ピジョンの哺乳瓶「母乳相談室」とは? いつまで使える? 母乳実感との違いは?
目次
ピジョンの哺乳瓶「母乳相談室」って?
「母乳相談室」とは、赤ちゃんが上手におっぱいを吸えるように練習するための哺乳瓶のこと。母乳育児へ移行するための哺乳瓶として以下のママや赤ちゃんにおすすめです。
- 乳頭に出っ張りがない「扁平乳首」や乳房が内側に埋没した「陥没乳首」の問題を抱えるママ
- 一時的な乳頭乳房トラブルなどで母乳をあげられないママ
- 口を大きく開けて乳首をくわえられない赤ちゃん
- 母乳とミルクの混合育児で「乳頭混乱」を起こし、母乳を嫌がるようになった赤ちゃん
ピジョンの「母乳相談室」の種類は?
母乳相談室の種類
乳首のサイズ | SSサイズ(丸穴、低流量タイプ) |
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タイプ | 耐熱ガラス製 |
容量 | 160ml |
対象月齢 | 新生児~ |
「母乳相談室」の哺乳瓶と乳首はそれぞれ一種類のみとなります。
「母乳相談室」はいつからつまで使える?
新生児~生後1ヶ月頃までの赤ちゃんが対象
ピジョンの「母乳相談室」は新生児用に特化しており、生後0ヶ月から使え、生後1ヶ月頃までの赤ちゃんを対象にしている商品です。母乳相談室の乳首は、新生児の赤ちゃんが母乳を飲む練習ができるように、吸う時に力が必要です。母乳を上手に飲めるようになり、哺乳瓶を続けて使用する場合は、後で紹介する「母乳実感」の乳首に付け替えるのもおすすめです。
ピジョンの哺乳瓶「母乳相談室」の使い方は?
「母乳相談室」は、助産婦の故桶谷そとみさんが考案した乳房マッサージと母乳育児方法を実践する「桶谷式母乳育児相談室」で、授乳トレーニング用の哺乳瓶としても使われています。母乳移行用の哺乳瓶であるため、桶谷式認定者の指導のもと使用することが推奨されています。
桶谷式認定者の指導のもと使用する
桶谷式母乳育児推進協会の認定を受けた母乳相談室(助産院)は全国に約330施設ありますので、各相談室に問い合わせてください。授乳以外にも、「おっぱいが出ない」「おっぱいが張って痛い」などの様々な母乳育児のトラブルを助産師の国家資格を有する桶谷式乳房管理士に相談できますよ。
また、「母乳相談室」は西松屋やアカチャンホンポなどでは取り扱っておらず、全国の桶谷式母乳相談室での購入となります。ただしamazonや楽天など、一部のインターネットサイトでは業務用として取り扱いがあるので、気になる方は在庫があるかどうか確認してみてくださいね。
「母乳相談室」の使い方
「母乳相談室」は、桶谷式認定者の指導のもと正しい飲ませ方や使い方のアドバイスが必要とされています。ここでは簡単な使い方の手順をご紹介しますね。
- 赤ちゃんの下唇をママの乳首で触って、口を開けるように促す。
- 赤ちゃんが大きく口を開いたら、舌の上に「母乳相談室」の乳首をそっと入れる。
- そのまま、乳首を深く入れていく。
- 上と下の唇を外側にめくり、ゆっくりミルクを飲ませる。
ピジョン「母乳相談室」の哺乳瓶とさく乳カップ
ピジョンの「母乳相談室」では、哺乳瓶のほかに、さく乳カップも展開しています。どちらもママの乳頭乳房トラブルなどで、一時的に赤ちゃんに直接授乳できない時に使います。
ピジョン 桶谷式直接授乳訓練用 母乳相談室 哺乳びん SSサイズ乳首付
耐熱ガラス製で熱に強く、煮沸や電子レンジ、薬液で消毒できます。哺乳瓶の形が広口タイプなので洗浄しやすく、傷もつきにくいため衛生面でも安心です。またガラスはプラスチックよりも熱伝導が優れているのでミルクを作るときの温度調節がしやすい点もポイント。哺乳瓶の扱いに慣れていないママでも使いやすいでしょう。
・乳首:新生児~SSサイズ(丸穴)
・哺乳瓶:耐熱ガラス製、160ml
ピジョン 桶谷式直接授乳訓練用「母乳相談室」さく乳カップ
「母乳相談室」に取り付けられるさく乳カップ。左右にくぼみがあり受け口が広いので、片手でマッサージをしながら母乳をこぼさずにさく乳できます。
※「母乳相談室」のほか、「母乳実感」の哺乳瓶にも取り付けて使えます。
次のページでは、母乳相談室と母乳実感の違い、母乳相談室を使った感想などを紹介します。