子供の寝かしつけにおすすめの入眠グッズ 絵本? アプリ? YouTube?
子供の寝かしつけに効果的な入眠グッズは?
子供の寝かしつけにおすすめな環境づくりや寝かしつけのテクニックについて別の記事でご紹介しました。今回は寝かしつけに効果抜群な入眠グッズやアプリの紹介になります。まずは多くの先輩ママが寝かしつけに成功したおすすめの入眠グッズについてご紹介しましょう。
おすすめの入眠グッズ:通気性や保湿性に優れたおくるみ、パジャマ
最初に紹介する入眠グッズは、意外と見落とされがちな衣類です。衣類は子供の肌に直接触れるものなので、パパママも素材には気をつけていると思います。実は、衣類は子供の寝かしつけをする上でも重要な入眠グッズです。着心地が悪かったり、汗をかいてしまうくらい厚手のパジャマを着ていたら、気持ちよく眠れないのは大人も同じです。特に、子供は大人よりも体温が高く、汗を頻繁にかきます。そのため、夏場は通気性があり、しっかりと汗を吸ってくれるパジャマを着せるのが良いでしょう。冬場は保温も大切ですが、子供の肌はとても乾燥しやすいため、保湿性のある素材のパジャマを選ぶことも重要です。
冬の寒い日だからといって、保温性の良すぎるおくるみやパジャマを使用することは寝かしつけには逆効果です。子供は眠りにつく際に体内の熱を体の外へ放出しようとします。眠る直前に手足がぽかぽかと暖かくなるのはそのためです。保温性の良すぎるパジャマを着ていると、体内の熱が体の外に放出されないため、なかなか眠ることができなくなってしまうのです。子供の寝かしつけには部屋を適温に整えるとともに、おくるみやパジャマで子供が心地いいと感じる環境を整えてあげることが大切です。
おすすめの入眠グッズ:おしゃぶりやお気に入りのタオル
眠る時に、子供が安心できるグッズがあると気持ちを落ち着かせて寝かしつけることができます。皆さんがイメージしやすい、代表的な入眠グッズはおしゃぶりでしょうか。寝かしつけの時以外にも、子供がぐずったらおしゃぶりを与えるというママも多いですね。また、お気に入りのタオルやぬいぐるみなども子供の寝かしつけには効果的です。
子供のお気に入りグッズにママの匂いを染み込ませたりリラックスできるアロマを垂らすことで、更に安心できる香りを足すという方法もあります。タオルやぬいぐるみが入眠グッズになると、それが手元にあるだけでどこでも眠れるという子供もいます。子供が好んで触っているものを入眠グッズとして寝室に持ち込んで試してみてはいかがでしょうか。
おすすめの入眠グッズ:寝かしつけに最適な絵本
子供の寝かしつけには、毎日決まった入眠儀式があると良いという話をよく聞きます。その代表的な入眠グッズが絵本です。寝かしつけを目的とした絵本はたくさんあり、その中からおすすめの2冊をご紹介します。
寝かしつけにおすすめな絵本:おやすみロジャー
アメリカやフランスなど世界的にもベストセラーとなっており、テレビでも紹介されたことがあるこの絵本。「たった10分で寝かしつけ」をテーマにしており、物語の進め方や言葉の使い方などに心理学のテクニックが用いられています。本を読むだけで入眠効果があるように工夫されているんですよ。
物語のあらすじを簡単にご紹介しましょう。眠るのが苦手なうさぎのロジャー。そしてロジャーと一緒にいる「きみ」。主人公はこのふたりです。そしてこの「きみ」がまさに絵本を見ている我が子ということになります。今夜も眠れないふたりは、ママうさぎの提案で、誰でも眠らせることができる魔法使いの「あくびおじさん」に会いに出かけます。
そして道中でもさまざまなキャラクターに出会い、その度に眠るための方法を教えてもらいます。そして「あくびおじさん」の家にたどり着き眠るための魔法を掛けてもらい、家に帰ってぐっすり眠る、というお話になっています。絵本には読み方の手引きも書かれており、より心理的効果が期待できるよう具体的な読み方が指示されています。実際に読み終わる前に子供が眠ってしまったり、子供より先に読んでいたママが眠ってしまったなどの話も聞きますので、興味があればぜひ一度試してみてください。
寝かしつけにおすすめな絵本:もうねんね
この絵本には、子供たちに親しみのある動物「犬、ネコ、にわとり、ひよこ」が出てきます。そして、それぞれの動物たちが「ねむたいよう」「もうねんね」と言いながらすやすやと眠りについていくというお話です。挿絵の優しいタッチや心地よいフレーズ、小さい子供でもわかるような言葉選びで、0歳児にもすんなり聞かせられる絵本になっています。
ページ数も少なく簡単に覚えられる内容なので、パパママが慣れてきたら絵本の文字を追わず子供に向かって話しかけるようにしても良いですね。子供にぴったりくっついて小さな声でささやきながらお話すれば、子供も安心して眠りにつけるでしょう。
おすすめの入眠グッズ:家庭用プラネタリウム
「家庭用プラネタリウム」は暗くした部屋の天井に映像を映し出し、子供を寝かしつけてくれる寝かしつけグッズです。おやすみホームシアターやホームプラネタリウムなどと呼ばれることもあり、映像だけでなく、眠気を誘う音楽が流れるものもあります。人気のキャラクターを使った簡単な物語があったり、プラネタリウムのように星座が出てきたり、童謡に合わせてたくさんの動物が出てきたりなどバリエーションも豊富です。
