます。適度に息抜きをしつつ、周りのサポートや家事代行サービスなどをうまく活用してくださいね。