赤ちゃん返りにイライラしないで! 子供がママに求めていることとは?

子供が赤ちゃん返りするのはいつからいつまで?

赤ちゃん返りするのはいつからいつまで?

2歳~8歳の間に赤ちゃん返りすることが多い

赤ちゃん返りは2歳から8歳頃までの幅広い年齢層で起こるといわれています。特に2歳〜4歳は保育園や幼稚園に通い始めたり弟妹が産まれたりと、子供を取り巻く環境が変化する時期のため、赤ちゃん返りが多くなります。赤ちゃん返りの期間は個人差が大きく、短い場合で1ヶ月、長い場合だと1年以上続き、平均で5.3ヶ月という研究結果が出ています。またまったく赤ちゃん返りを起こさない子供もいれば、何度もぶり返す子供、就学前まで続く子供とさまざまです。

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子供の赤ちゃん返りに見られる行動

赤ちゃん返りに見られる行動
小さい子供がまるで赤ちゃんに戻ったようになる「赤ちゃん返り」。どんな行動が見られるのでしょうか? その具体例をご紹介します。

赤ちゃん返りの具体例

  1. 赤ちゃんのような言動をする
  2. ・赤ちゃん言葉を使う
    ・ハイハイをする

  3. 自分でできることをやらない
  4. ・着替えや食事、トイレなどを手伝わせようとする
    ・歩けるのにベビーカーに乗りたがる

  5. ママとのスキンシップを過剰に求める
  6. ・抱っこをせがむ、くっついて離れない
    ・おっぱいを欲しがったり、さわりたがったりする

  7. 暴力的になる
  8. ・反抗的になって物を投げたり、叩いたりする
    ・弟や妹にいじわるをする

  9. わがままになる
  10. ・「○○が欲しい」「○○がしたくない」などという
    ・人の話を遮って、自分の意見をアピールしてくる

  11. 睡眠トラブルを起こす
  12. ・寝つきが悪くなる
    ・夜泣きやおねしょをする

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子供が赤ちゃん返りする原因

子供が赤ちゃん返りする原因

弟、妹が産まれたから赤ちゃん返り?

赤ちゃん返りは「もっと親からの愛情がほしい」という欲求や、精神的なストレス、環境の変化によって起こります。そのため一人っ子や末っ子でも赤ちゃん返りを起こすことがあります。特に赤ちゃん返りの多くは、弟や妹が産まれたことによって起こりますが、これは下の子に集中してしまったママや周囲の関心を、赤ちゃんのような行動をとることで再び自分に向けようとしているからです。

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親の愛情を確認するための行動?

また、自分の存在価値を確認するために赤ちゃん返りをするという考えもあります。赤ちゃんは何もできなくても無条件に愛され、守られ、世話を焼いてもらえる存在です。子供は赤ちゃんのように無条件に大事にされたり、甘えを受け入れてもらったりすることで、「この世界は安全なんだ」、「自分はそのままでいいんだ」と世界と自分自身の存在を受け入れ、自己肯定感を獲得していきます。そしてこの自己肯定感は、健全に成長していくためにとても大切な要素です。

実際、自己肯定感がきちんと形成されてはじめて、勉強や遊びに興味をもち、しつけが身に付くといわれています。2歳から小学生の子供は成長に従って少しずつできることが増えていきますが、その一方で、広がる世界に対して不安になることもあります。そういうときに親の愛情を確認し安心するために、甘える行動にでるのです。そうして「甘え」と「自立」を繰り返しながら成長していくのですが、その過程で下に兄弟ができたり、ストレスが加わったりすると、激しい赤ちゃん返りが起こります

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赤ちゃん返りしている子供との付き合い方

赤ちゃん返りしている子供との付き合い方
子供の無茶な要求や行動に、イライラしてしまうことがあるかもしれません。ですが赤ちゃん返りは親からの愛情を確認するための大切な行動であり、健全な「SOS」でもあるのです。赤ちゃん返りをしたときに十分構ってあげないと、大人になってから違うかたちで親への不満を爆発させてしまうこともあるかもしれません。赤ちゃん返りは「子供が寂しがっている」「不安だから甘えたい」サインだと思って、愛情をもって対処しましょう。

実年齢よりも「マイナス2歳」だと思って子供に接する

たとえば、上の子供が5歳だったら3歳だと思って接しましょう。まだ赤ちゃん返りをしていなくても、下の子が産まれた時点で行えば赤ちゃん返りの予防にもなります。

子供の要求にはできるだけこたえよう

子供は親からの愛情を確認するために赤ちゃん返りを起こしているため、「どうしてできないの!」などと叱るのは逆効果です。身の回りのことなどの要望にはできるだけこたえてあげましょう。

前向きな声がけをしよう

家庭の中では赤ちゃんのように振る舞っていても、幼稚園や保育園では子供なりに頑張っていることもあります。ささいなことでも「よく頑張っているね」「いつもありがとう」と声をかけてあげましょう。また、「○○がいるから幸せだよ」といった前向きな言葉も子供の自己肯定感を高め、心を落ち着かせます。

