赤ちゃんの後追いはいつからいつまで? 原因や対処方法を紹介!
目次
赤ちゃんの後追いとは?
赤ちゃんが、ずりばいやハイハイなどをマスターして自由に移動できるようになると、ママの後を追いかけてくるようになります。ママがどこに行くにもついて来る、ママの姿が見えなくなると泣くという行動が後追いの特徴です。
赤ちゃんの後追いはとても微笑ましい行動ですが、上の子のお世話をするために赤ちゃんから離れたり、家事やトイレに行くだけで「ギャーッ、ギャーッ」と泣き叫ぶケースは珍しくありません! 後追いが始まったおかげで、ゆっくりトイレに入れず便秘になるママも多いでしょう。
また、赤ちゃんはママの後を追いかけて、キッチンやお風呂に入ったり、トイレの前にいるのを知らずに扉を開けてしまいおでこをぶつけてしまったりなど、心配事も増えるので対策が必要です。赤ちゃんの後追いは成長の証とはいえ、いつ終わるかわからない状況の中で過ごすのは、ママにとって大きな負担になることもあります。
赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?
赤ちゃんの後追いは、「ママは誰なのか」や「ママが見えない、居ない」とわかると始まります。早ければ生後6ヵ月からスタートしますが、本格的に始まるのはハイハイを上手にマスターする9~11ヵ月頃からが多いです。
一時的に朝から晩まで後追いに悩まされますが、赤ちゃんが1歳になる頃には落ち着いてくることが多く、1歳6ヶ月くらいまでには後追いは見えなくなるでしょう。後追いを繰り返す中で少しずつ赤ちゃんの記憶は発達していき、「ママはいなくなってもすぐ戻ってくる、消えるわけではない」ということを理解していきます。
徐々に、ママの「待っててね」といった声かけも何となくわかるようになったり、集中して一人遊びできる時間が長くなったりします。後追いをする時期には個人差があり、ママの妊娠・出産や環境の変化などがあると、もう少し長く続くこともあるでしょう。
赤ちゃんが後追いする原因は愛情不足?
赤ちゃんが後追いする原因は、成長の中でパパママと知らない人を判別できるからです。長い間、同じ時間を一緒に過ごしてきた家族とは愛情や信頼感が高まり、「一緒にいるのが当たり前」や「ママと離れると不安、こわい」と赤ちゃんは感じます。
そのため、ママが急にトイレに行っても「ママが帰ってきてくれる」ことまで理解できない赤ちゃんは、ずりばいやハイハイで部屋中ママを探しまわったり、泣いたりするのです。赤ちゃんの後追いはママ限定という家庭も珍しくなく、パパや兄弟姉妹は仕事や学校などで一緒にいる時間が短いことが関係しています。
後追いは、赤ちゃんの認知機能の発達やママと赤ちゃんの愛情関係が構築されている証拠。「ママに対する執着心が異常なのでは?」「もしかして愛情不足?」と後追いは悩み事が増えますが、赤ちゃんの成長過程として正常な行動なので多くのママが経験しているのです。
後追いしない赤ちゃんもいる?
赤ちゃんの後追いは成長の証ですが、中には1歳になっても後追いがなく心配するママもいるでしょう。赤ちゃんの発達は個人差があるので、必ずしも全員が同じ成長と行動とは限りません!
赤ちゃんの性格は十人十色です。例えば、一人遊びに夢中でママが席を立っても気が付かずに遊び続ける子。ママの他にも大好きなパパやお兄ちゃん、お姉ちゃんがそばにいて、ママがいなくても安心できる子もいます。大きな声で泣き全身を使って寂しさを表現したり、ママの後を目で追い不安に感じたりと、後追いの行動は赤ちゃんによって異なります。自分の子供が後追いをしないからと言って、神経質になる必要はありません。
後追いしないと発達障害?
発達障害を持っている場合、後追いが見られないこともあります。まったく後追いをしない場合、対人面で困難さを抱える発達障害の可能性が考えられます。発達障害を持っている場合、後追いしない以外にも、視線が合いづらい、抱っこやスキンシップを極端に嫌がる、呼びかけに反応しないといった様子が見られることがあります。もしパパママが心配であれば、病院や専門家に相談してみるといいでしょう。
次のページでは、後追いの対処法をご紹介します。