【徹底比較】プログラミング教室 VS 家庭学習! 小学生の子供のママ必見
目次
子供にプログラミング教育がなぜ必要?
「一体プログラミングって何を学習するの?」と疑問に思っていませんか? そもそもプログラミング教育がなぜ必要なのでしょう? 基本的なところから確認してみましょう。
将来、仕事でプログラミングのスキルが求められる!?
「プログラミング」と聞くと、パパママの世代では、「英語みたいな文字をパソコンに打ち込むのかな?」と思うのではないでしょうか。以前はそうでした。例えば、C#、JAVAと呼ばれるような専門的な言語を打ち込んでパソコンに指示を出していました。これを仕事としているのが、SEやプログラマーです。
しかし近年、全く違うタイプのプログラミングが誕生しています。新しいビジュアルプログラミング言語を使うと、視覚的なもの(例えば、指示ボックスを矢印や線でつなぐ)だけで指示だしができるようになったのです。これが小学生もプログラミングができるようになった理由です。また、企業でも、SEやプログラマーでなくとも「プログラミング的思考」が求められるようになってきました。人工知能を持つ優秀なコンピュータがいるので、いかにそれをうまく使うか? 要は、「的確な指示をコンピュータに出すスキル=論理的思考力」が将来大切なスキルになってくるのです。
小学校のプログラミング教育の内容
将来求められるスキルを学校でも磨きます。小学校のプログラミング教育の目的は、「プログラマーを育成するのではなく、プログラミング的思考をはぐくむこと」(文部科学省)。これを養うために、実際の授業で、ビジュアルプログラミングの代表『Viscuit(ビスケット)』『Scratch(スクラッチ)』の二つを利用して、現科目の中で体験します。例えば、算数では「プログラミングを利用して正五角形を作ろう」という感じです。毎週の科目にプログラミングが入るわけではなく、少しずつ慣らしていくのが学校のプログラミング学習と言えます。
プログラミング教室に通わせるべき? プログラミング教室の内容を徹底分析!
プログラミングが学校の学習にも将来にも役立つのはおわかりいただけたでしょう。次にプログラミング教室に通わせるかで迷っているパパママのために、具体的に対象年齢や内容などをチェックしてみましょう。
プログラミング教室は何歳から?女の子も通っている?
プログラミング教室の対象年齢は小学生低学年以上のところが多いですが、なかには年中・年長さんからのクラスもあります。大抵のプログラミング教室は、指示ボックスの部分に文字が書いてあるものが多いので、プログラミング教室に子供を通わせる年齢は文字が読めるようになっていることが一つの目安です。男の子が多いイメージですが、女の子もレゴやブロック遊びが好きな子にはおすすめです。将来、「理系女子になってほしいな」と思っているパパママは要チェックです。男の子をもつパパママも、メーカーやIT分野で活躍してほしい場合、実務的な学習といえるのでおすすめでしょう。小学生低学年のレベルは簡単ですが、中学生、高校と継続していくと、専門的な言語を学ぶ学習も入ってきてかなり高度なので、就職活動に有利になるかもしれません。
ロボット派orゲーム派どちらがいい? プログラミングを楽しく学ぼう!
プログラミング教室を大きく分けると、ロボットを動かすタイプか、パソコンの中のキャラクターを操作するゲームタイプの二つに分けられます。子供が興味をもちやすそうなタイプで選ぶか、将来の就職先(例えば、メーカー系→ロボットが有利、IT系→ゲームが有利)を想定して選ぶといいでしょう。
子供におすすめ!プログラミング教室3選
プログラミング教室は、習い事の中でも教材費や月謝などコストが高めです。コストに見合う教室選びをしましょう。ここではおすすめ3社ご紹介します。
レゴスクール
レゴスクールは、「レゴ® WeDo 2.0」や「レゴ®マインドストーム EV3」といった独自の教材を使うのが特徴的。幼少期からレゴに親しんできた子供達には、このオリジナリティある教材が魅力的なはず。また、月2回の教室が多い中、年間42回と毎週楽しく通えます。
対象年齢:小学1,2年生~(プログラミング学習を含めないレゴ学習は3歳~)
月謝:約1万円~15,000円(税抜き)、教材費:約3万円(※コース教室により異なる)
レッスン回数:年間42回
ArTeC(アーテック)エジソンアカデミー教室
2018年経済産業省より「ものづくり日本大賞特別賞」を受賞した会社で、全国900以上の拠点があります。独自のブロックは身の回りの信号機、車、動物などの他、紙飛行機発射ロボット、ペットロボットなど多種多様に作れます。毎月1本のロボットを組み立て、プログラミングして楽しむので子供達は飽きずに楽しめるでしょう。
対象年齢:小学生3年~
月謝:約1万円(税抜き)、教材費約4万円(2年間)※いずれも教室により異なる
レッスン回数:月2回
Tech Kids school
アメーバブログで有名なIT企業サイバーエージェントの藤田社長が運営しているプログラミング教室。将来の日本の優秀なエンジニアを育てようとする本格的なプログラミング教室です。長期的に養成する学校で、ゲーム開発用の言語を学び、アプリの企画、開発をするなど段々実践的になっていきます。月謝は高めで、拠点も少ないですが、我が子を将来有望なエンジニアに育てたいパパママは必見です。
対象年齢:小学2~6年生
月謝 19,000円(税抜き)、 教材費 24,000円、PCレンタル 4000円/月
レッスン回数 月3回
家庭学習でプログラミング学習をしてみよう!
