スノードームの作り方! 簡単きれいに作るコツは?
スノードームって?
スノードームは、丸い透明の入れ物に人形やミニチュアと、雪に見立てたものを入れて、雪が降っている風景を楽しめるおもちゃです。お土産としても人気で、アメリカではスノーグローブと呼ばれています。スノードームの歴史は古く、1889年のパリ万博でエッフェル塔モチーフを入れたものがルーツという説があります。形はドーム型のものもあれば、半円形のものもあり、最近では手作りのスノードームも人気です。
スノードームの基本的な作り方
スノードームは材料さえ揃えば、作り方は簡単です。子供と一緒に作ることもできるので、おうち時間の過ごし方としてもおすすめですよ。細かいパーツや液体を使うので、子供とスノードーム作りをする時は大人も一緒にいてくださいね。
材料
- 容器(空き瓶またはペットボトルなど)
- スノーパウダー・ビーズ・ラメ
- 中に入れるモチーフ(写真を入れる方法もあとで紹介!)
- スポンジ(モチーフに高さを出す場合)
- グリセリン(洗濯のり・液体のり・キッチン洗剤でもOK)
- 精製水または水
- はさみ
- 接着剤
手順
- 瓶の汚れを落とし、しっかり乾燥させておく。
- 蓋の大きさに合わせてスポンジをはさみで切る。
- スポンジに接着剤をつけて蓋の内側に貼り付ける。
- スポンジの上に人形などのモチーフを接着剤で貼り付ける。
- 空き瓶に精製水とグリセリンを10:1の割合で入れたら優しくかき混ぜる。
- 空き瓶にラメやビーズなどをオーナメントが付いた蓋を閉める。
- ひっくり返して完成!
作り方動画
動画で見ると手順や作業のイメージがつきやすいでしょうか。こちらも参考にしてみてくださいね。
上手に作るコツが知りたい!
せっかく作るなら、自分の好みにあった素敵な作品を作りたいですよね。見栄え良く仕上がってほしいのはもちろんのこと、不器用だからちゃんと完成させられるか心配、材料費をかけずに手軽に作りたいなど、作る上で気になることは人それぞれ違うはず。
そこで、重視するポイントに合った方法をご紹介します。
確実・簡単に作りたい!
手作りキットを利用すれば、材料を揃える手間を省けますし、説明書通りに作ればいいので確実に仕上げられて安心です。ネットでもスノードームの手作りキットなど便利な商品がたくさん販売されていますよ。
かわいいお魚モチーフが入ったキットです。作り方説明書が入っているので、初心者や子供も安心して作れます。
人気者の恐竜が入ったキットです。恐竜好きの男の子が、喜んで作ってくれそうです。
お手頃価格でスノードーム作りができるキットです。動物や魚、クリスマス仕様など、パターンは全部で8種類あり、全種類揃えたくなってしまいますね。
大小含め5つのスノードームが作れるセットです。かわいいモチーフがたくさん入っている上に、LEDや光ファイバーで7色にきらめき、容器をデコレーションするシールまでついていて、思う存分スノードーム作りが楽しめそうです。
子供向けのスノードームキットです。好きなディズニーキャラクターパーツがついているものなら、作っている際中も出来上がってからも楽しめそうですね。
スノードームのガラス容器とスノーフレークのセットです。スノーパウダーやスノーフレークがあると、本物の雪が降っているように見せることができます。精製水やグリセリン、モチーフなどを用意すれば、簡単に本格的なスノードームを作ることができますよ。
低コストで作りたい!
コストを抑えて作るなら、材料は家にあるものや身近なもの、100均などで揃えましょう。
容器には、ジャムの瓶やペットボトルが使えるでしょう。ペットボトルはミニボトルが作りやすいのでおすすめです。
スポンジ、ラメ、オーナメントなど、スノードームに作る材料は100均に売っているもので大体揃います。
海で拾ってきた貝殻や身近な草花の押し花など、自然のものを使ってもかわいく仕上がります。
ガチャガチャやお菓子のおまけについていたミニチュアの模型などを使っても面白いですね。
自由なアイディアでオリジナルのスノードームを作ってみてくださいね。
長持ちさせたい!
