【2021年最新】抱っこ紐おすすめ11選! 新生児から使える失敗しない選び方
目次
抱っこひもはどんな時に必要?
抱っこ紐は育児の必需品で出産準備品にもなっており、妊娠中から気になっている人もいるでしょう。妊娠中や赤ちゃんが新生児のうちはなかなか利用シーンのイメージが沸きにくいかもしれませんが、抱っこ紐は赤ちゃんとお出かけする時はもちろん、家事をしたい時や災害時などさまざまなシーンで活躍します。
抱っこ紐の使用シーン
抱っこ紐は以下に挙げたようにさまざまなシーンで活躍します。
- 赤ちゃんを抱っこして外出する時
- 家事をしたいのに赤ちゃんが泣いて抱っこする必要がある時
- ベビーカーで出かけたのに赤ちゃんがぐずって乗ってくれない時
- 赤ちゃんが布団で寝てくれず抱っこで寝かし付ける時
- 災害時に赤ちゃんを連れて逃げる時
抱っこ紐には3歳ごろまで使える物もありますが、日常的に使うのは新生児~1歳半ごろが中心でしょう。災害時はがれきが倒壊するなどベビーカーが使えない事態も多いため、3歳ごろまでは手元に抱っこ紐があると安心です。
抱っこ紐の種類は?
「抱っこひも」は大きく分けて「キャリータイプ」「ラップタイプ」「スリング」「ヒップシートタイプ」の4種類があります。この4種類以外に抱っこもできる「おんぶ紐」もありますが、パパママの多くは新生児から使えるキャリータイプかラップタイプの抱っこ紐を「最初の1本目」として準備しています。
新生児から使えるキャリータイプの抱っこ紐
キャリータイプの抱っこ紐は日本でも大人気のエルゴベビーに代表され、多くのパパママが活用しています。キャリータイプの抱っこ紐はパパママの体に負担がかかりにくい工夫をしてあり、まだ小さい赤ちゃんをしっかり包み込んでくれるので、多くのパパママがキャリータイプの抱っこ紐を新生児用に選んでいます。サイズを調整してパパと兼用できたり、赤ちゃんが成長してからも長く使えたりする物が多くあります。
キャリータイプの抱っこ紐のメリット
- 新生児から3歳ごろまで長く使える
- 両手が空くので家事などをしやすい
- おんぶや横抱きもできる
- 腰ベルトでも支える商品は疲れにくい
- ベルトを調節すれば夫婦で兼用できる
キャリータイプの抱っこ紐のデメリット
- 機能が多いほど価格が高い
- ベルトがしっかりしている分かさばる
- 赤ちゃんと密着するため熱がこもりやすい
新生児期から使えるラップタイプの抱っこひも
ラップタイプの抱っこ紐はスリングとキャリータイプ双方の長所を生かした設計になっています。「コニー抱っこ紐」や「ボバラップ」に代表され、2017年ごろから日本でも急速に広まった新しいタイプの抱っこ紐です。赤ちゃんを1枚の布のような物で包んでパパママの体に密着させるため、赤ちゃんの体重がパパママの上半身全体に分散されます。
ラップタイプの抱っこ紐のメリット
- 新生児から使える
- 軽く持ち運びやすい
- 赤ちゃんが密着して安心する
- 赤ちゃんの体重が上半身全体に分散され負担が少ない
- 比較的値段が安い
- 丸洗いできるなどお手入れが簡単
ラップタイプの抱っこ紐のデメリット
- 赤ちゃんを包むので蒸れやすい
- サイズ展開がある商品は夫婦で兼用しづらい
- 開発されてから日が浅いためまだ種類が少ない
- 国内の安全基準がない
首すわり前から使えるスリング
スリングは赤ちゃんを布で包み込むような構造で、首すわり前から使える物も多くコンパクトに畳めるので便利です。ただし赤ちゃんが新生児のころは窒息防止のため「コアラ抱き」と言われる縦抱きをする必要があり、コツをつかむまで練習が必要です。スリングは持ち歩き用などセカンド用の抱っこ紐としておすすめです。
スリングのメリット
- 首すわり前から使える
- コンパクトに折り畳める
- リング付きなど長さを調節できる物もあり、夫婦で兼用できる
- コットン製など通気性に優れた素材を使っている物もある
- 赤ちゃんを包むので安心して寝てくれる
