歯固めのおすすめ13選! いつからいつまで使う? 効果や選び方も紹介!
目次
歯固めとはどんなもの?
歯固めは赤ちゃんが噛んで使えるおもちゃのことです。歯が生え始めたころの赤ちゃんに使います。
赤ちゃんの歯が生える時期は個人差が大きいですが、一般的に生後6ヶ月~7ヶ月に下の前歯から生え始めます。歯が生え始める前の赤ちゃんは、口をモグモグしたり機嫌が悪くなったり、夜泣きをしたりすることがあります。これは「歯ぐずり」と呼ばれるもので、歯肉がムズムズしたり痛みを感じたりしているのが原因。そんな時に、適度な固さのものを噛み不快感や痛みをまぎらわすアイテムが「歯固め」なのです。
歯固めが赤ちゃんに与える効果は?
歯固めは赤ちゃんがカミカミすることで、口の中の不快感や痛みをまぎらわすことができるものです。しかし、それ以外にもさまざまな効果があります。
「噛む」トレーニングになる
生後すぐの赤ちゃんは母乳やミルクだけで栄養をとっていますが、歯が生え始めると離乳食からも栄養がとれるようになります。歯固めを使ってカミカミすることは、歯が生え始めた赤ちゃんにとって食べ物をスムーズに噛んで食べるためのトレーニングになるのです。
歯磨きの練習になる
赤ちゃんの歯が生え始める時期は、なんでも口に入れたがる時期です。そのため歯ブラシを口の中に入れても、嫌がる赤ちゃんはあまりいません。そこで歯固めで歯ぐきをカミカミさせた後、仕上げに歯ブラシで歯ぐきを数回マッサージすれば、歯磨きや仕上げ磨きの練習がスムーズにできますよ。歯磨きと合わせて「気持ちいいね」「上手に歯磨きできたね」など優しく声がけをしてみましょう。
歯ぐきや歯の発育をサポートできる
歯固めをカミカミすると、歯ぐきがマッサージされ血行が促進されます。それにより、歯ぐきや歯の発育をサポートする効果も得られます。また「噛むこと」で脳を刺激したり、あごの骨や筋肉の発達を促進させたりすることもできます。
歯固めはいつからいつまで使う?
歯固めは、乳歯が生えていない時から使い始めるのがおすすめです。虫歯予防の観点では、最初の歯が生え始めたらすぐに歯磨きをスタートすることが望ましいとされています。しかし、いきなり歯ブラシを使用すると嫌がって歯磨きが苦手になってしまう子もいるでしょう。そこで歯固めを歯が生え始める前から使用しておくと、口の中にものが入っている状態に慣れるので歯ブラシへの移行がスムーズになりますよ。
歯磨きの練習として歯固めを持たせるのは1日に朝と晩の2回、3分ずつくらいがいいでしょう。おもちゃ代わりとして長時間持たせると、噛み合わせや歯並びに影響することがあります。歯が上下それぞれ2本ずつ生えてきたら、歯磨きの練習としての歯固めは卒業して、乳児用の歯ブラシに移行するといいでしょう。
歯固めを始める具体的な目安
「歯ぐずり」が出てきたら、歯固めを始めるサイン。当てはまる項目があれば、赤ちゃんの口の中を確認してください。
- よだれの量が増える
- 機嫌が悪くなる
- タオルやおもちゃなどをよく噛む
- 口の中に手や指を入れる
- おっぱいやミルクをあまり飲まなくなる
- 今までなかったのに夜泣きをするようになる
歯ぐきが膨らみ下に白くて硬いものが見えていれば、歯が生え始めている証拠です。歯固めを準備してあげましょう。また歯固めの中には、生後すぐから生後3ヶ月くらいの赤ちゃんを対象にした商品もあります。早くから使用することで、口に入れるスプーンや歯ブラシへの抵抗を減らし、離乳食や歯磨きをスムーズに始められるメリットがあります。
歯固めの選び方
歯ブラシタイプのものから、リング状、ボールタイプなど、さまざまな歯固めが販売されています。どのような歯固めがおすすめか、選ぶときのポイントをご紹介します。
赤ちゃんがもちやすい形状
赤ちゃんの握力はまだ弱いため、持ちやすい歯固めがおすすめです。またのど突き防止がついているタイプなど、安全に配慮されている歯固めを選ぶようにしましょう。
素材をチェック
歯固めは赤ちゃんの口に直接入れるものなので、素材はしっかり確認してください。素材によっては赤ちゃんが嫌がったり、アレルギー反応が出たりすることもあるので注意が必要です。
天然ゴム
天然ゴムは耐久性や弾力性に優れているため、多くの歯固めに使われています。天然木の樹液から精製された天然ゴムは、乳幼児でも安心して使えます。また、エストラマー系のTPE(TPR)と呼ばれる素材も、ゴムのような素材で歯固めとしておすすめです。一方、弾力性があるものは比較的ほこりやゴミが付着しやすく、お手入れが大変というデメリットもあります。
自然素材
天然木やお米が原材料の歯固めもあります。安全性はもちろん、自然素材ならではの温かみがある質感が人気です。木製の歯固めは、品質の高い日本メーカーのものがおすすめ。外国製であれば、米国や欧州などの厳しい玩具安全基準に合格しているものを選ぶようにしましょう。
塩化ビニールには注意!
塩化ビニールは彩りが鮮やかで柔軟性と弾力性に優れていますが、近年有害性が指摘されています。舐めたり噛んだりしただけでも体内に有害害物質を取り込んでしまう可能性があるため、塩化ビニール製の歯固めは避けるようにしましょう。
手入れのしやすさ・消毒方法をチェック
選ぶ際は、シンプルな形で洗いやすいかどうかも大切なポイントです。また製品によっては、自然素材の歯固めなど煮沸や、薬液、電子レンジを使った消毒ができない場合もあります。お手入れ方法もしっかり確認しましょう。
次のページでは、おすすめの歯固め13選や注意点、歯固めストラップについてご紹介します。