赤ちゃんの定義って? 何歳何ヶ月までが赤ちゃん? 赤ちゃんの後は何て呼べばいい?
目次
赤ちゃん=新生児、乳児?
赤ちゃん=乳児は正しい
先ほど紹介した母子保健法でも児童福祉法でも「乳児=1歳未満」とされているので、法律に準じるなら1歳未満の子供を赤ちゃんとするのでいいでしょう。ただし、ベビー用品販売会社によっては2歳未満までを赤ちゃんと呼ぶこともあります。
ベビー用品は対象年齢が0~2歳など幅広く対応しているモノが多いですし、上で紹介したような厳密な赤ちゃんの定義を採用すると1~2歳までのベビー用品は「幼児用」と書かなければならなくなります。パパやママにとっては、1~2歳対応のベビー用品であっても「赤ちゃん用」と紹介される方が違和感はないでしょう。そのため、赤ちゃんという言葉が、法律上の乳児の定義を超えて2歳頃まで使われても仕方がないでしょう。
新生児は生後28日までの赤ちゃんを指す
新生児は赤ちゃんですが、赤ちゃん=新生児というわけではありません。新生児は母子健康法という法律で生後28日までの赤ちゃんと定義されています。月齢が1ヶ月頃までの赤ちゃんが新生児、それ以降は赤ちゃんか乳児ということになります。新生児の定義については下記記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
赤ちゃんと幼児の線引き、違いはどこにある?
ハイハイをしている子は【赤ちゃん】、よちよち歩きも【赤ちゃん】、哺乳瓶を使ってる【赤ちゃん】、オムツをはいている【赤ちゃん】、ベビーカーに乗っている【赤ちゃん】、筆者が考え付くまでにあげてみました。哺乳瓶、オムツ、ベビーカーに関しては親の都合で使うことも多く、オムツは性能がいいため4歳を過ぎても使用してる子供もいます。ですから、しっかり歩き始めたかどうかを赤ちゃんと幼児の線引きにしてもいいのではないでしょうか。
ハイハイ、よちよち歩きの子は赤ちゃんに見えますよが、子供がしっかり歩き始めると赤ちゃんではなくなるイメージがあります。ただ、子供が歩き始める時期には個人差があります。1歳前から歩き始める子供もいますし、1歳を過ぎていてもまだ歩いていない子供もいるでしょう。そのため、1~2歳頃に子供がしっかり歩き始めたら「ウチの子はもう赤ちゃんじゃなくなった…」と考えてもいいのではないでしょうか。ただ、ママの気持ちを考えれば、「赤ちゃん」と「幼児」の線引きはそこまで厳密にせず、曖昧にしておいた方がいい気もします(笑)。
参考:赤ちゃん返りって何?
いろいろなことができるようになった子供が、まるで赤ちゃんに戻ったような振る舞いをすることがあり、「赤ちゃん返り」と呼ばれています。下の子が産まれたばかりの上の子に特に起こりやすいと言われていますが、一人っ子でも環境が変わったときに起こることもあります。
赤ちゃん返りの原因は「もっと愛情を注いで欲しい」という気持ちの表れだと言われています。自分を見て欲しい、構って欲しい、可愛がって欲しい、という気持ちです。そのため、今までできていたことをやらなくなったり、激しいワガママや自己主張をして親に手をかけさせる行動を取ります。
筆者の息子も赤ちゃん返りがありました。特に多かったのは「抱っこのおねだり」と食事を「食べさせて」という要求でした。今でも続いていますが、「赤ちゃんだね」とよく言っています。何をするにも本人が受け身になっていることが赤ちゃんなのかもしれない、とも感じますね。
まとめ:赤ちゃんなのか、幼児なのかの線引きはあいまいがいい
1~2歳頃には赤ちゃんでもあり幼児でもある時期があります。法律上の乳児の定義はありますが、赤ちゃんの定義がいつからいつまでと決まっているわけではありません。つまり、「赤ちゃんは何歳まで?」というのはパパママの感じ方次第、解釈によって異なるということでしょう。赤ちゃんがだんだん成長していく姿は嬉しくもありますが、寂しくもあります。いつまでも赤ちゃんで居られるのは困りますが、ゆーっくり成長して、ママの側に居て欲しいものですね。