初乳はいつからいつまで出るの? 成分や量、利点、カロリーなど詳しくご紹介

初乳はいつからいつまででる?

初乳はいつからいつまででる?
母乳は三段階に変化します。産後すぐにでるのが「初乳」、その後「移行乳」とよばれる母乳を経て、最終的に「成乳」となります。初乳がでる期間は、産後すぐ~平均で1週間前後といわれていますが、個人差があり、産後〇日間などといった明確な定義はありません。初乳が2~3日しか出ない人もいれば、10日以上でる人もいるようです。

もし、初乳がでる期間が短かったり、量が少ないと悩んでいるなら、心配しなくても大丈夫ですよ。なぜなら、3日程しか初乳がでなかった筆者の子供は、2歳を過ぎた現在も、大きな病気などせず元気にすくすくと育っているからです。ママのストレスにならないよう、あまり気にしないことが一番です。

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初乳の成分や量など

初乳の成分や量など
母乳と聞くと、牛乳のように白くてサラサラとした液体を想像する人が多いと思いますが、初乳はそれとは異なります。まずは、初乳とはどのような成分でできているのかなど、その特徴についてご説明します。
  

初乳の成分やカロリー

初乳には、赤ちゃんを守る免疫成分や、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。含有量の多いタンパク質には、感染症やアレルギー予防の働きがあるIgA抗体とラクトフェリンが多く含まれています。その他、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンβカロテンなどのビタミン類や、ナトリウム、カリウム、亜鉛などのミネラル、炭水化物、酵素、ホルモン成分などがバランスよく含まれています。

また、初乳は成乳に比べ脂肪分が少なく、赤ちゃんの未発達な消化器官でも消化・吸収しやすくなっています。また、100mlあたりのカロリーは、通常の母乳(成乳)は60kcal程ですが、初乳は80~150kcalもあると言われているんです。初乳は栄養満点で、新生児にはこの上ない食事といえますね。
  

初乳の量

はじめに記述した通り、初乳は産後直後から数日間しかでません。初乳が1日に分泌される量も、成乳に比べると、格段に少ないのが特徴です。初乳の量が少ないのは、生まれたばかりの赤ちゃんの小さい胃袋にあわせて、ママのからだが必要な量の初乳を作っているからなんです。その為、初乳の量が少ないからといって、不安になる必要はありません。ママのからだはちゃんと赤ちゃんのことを考えているんですよ! なんとも神秘的ですね。
  

初乳の色

初乳は少しどろっとした濃厚な液体で、黄色っぽく、カスタードクリームのような色をしています。初乳が出てから数日後に、だんだん淡い黄色に変化し、初乳から移行乳と呼ばれる母乳が出るようになります。初乳が数日出た後は移行乳は1週間程続き(これも個人差があります)、その後、成乳と呼ばれるサラサラとした牛乳のような白い母乳に変化していきます

初乳を新生児に与えることの利点は?

初乳を新生児に与えることの利点は?
初乳は生まれたばかりの赤ちゃんの最初の食事であり、赤ちゃんの成長を促す成分が豊富に含まれています。特に、初乳に多く含まれる免疫グロブリンという成分が、赤ちゃんを感染症やアレルギーから守ってくれる為、初乳が出るなら飲ませるのがベストです

また、授乳をすることでママの母性を刺激するのと同時に、子宮が収縮するので、産後の母体回復を助けるはたらきもあるんですよ。ママが赤ちゃんのお世話をしているはずなのに、気付かないうちに赤ちゃんに助けてもらっているなんて、感動的ですよね。

初乳は絶対にあげないとダメ?

初乳は絶対にあげないとダメ?
母乳で育てたいと望むママは多いです。しかし思うように母乳がでなかったり、赤ちゃんが上手に飲めないこともあります。もしくは、ママが薬を服用していたり、赤ちゃんが保育器やNICUに入っていたり等、母乳を飲めない状況にある赤ちゃんも大勢います。

初乳は、可能なら飲ませるのがベターですが、絶対にあげなくてはいけない、というものではありません。粉ミルクは赤ちゃんの健康を考えて作られていますし、初乳をあげることが出来なくても、赤ちゃんはちゃんと育ちます。初乳にこだわることよりも、ママが笑顔で育児を楽しむことの方が、何よりも大切なのです。

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初乳を上手にあげるためにできること

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特に初めてのお産のときは、ちゃんと初乳はでるのか、赤ちゃんがちゃんと飲めるのかなど、不安を抱えているママも多いと思います。出来ることなら、赤ちゃんに大変な思いはさせたくないですよね。そこで、赤ちゃんにスムーズに初乳をあげるためにママが出来ることと、飲ませ方のコツをお教えします。
  

産前から母乳マッサージ

産後、おっぱいが張ってしまったり、母乳が溜まり乳腺炎になってしまうことを予防する為に、母乳マッサージを行う産院が多いですが、母乳マッサージは産前からすることをおすすめします。乳頭、乳首をやわらかくほぐすことと、全体を脇から持ち上げ中心に軽く寄せる程度のマッサージでOKなので、湯船につかりながら、リラックスして行いましょう。もちろん赤ちゃん優先ですので、お腹が張っている日は母乳マッサージは避け、出来るだけ体調の良い日に無理なく続けることが大切です。母乳マッサージは産前から行うことで母乳がでやすくなりますし、張りのないやわらかいおっぱいの方が、赤ちゃんもくわえやすいんですよ

授乳の楽な姿勢をみつけよう

授乳する姿勢といえば、横抱きをイメージすると思いますが、ママが疲れてしまうようでは幸せなはずの授乳タイムが苦痛な時間になってしまいます。赤ちゃんを小脇に抱えるイメージの「ラグビーボール抱き」や、赤ちゃんの首と頭をしっかり支えての「縦抱っこ」などでも授乳は出来ます。赤ちゃんが不自然な体勢にならず、ママもリラックスして授乳できるように、いろいろな姿勢を試して、ママや赤ちゃんに合った銃乳の体勢を見つけましょう。経験豊富な助産師さんに相談してみるのも良いですね。

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くわえさせ方はアヒル口で

生まれてすぐに自然と授乳出来る赤ちゃんもいれば、上手に飲めない赤ちゃんもいます。筆者の息子はおっぱいをくわえるのが苦手でした。幸い母乳はでたので、搾乳して、初乳は哺乳瓶であげていました。諦めずにおっぱいをくわえさせることが大事だと助産師さんに言われ、毎日半ば強引にくわえさせては息子に泣かれて断念…を繰り返すうちに、徐々に息子もコツをつかみ、生後1ヶ月程でやっとスムーズに飲めるようになりました。

そのとき助産師さんから教えられた授乳のコツは、「アヒル口でくわえさせること」でした。もちろん赤ちゃんに「アヒル口で飲んでごらん」と言っても出来ないので、赤ちゃんがアヒル口になるように、ママが手伝ってあげなければなりません。赤ちゃんにアヒル口でおっぱいを加えさせる方法は、赤ちゃんが口を開いたときにおっぱいをぐっと押し込むようにくわえさせ、少し引き戻すことです。そうすると赤ちゃんも飲みやすい口のかたちになりますよ。

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はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Facebook、Twiiterなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!