家庭学習でもプログラミング学習は可能です。コスト面が気になるパパママは家庭学習から取り入れてみましょう。
アプリで小学校のプログラミング授業を体験
学校教材として使われている無料ダウンロードソフトを使ってプログラミング学習を体験してみましょう。ビジュアルプログラミング言語の代表2種をご紹介します。
VISCUIT(ビスケット)
おすすめ度:★★★★★
対象年齢:3歳~
対応スマホ:iPhone、Android
App Store
Google Play
VISCUITは、自分でプログラムをつくり絵を描き、動かしながらプログラミングを学んでいきます。自分で描いた絵を海に並べ、みんなで海の世界をつくり上げることができます。言葉を使わないので、3歳くらいからでも体験してみることができます。ルールも少なく直感的に使えるので、プログラミング初心者が体験をするのにおすすめ。タブレットや携帯にアプリをダウンロードして使ってみましょう。
ScratchJr(スクラッチジュニア)
おすすめ度:★★★★
対象年齢:4歳~
対応スマホ:iPhone、Android
App Store
Google Play
Scratchは世界的に有名です。日本でも小学校や多くのプログラミング教室で使われているので是非チェックしてみましょう。そのスマートフォンやタブレットで楽しめるバージョンがScratchJr。指示が書かれているブロックを組み合わせて、キャラクターを操作して学びます。日本語対応していますが、文字が読めないと指示の組み合わせができませんので、文字の読み書きができる子が対象です。Scratchの操作方法はNHKの『Why!? プログラミング』でも取り上げられており、HPで過去の配信も見れるのでおすすめです。
ロボット型プログラミングおもちゃ3選!
「自分で組み立てたロボットが動く感動を味あわせたい! 」と思うパパママに、家庭学習でできるプログラミングおもちゃをご紹介します。
プログラミングおもちゃ 教育・知育ロボット embot(e-Craftシリーズ)
対象年齢:6歳~
段ボールでロボットを作り、スマホやタブレットとつなげて操作をしプログラミングロボットを作ります。ロボットおもちゃは高額なものが多いですが、低価格でロボットのプログラミングを体験できます。NTTドコモの新規事業創出プログラムでできた教材で、関連のオンライン教室もあるので、「しっかり学びたい」と思った場合も安心です。
LEGO WeDo2.0 for home by アフレル
対象年齢:5歳~
参考価格:29,916円(税込)
人気おもちゃレゴが出しているプログラミング教材。世界で教育機関向け教材として有名な「LEGO WeDo2.0」の家庭用バージョンが登場。レゴでロボットを作り、タブレットに専用ソフトをダウンロードして操作します。タブレットの操作方法は、イラストが描かれたブロックをつなぎ合わせる簡単なものから、Scratchまで幅広く対応しています。レゴが大好きなお子さんにおすすめ。
※(家庭用は自社サイトのみ販売)
学研ニューブロックプログラミング
対象年齢:5歳~
スマホやタブレット不要のタイプなので、使用時間を気にせず遊べます。ニューブロックを組み立て、付属のモーターやLED、操作リモコンなどを取り付けて動かします。車、電車、ヘリコプターなどがブロックで自由自在に作れるので、子供達の創造力が養えます。
オンライン・通信教育のプログラミング学習3選!
おもちゃやサイトがあっても「教えられるか自信がない。」といったパパママにおすすめなのが家庭学習を助けるオンライン・通信教育。大きく3パターンの傾向があります。
- 5科目+プログラミング講座の全体カバー学習(通信教育)
- レッスン型プログラミング学習(オンライン学習)
- 家庭学習強化型プログラミング学習(通信教育)
それぞれのおすすめをご紹介します。
プログラミングの通信教育1:スマイルゼミ
対象年齢:小1~
月謝:標準コース月払い3600円(税抜き)~(学年により異なる) 教材費(タブレット代)1万円(年間)
特徴: 基本の5科目の勉強もすべてタブレットで行えます。プログラミング講座は、サブ学習の位置づけ。春・夏・冬休み(小1年~6年対象)の時の特別講座として配信されています。(小1年~6年)学校の科目全体をフォローでき、かつ、コスパがいい点が魅力的!
プログラミングの通信教育2:通信教材Z会プログラミング講座
対象年齢: 小1年~
費用: 5000円(税込み)~ (1年12回)
特徴:「LEGO WeDo2.0」を使ってプログラミングを学びます。毎月2つのテーマの他にも、試行錯誤を促す課題がありロボットをレベルアップさせていくので、学習を深められます。保護者向けガイドもありパパママも安心。「教室に任せるのではなく、子供と一緒に楽しくプログラミング学習をやりたい」と主体的なご家庭におすすめ。子供向け教材としてだけでなく、大人が趣味でのめり込めるレベルのクオリティ。
プログラミングの通信教育3:CodeCamp KIDS Online
対象年齢:小学3年生〜中学3年生程度
月謝:3,980円(税抜き)
レッスン回数:月4回+FB、全60回(4回 / 月)1年3ヶ月で修了。
特徴:通学タイプのプログラミング教室が運営するオンラインレッスン。「近所にプログラミング教室がない」「教室の習い事だと月謝が高くもっと割安で受けたい」というパパママにおすすめです。Scratch(スクラッチ)を利用してプログラミング基礎を学べます。
まとめ:プログラミング学習は子供の選択肢を増やすきっかけに
プログラミング教室にかかる費用について、以下にまとめました。
月謝 | 教材費 | |
教室 | 1~2万円 | 1000円~3万円以上(教材により異なる) |
オンライン・通信教育 | 約3500~5000円 | 0~2.5万円(年間) |
教材のみ家庭学習 | 0円 | 0~3万円 |
プログラミング教室の習い事が盛んになってきていますが、意外に家庭学習でもやり方によってはできる分野です。コスト面も比較して検討してみましょう。プログラミング学習は、お子さんの将来の選択の幅を広める大切な学習なので、今からしっかりフォローしてあげたいですね。