- キャリータイプに比べて安い
スリングのデメリット
- 正しく使わないと窒息や股関節脱臼のおそれがある
- 慣れるまで使い方が難しい
- パパママの肩に赤ちゃんの体重がかかるため、赤ちゃんが成長すると重い
- ドレープがあるタイプは家事に向かない
歩き始めたら便利なヒップシートタイプの抱っこひも
ヒップシートタイプの抱っこ紐は、赤ちゃんが歩き始める1歳ごろから重宝します。子供が3歳ごろまでは、移動の途中で「抱っこ」をねだられることも多くあります。そんな時にヒップシートの抱っこ紐があるとパパママの腰に子供をサッと座らせられるため、子供が「歩く」「抱っこ」を繰り返しても負担がありません。
ヒップシートタイプの抱っこ紐のメリット
- 抱っこの乗せ降ろしが楽
- 台座があるので肩・腰の負担が軽減される
- 子供と密着しないので蒸れにくい
- 収納がついたタイプがある
ヒップシートタイプの抱っこ紐のデメリット
- 頻繁に使うのは1歳以降になる
- 赤ちゃんを支えるため両手が空かない
- コンパクトに収納できない
- お手入れが難しい
抱っこひもの選び方
抱っこ紐はたくさん種類があるため、初めて購入する場合はどのような点に気を付けて選べばいいか迷ってしまいますよね。抱っこ紐の選び方について、3つのポイントを挙げました。
抱っこひもの選び方1:対象月齢
初めて抱っこ紐を購入する場合は、新生児から使える商品がいいでしょう。「最初は手で抱っこすればいい」と思っていても、繰り返し赤ちゃんを抱っこするうちに思った以上にパパママの体に負担がかかります。特によく泣く赤ちゃんの場合、ママが抱っこしすぎて腱鞘炎になってしまうことも…。スリングやラップタイプの抱っこ紐は使い方が難しいこともあるので、出産前に人形などで練習しておくといいでしょう。
抱っこ紐の選び方2:ライフスタイル
パパも積極的に抱っこ紐を使う予定である、主に電車やバスで移動する、階段を使うことが多いなどの場合はキャリータイプの抱っこ紐がおすすめです。赤ちゃんを長時間抱っこしても疲れにくく、サイズを調整すればパパと兼用できるからです。
一方、ベビーカーや車での移動を主に考えているなら、本格的な抱っこ紐は必要ないかもしれません。その場合ラップタイプの抱っこ紐やスリングなら、かさばりにくくベビーカーの収納スぺースやマザーズバッグに入れておけるので便利でしょう。
抱っこひもの選び方3:安全基準
新生児の赤ちゃんに使う抱っこ紐は安全性も重要なポイントです。日本ではベビー・子供用品に一般財団法人製品安全協会が「SGマーク」という認証を行っています。海外製の商品の場合はアメリカの「ASTMマーク」やEU諸国の「ENマーク」などが適用されており、特にアメリカでは「ASTMマーク」の認証がないと抱っこ紐やスリングとして販売できません。
抱っこ紐の安全基準SGマーク
SGマークは医療関係者やメーカー、小売店などの委員が集まって基準を検討し、時代に合わせて認証基準も更新しています。商品に対し、素材やベルトの強度、落下防止の措置、取り扱い説明書への注意事項の明記などが求められています。ただし日本のSGマークは任意基準でありSGマークがなくても抱っこ紐として発売できるため、国内製品はSGマークの有無をチェックするといいでしょう。
スリングの安全基準SSマーク
スリングは過去にアメリカで窒息事故が報告され、一時は日本でも消費者生活センターが注意喚起していました。その流れを受けて、2003年に日本ベビースリング協会がSGマークと同様の基準で「SSマーク(セイフティスリングマーク)」を制定しました。しかし、日本ベビースリング協会は2020年現在で活動の形跡がなく「SSマーク」も形骸化しつつあります。スリングを選ぶ時はアメリカの「ASTMマーク」などがついている商品を選びましょう。
スリング使用による事故について(公益財団法人 母子衛生研究会)
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