スノードームを手作りした液体はだんだん劣化して白く濁ってしまいます。精製水やグリセリンを使うことで、透明度が長持ちするスノードームを作ることができますよ。
スノードームの液体を作る時は水道水でも代用できますが、水道水だとカルキなどの不純物が含まれているため、精製水より早く白く濁ってしまいます。精製水を使う場合は、スノードームを作る前にしっかり熱湯消毒しておくことで、より長持ちさせることができますよ。
グリセリンも液体のりや洗濯のり、キッチン洗剤に比べて劣化が遅いので、透明度を長く保つことができるのです。
精製水は薬局などで購入できます。精製水はアロマスプレーを作る時などにも使用できます。精製水が余ってしまったら、活用してみるのもおすすめです。
グリセリンはアルコールに分類される物質です。化粧水や保湿剤にもよく使われています。精製水に混ぜることによって粘り気のある液体になり、スノーフレークやラメがゆっくり落ちるのできれいですよ。
上でご紹介した作り方ではグリセリンと精製水で作る方法でしたが、液体のりや洗濯のり、キッチン洗剤でも作れます。その場合の混ぜる比率も参考にしてみてください。
- 精製水(または水)× グリセリン「10:1」
- 精製水(または水)× 洗濯のり「7:3」
- 精製水(または水)× 液体のり「7:3」
- 精製水(または水)× キッチン洗剤「10:数滴」
キッチン洗剤を使う場合は泡立たないように注意が必要です。精製水(または水)に数滴入れるだけにとどめましょう。
オリジナリティを出す方法
手作りする良さとして、工夫すればちょっと変わったスノードームや、オリジナリティのあるギフトを作ることもできるんです。
写真を入れてフォトスノードームに
写真を入れれば、世界にひとつだけのスノードームができます。子供の写真を入れて祖父母へのプレゼントにすれば、喜んでもらえそうですよね。
写真をスノードームに入れる場合は、防水加工する必要があります。方法は、写真にを大きいセロファンで挟むように貼る、ラミネート加工するなどです。
ラミネーターがあれば簡単にラミネートをすることができますし、写真や書類をラミネート加工することで、劣化を防ぐことができるので便利です。
でも、スノードーム作りのためだけにわざわざラミネーターを買うなんて…となりますよね。
そんな方には、手張りラミネートがおすすめです。
機械や道具を使わずに、フィルムを貼り合わせるだけで手軽にラミネートができますよ。
土台を工夫して光るスノードームに
LEDコースターを使うことで光るスノードームを作ることができます。スノードームを作ったら蓋の面を上にしてLEDコースターの上に置くことで、スノードームが光ります。そのため、光るスノードームを作りたい場合は、蓋の面が上になる設計でモチーフなどを飾りましょう。
電池とコンセントに対応しています。ハーバリウム用のLEDコースターですが、手作りスノードームを置くことで光るスノードームにすることができますよ。
雑貨やアクセサリーにスノードームを
スノードームは置いて飾るタイプの雑貨だけではなく、おしゃれなアクセサリーや文房具などにもなるんです。
小さなガラスドームに小さなモチーフやパウダーを封入してミニスノードームが作れます。ネックレスやイヤリングに加工してアクセサリーにしても素敵ですし、キーホルダーや文房具のチャームとしてつけてもかわいいですよね。
まとめ:おうち時間に作ろう!
見ていると癒されるスノードームは、意外にもお家で簡単に手作りできます。中に入れるモチーフやパーツを工夫することで、世界に1つだけのオリジナルスノードームが出来上がります。おうち時間に子供と一緒に作っても楽しめますよ。