子供と一緒にお雛様を手作りできる? ハンドメイドや手作りキットも紹介
子供と一緒に手作りするお雛様
ひな祭りには欠かせないお雛様。その作りはとても丁寧で緻密で、職人さんの技が光っていますよね。でも、素材や作り方を工夫することで、おうちでもオリジナルな手作りのお雛様を作ることができますよ。まずは、子供と一緒に作ることのできるお雛様をご紹介します。
並べて作るアイロンビーズ
アイロンビーズは専用のビーズとペグボードと呼ばれる専用のボードを使って作ります。ボードの上にビーズを並べ、専用のシートを乗せてからアイロンで加熱すると、ビーズが溶けてくっつきます。溶け具合はビーズの種類によって異なるので、様子を見ながら行うと良いでしょう。ピンセットなどを使用すると作りやすいです。ママが下絵を作ってあげることで、小さな子供でも思い通りに作りやすく、達成感にも繋がります。
綿棒でミニお雛様
なんと、綿棒でもお雛様を作ることができますよ。綿棒雛といい、綿棒をお雛様の顔に見立てて鮮やかな布や折り紙などを重ねていきます。髪の毛の部分には黒い紙を使い、人形の顔に見えるように作っていきます。お雛様の着物のような柄の和紙を重ねると、とても綺麗ですよ。また、顔になる部分にガーゼなどを当てると、質感が変わりより本格的に仕上がります。
余った布も活用できる
小さなお雛様であれば、少し余っていた布を活用しても作れます。ちりめん生地など和風の生地があると更にお雛様っぽく仕上がりますね。布であれば貼っても良いし、縫っても良いし、好きな形に仕上げることができます。立体に縫い上げるような難しい部分はママ、飾りを貼り付けるように簡単な部分は子供と作業を分担し、子供も満足ができるようにしてあげましょう。
折り紙なら簡単なものから立体的なものまで
折り紙を使えば、平面的なものはもちろんのこと、かなり本格的な立体のものまで自由自在です。最近ではYouTubeなどで、折り紙の折り方の無料動画も上がっていますので参考にしてみてはいかがでしょうか。子供の年齢に合わせて難易度を調整してあげると良いでしょう。
紙粘土は作りたい大きさも自由自在
紙粘土であれば、小さな子供でも自由に作ることができます。まずは紙粘土で形を作るのですが、乾燥に注意しましょう。形を作ってからは、置いておけば自然に固くなります。その後で絵の具を使って色付けをすれば、あっという間に完成ですよ。
はさみとのりでペーパークラフト
特別な材料がなくても、お家にある材料に、紙とはさみとのりさえあればこんなにかわいらしい雛人形が作れます。プリンカップなどの形を利用して工夫をすることで、想像力も豊かになりますし、子供の個性が光る作品になることでしょう。
お雛様手作りキット
手作りキットを使えば、少々難易度の高そうなものでも挑戦しやすくなりますね。大作を仕上げるにはコツコツと時間をかける必要がありますが、ママと一緒なら子供も楽しく作ることができるでしょう。インターネットショップでもたくさん取り扱っていますので、子供と一緒に選ぶのも良いですね。
大人が作るお雛様
子供と一緒に作るだけでなく、大人の楽しみとしてお雛様を作るのも人気がでてきています。かなり本格的なものもたくさんありますので、取り組みやすいものから挑戦してみてはいかがでしょうか。
切り絵
最近は切り絵アートもはやっていますよね。カッターや専用の小刀で丁寧に切り取っていくことで非常に繊細な作品に仕上がります。決まった形はないですが、まるで影絵のように枠だけで表現される独特の美しさがありますね。切り抜いた後の絵を、イメージしていたものとどこまで近づけられるかが腕の見せどころです。
刺繍
このような日本刺繍には専用の針や糸を使用します。どういった色合いで仕上げるか、色使いがセンスを要します。かなり根気のいる作業ですが、出来上がったときの達成感も格別ですね。まっさらな布に刺繍して額に入れても素敵ですし、手持ちの雛人形の着物に刺繍するだけでも良いでしょう。
クロスステッチ
クロスステッチはヨーロッパで生まれた刺繍方法です。刺繍糸を使ってクロス状に刺繍をしていきます。最初はカラフルなモザイクのように見えますが、出来上がっていくに連れてどんどん形が見えてくるのが楽しいですね。細かなデザインにすると、それなりに大きな作品になるので計画が大切です。
親子でお雛様様を手作りしよう
昔はお雛様といえば、おじいちゃんおばあちゃんが買ってくれることが多かったですよね。ママが子供の頃はきっとそうだったのではないでしょうか。でもお雛様は、購入しようと思うとかなりお値段が張りますよね。更に、飾るにもスペースが必要で、最近では持て余してしまっている家庭も多いのです。そういった背景もあり、身の丈に合ったお雛様を手作りする人が増えています。思い切って本格的なお雛様を揃えるのももちろん素敵ですが、世界に一つだけのお雛様を子供と一緒に手作りしてみてはいかがでしょうか。親子のコミュニケーションにもなりますし、子供のモノづくりへの才能を発見できるかもしれませんよ。
トーヨー 新王飾り折り紙
和紙で作るお雛様飾りの折り紙。折り紙を折ると、高さ約85mmの男雛と女雛が完成します。折り方テキスト(英訳付き)が入っているので、それをみながら子供と一緒に折りましょう。
多加楽ちりめん手芸「お手玉雛人形」手作りキット
京都のちりめん手芸作家の西端和美がデザインを監修したオリジナルのお雛様の手作りキット。サイズは高さ6cm、台の直径は約14cm。針を使うため、小さな子供がいる場合は注意して作りましょう。
まとめ
いかがでしたか? みなさん本当にいろいろな工夫をしてお雛様を手作りしていますよね。子供の作品には子供らしい大胆さがあり、大人の作品には大人らしい繊細さがあります。どちらにしても、子供にとっては世界にひとつしかないオーダーメイドのお雛様ですので、きっと大切な思い出になることでしょう。