家庭用プラネタリウムの良いところは部屋を暗くした状態で子供が寝転んだ状態で鑑賞するので、そのまま眠りに付きやすいという点でしょう。映像が天井いっぱいに広がるので家族全員で寝転がって観ることもできますし、パパママがいなくても子供が一人で眠れるようになるための練習に使われることもあります。布団に入ると天井に素敵な光景が映し出されそのまま夢の中へ…そんな流れで眠りにつけたら寝ている間も幸せな気持ちになれそうですね。
寝かしつけにおすすめ:おやすみホームシアター
家庭用プラネタリウムの定番、タカラトミーのおやすみホームシアターです。上ではディズニーキャラクターのものを紹介していますが、ディズニーバージョンではない「天井いっぱい!! おやすみホームシアター」なら少し価格が安く購入できます。直径3.8mの円状に星空が投影され、2枚のディスクを入れ替えることで違った映像を楽しむことができます。また、ホームシアターには25曲の入眠に最適な音楽が入っており、映像と音楽で子供を寝かしつけてくれます。
天井いっぱい!!おやすみホームシアターの紹介映像
寝かしつけにおすすめ:ホームスター クラシック
どんな映像が投影されるのかは下記紹介動画をご覧いただきたいのですが、ホームスター クラシックは家庭用プラネタリウムと紹介するのは申し訳ないくらい、本格的な星空を室内で楽しむことができます。プラネタリウム・クリエーターとセガトイズが共同開発した製品で、ランダムで流れ星が流れる設定になっているなど、大人が楽しめるハイクオリティな家庭用プラネタリウムです。子供と一緒に、大人も室内で夜空を鑑賞したい場合はホームスター クラシックがおすすめです。子供が大きくなってからでも充分に楽しめる製品なので長く愛用することができるプラネタリウムですよ。
ホームスター クラシックの紹介映像
子供の寝かしつけにおすすめな入眠アプリは?
寝かしつけに最適なアプリは今たくさん作られています。アプリだと簡単にダウンロードができるので、試してみたいと思えばすぐに試せるのも嬉しいですね。おすすめのアプリをいくつかご紹介しましょう。
絵本スタジオ:パパやママの声で読み聞かせを録音!
Androidアプリはこちらおすすめ度:★★★★★
対応スマホ:iPhone
「ももたろう」や「しらゆきひめ」、「ピーター・パン」など約40種類の絵本の中から好きな物語の読み聞かせをすることができます。絵本スタジオには声優さんによる読み聞かせ音声が収録済みで、パパママや祖父母の読み聞かせ音声も録音できます。パパママがお話しても良いですし、おじいちゃんやおばあちゃんの声で録音してもらい、子供に聞かせてあげることもできます。
アプリ自体のダウンロードは無料で出来ますが、それぞれの物語は有料です。ただ、登録されている絵本はどれも名作と言われるものばかりなので、絵本をたくさん購入するよりも場所を取らず、絵本を破られることもないと考えると、紙の絵本を揃える代わりにアプリでダウンロードするという選択をしても良いですね。
私の赤ちゃん オルゴール(子守唄)
おすすめ度:★★★
対応スマホ:iPhone、Android
使い方は非常にシンプルなこのアプリ、再生ボタンを押すとゆったりとしたオルゴールの音楽が流れてきます。切タイマー機能がついており、10分単位で最長24時間まで設定することができます。自動再生でさまざまな音楽が流れてきて大人が聞いていてもとても癒やされてしまいます。
夜の寝かしつけはもちろん、赤ちゃんのお昼寝やちょっとぐずってしまった時に落ち着かせるためにも活躍します。子供がなかなか寝なかったとしても、音楽を聞いていればママもリラックスして見守っていられそうですね。
YouTubeの絵本読み聞かせ、オルゴール動画もおすすめ
YouTubeで「読み聞かせ 絵本」や「子守唄」などと検索すると、さまざまな動画が投稿されています。アプリで紹介したような有名童話の朗読もありますし、オルゴールで流れる音楽の種類もたくさんありますのでぜひ一度検索してみてください。
ただ、YouTube動画は最初に広告が表示されたり途中で動画が挟み込まれるものもあるので、子供がうとうとしてきたところで急に広告が流れてしまって子供の目が覚めてしまったということも起こります。YouTubeプレミアムを契約すればこの広告は消えるので、頻繁にYouTubeを利用するパパママは検討してみてください。
まとめ:ちょっとした工夫で寝かしつけが楽になることも
「一日の仕事納めは寝かしつけだ」と感じるパパママも多いくらい、子供の寝かしつけは大仕事です。筆者も毎日30分~1時間くらいかけて子供を寝かしつけていますが、すやすやと寝息を立てる子供の顔を見て「ああやっと自分の時間だ」と開放的な気持ちになっています。
子供は1人1人が違うため、すべての子供に効く完璧な寝かしつけ方法はありませんが、こちらでご紹介した入眠グッズをいくつか試してみてはいかがでしょうか? 子供によっては1つの入眠グッズが効果抜群なんてことがあるかもしれませんよ。少しでもパパママの助けになるような寝かしつけグッズに出会えることを祈っています!