赤ちゃんの正しい抱っこの方法は? コツってあるの? NGな抱き方は? 詳しく解説
目次
赤ちゃんの抱っこの方法を動画で見よう! 実践しよう!
動画で赤ちゃんの抱っこ方法について説明します。
この動画では講師が縦抱きのポイントを伝えるレッスンをしています。
縦抱きをするときに脇の横から手を入れてそのまま赤ちゃんを抱こうとすると、赤ちゃんが怒り肩になってしまうので危険です。
最初は首を支えながら、背中がCカーブになるように体を支えて赤ちゃんを抱き上げるのがポイントです。
危険な抱き方とは?
初めのうちは抱っこに慣れず、知らないうちに危険な抱き方をしているかもしれません。「自分はこれで大丈夫!」と思っていても、実はよくなかったという場合もありますので、自分の抱っこの癖をつける前に危険な抱き方について確認しておきましょう。
腕で抱っこする場合だけではなく、スリングを使用した抱っこでの危険な状態についてもあわせて説明していきます。スリングは家事をするときや外で散歩をするときにも大活躍の必需品です。使う機会が多くあるからこそ、早いうちに正しい使い方、危険な使い方を知っておきたいですね。
足を伸ばして固定する横抱き
横抱きをする際についやりがちなのが「赤ちゃんの脚を伸ばしたまま固定し抱っこする」という抱き方。
赤ちゃんの脚を伸ばしたままにすると、股関節近くの筋肉が緊張してしまいます。そうすると大腿骨を骨盤の外側へ引っ張る力が働き、柔らかい赤ちゃんの股関節は脱臼してしまうことがあるのです。
そのため、横抱きをする際は太ももの側面を押さえず、ひざの裏側を下から支えて脚が自由に動かせる状態にしておきましょう。スリングを使う場合も、赤ちゃんの脚がM字になるように気を付けてください。
赤ちゃんの股に手を入れる横抱き
もう1つ注意したい横抱きの方法があります。それは、赤ちゃんの股に手を入れる横抱きです。赤ちゃんの股に手を入れて横抱きをすると、片方の脚の運動が制限されてしまいます。赤ちゃんの脚が固定されるのは股関節脱臼に繋がる可能性があり危険です。赤ちゃんの脚は自由に動かせる状態を意識しておきましょう。
抱き癖がつく? 抱っこはどれくらいしていいの?
周囲から「抱っこをしすぎると抱き癖がつく」という言葉を聞いたことはありませんか?
しかし実際はそうではありません。抱っこをすると赤ちゃんの心が落ち着き自立も早くなるといわれています。
さらに、パパママの抱っこだけではなく、おじいちゃんおばあちゃん、保育園や幼稚園の先生から抱っこされることがさまざまな刺激になり、赤ちゃんの発達をうながします。
だからといって、必ず抱っこをしないと赤ちゃんが自立しないというわけではありません。「抱き癖がついたら嫌だから抱っこをしない」と考えるよりも、赤ちゃんやパパママにとって抱っこが必要だと思ったタイミングで迷わず抱っこをしても問題ないということです。
まとめ
赤ちゃんが生まれてばかりのころは、どのように抱っこをすればいいのかわからず慌ててしまうこともあるでしょう。上手く抱っこをして赤ちゃんに安心してもらいたいという気持ちから、つい焦ってしまうこともあるかもしれませんね。
特に赤ちゃんの首がすわるまでは、小さな赤ちゃんに触れて抱き上げるという動作にも気を使いすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、この記事で説明したことを参考に、焦らず少しずつ赤ちゃんにとって居心地のいい抱っこをしていければ問題ありません。ゆっくりと抱っこに慣れていきましょう。