十分なスキンシップをとろう

抱っこや包容、キスなどのスキンシップは親子間の絆形成や不安の減少などに効果がある、オキシトシンという物質を出すことがわかっています。たくさんスキンシップをとることで、子供の心は安定していきます。

ママを独占させてあげよう

赤ちゃん返りした子供が甘える対象は、「ママ」の場合が多いです。子供は「ママの愛情を独り占めしたい」「自分に構ってもらいたい」と思っているので、下の子がいる場合はパパや祖父母に預けてたまには二人だけの時間をつくってあげましょう。

ママもできるだけ気分転換しよう

ママが疲れていたりイライラしていたりすると、子供は敏感に察知し、不安定になってしまいます。子育て相談にのってくれる地域のサポートセンターなども活用しながら、リフレッシュの時間をもつようにしましょう。

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先輩ママの「赤ちゃん返り」体験談

先輩ママの「赤ちゃん返り」体験談
お兄ちゃん・お姉ちゃんだけではなく、一人っ子や末っ子でもさまざまなきっかけで起こる赤ちゃん返り。忙しいときほど駄々をこねられ、困ってしまいますよね。ママたちは、どうやってこの困難を乗り越えてきたのでしょうか? エピソードを交えてご紹介します!

赤ちゃん返りをいったりきたり

うちの5歳の長男は保育園では自分でお弁当を食べたりお友達におもちゃを譲ったりしているようなのですが、家では「構って」「やって」のオンパレード! 「ママに甘えたいんだな…」と思ってなるべく上の子を優先するようにしました。そうしたらだんだんと家でもお兄ちゃんモードになって、弟におもちゃを譲ってあげたり、一緒に遊んであげたりする時間が増えてきました。まだ赤ちゃんのように振る舞うこともありますが、「赤ちゃん返りを繰り返して成長しているのかな」と気長に構えています

とことん、赤ちゃん扱いしています

とことん、赤ちゃん扱いしています
下に弟ができたのがきっかけで、3歳頃から娘の赤ちゃん返りがはじまりました。「今まで一人でできていたでしょ!」「もうお姉ちゃんなんだからしっかりしようね?」と怒ったりなだめたりしても、ギャン泣きされるだけ。2人目育児で手一杯でしたが、腹を括りとことん娘の赤ちゃん返りに付き合うことにしました。「○○は赤ちゃんだもんね! かわいいでちゅね〜!!」と大げさに小芝居をうっていたら、寂しい気持ちが満たされたのか少しずつ収まってきました。

末っ子でも赤ちゃん返り…?

3人兄弟の末っ子で、ママの愛情を一身に受けてきた2歳半の息子。赤ちゃん返りはないだろうと安心していたのですが、友人宅に赤ちゃんが産まれ、息子を連れて遊びに行ったときに赤ちゃん返りを起こしました。友人の赤ちゃんを抱っこさせてもらい、「かわいい、かわいい!」と私が連呼していたら、「抱っこ〜」と急に甘えた声でしがみ付いてきてびっくり。友人宅のマット式メリーも独占し、仰向けになってゴロゴロしたり、ハイハイしたり。帰宅すれば収まるかと思いましたが、結局2ヶ月ほど続きました。

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一人っ子のライバルは猫

一人っ子のライバルはペット
我が家に猫がやってきたことがきっかけで3歳の娘の赤ちゃん返りが発動! 猫の可愛さに私も夫もメロメロになっていたらヤキモチを焼いたのか、急にわがままになったり、猫の真似をして「にゃーにゃー」と鳴いたり、「私と猫ちゃんどっちがかわいいでちゅか…?」と赤ちゃん言葉で聞いてきたり。「もちろん○○ちゃんの方がかわいいよー!」とたくさんフォローしていたら、娘も猫をかわいがってくれるように。思わずくすりと笑ってしまう赤ちゃん返りでした。

赤ちゃん返りをしないケースも!

二人目を妊娠したため、「4歳の娘の赤ちゃん返りに備えなければ」と先輩ママに相談。アドバイスをもとに、妊婦の頃から「赤ちゃんが生まれたらもっと楽しくなるよ!」「一緒にたくさん遊ぼうね!」と、赤ちゃんとの生活をポジティブに娘に伝えていました。そして出産後の産院でも、赤ちゃんは夫に任せて私はひたすら娘に構っていました。そのせいかどうかはわかりませんが、赤ちゃん返りはしませんでした。

まとめ

赤ちゃん返りは健全な「SOS」であり、子供は親に甘えやわがままを受け入れてもらうことで自分への愛情を再確認し、自己肯定感を養っていきます。イヤイヤ期に戻ったかのような赤ちゃん返りに、ママは本当に大変な思いをしていると思います。ですがいずれ構ってほしくてもそっぽを向かれてしまうときがやってきます。最近ではファミリーサポートやベビーシッターなどのサービスも増えていますので、うまく活用しながら今しかない赤ちゃん返りに向き合っていきたいですね。

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