保育園の連絡帳って何を書けばいいの? 自由記入欄で困ったときの記入例も紹介!

保育園の連絡帳の役割とは?


保育園に入園すると日々やらなければいけないことに連絡帳への記入があります。保育園の連絡帳には、毎日の体温や食事の時間、睡眠時間、排泄の状況、服薬の状況など、保育園側から指定されている内容を記入します。保育園の連絡帳はパパママとの保育園と育児の連携をとるためにも必要なものです。「パパママと子供が離れている時間をどう過ごしているか?」なども連絡帳を通じて、保育士から教えてもらえます。保育園によっては連絡帳に自由記入欄もあり「何を書いたらいいのか…だんだん連絡帳に書くことがなくなってきた」ということもあるでしょう。

保育園の保育士とコミュニケーションをしっかり取っていきたいけれど、忙しい毎日の中で記入内容の多さに手間がかかると感じたり、どうしてここまで細かに記入しなければならないのか? と疑問を抱いたりするパパママもいるでしょう。そこで、今回は保育園に子供を通わせるパパママのために、保育園の連絡帳はどのような目的なのか、何を書けばいいのか、上手な連絡帳の使い方をご紹介しましょう。

保育園の連絡帳を通じて子供の様子や体調を伝えることができる


パパママと保育士が子供の様子や体調を共有することで、子供の体調の変化に気づきやすくなります。保育園を休むほどではないけれど、家での子供の体調で気になることがあれば連絡帳の自由記入欄に書いておきましょう。

朝、子供を保育園に送った時に、保育士に直接、子供の体調を伝えられればいいのですが、朝早かったりすると担任の保育士がおらず、申し送りが迅速にできなかったりすることもあります。連絡帳に書いておけば伝え忘れもなく、保育士もコメントを残しておいてくれるので確実で安心です。

保育園の連絡帳の内容例

「鼻水が出始めました。咳や熱はありません。体調の変化に少し注意していただけますか。今、保育園で流行っている病気などがあれば教えてください」
「昨日お兄ちゃんとけんかして転び、床で頭を打ってしまいました。体調に変化はなく、元気で食欲もあります。大丈夫だとは思いますが、何かあればご連絡いただけると助かります」
「お風呂に入ったら、皮膚に赤みが出てしまいました。今は様子をみています。必要であればお迎え後に病院に連れていきますので、保育園でも様子をみていただけると助かります」

保育園の連絡帳はパパママと保育士さんのコミュニケーションツール


子供を保育園に通わせはじめるとわかりますが、送り迎えの短い時間でしか担任の保育士とのコミュニケーションをとる時間がありません。朝の送りの時間に伝えたいことがあっても担任の保育士に確実に会えるとは限りません。他のママが保育士に相談していて、話ができなかったなんてこともあるでしょう。連絡帳の自由記入欄に話しておきたいことを記載すれば、パパママと保育士が毎日コミュニケーションを取ることができるので、話したいことや相談事を連絡帳にも書くようにしてください。

保育園の連絡帳の記入項目って?


保育園の連絡帳にはどのような記入項目があるのでしょうか? 連絡帳には、小さいサイズの市販の大学ノートを使用する園もあれば、記入欄が印刷されている専用ノートを使っている保育園もあります。最近はスマホアプリを連絡帳代わりに使う保育園も出てきました。スマホノートでもアプリでも連絡帳に記載する内容は大きくは変わりません。ここでは、一般的な連絡帳で記載する項目を紹介しますね。

保育園の連絡帳の記入項目1:子供の朝の体温


子供の毎朝の体温を連絡帳に記入します。子供の体温を毎日測って把握することにで、体調の微妙な変化に気づきやすくなります。乳児の場合は、保育園に用意してある体温計で、預ける直前に体温を測って連絡帳に記入することもあります。保育園で感染症などが流行っている場合は、特に体温や体調の変化に気を付けて、感染症を蔓延させないような保育園への配慮も必要です。

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保育園の連絡帳の記入項目2:家庭での睡眠時間、入浴の有無など


0~2歳児の乳幼児クラスによく見られる連絡帳の記入欄です。「睡眠は21時から7時」など、日々の睡眠時間を記入します。「寝かしつけ中にパパが帰ってきて子供が起きてしまい、昨日は寝るのが遅かった」など、具体的な内容も書くことで家庭もあるようです。また、お風呂に入ったかなどを記入する保育園もあります。

保育園の連絡帳の記入項目3:家庭での食事の時間や食事内容(前日の夜と当日の朝)


前日の夜と当日の朝、何時にどんな食べ物をどのくらいを食べたかを連絡帳に記入する項目です。食べ物の好みや苦手なものを伝えることもあります。乳児の場合は、授乳やミルクの回数や量、卒乳したのか、離乳食がどのくらい進んでいるかなども連絡帳のこの欄で伝えます。

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保育園の連絡帳の記入項目4:家庭での排泄の時間や回数


排泄の時間や回数を知ることで、子供の体調変化に気づきやすくなります。うんちが出ていない場合は、園でも水分補給を多めにしてもらえたり、軟便が続く場合は風邪など体調不良かどうかを気にしてもらえたりします。

子供がトイレトレーニング中の場合はトイレで大小の排泄ができたかを記入したりします。トイレトレーニングは保育園とパパママとでの、二人三脚でやっていくので情報交換は必要ですね。

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保育園の連絡帳の記入項目5:保育園のお迎え時間やお迎えに来る人


「何時に誰がお迎えに来るのか?」など、子供を迎えに行く時間と誰がお迎えに来るのかを連絡帳に記入します。この項目については連絡帳に記入せず、保育園に設置してあるお迎え時間を記入するボードに書く場合もあります。誰が迎えにくるのかは、保育園の防犯上、必要な情報になります。連絡帳に書いた内容を変更するにはお迎えに指定された本人からの電話が必須だったりと、保育園によってルールが決まっていることもあるので注意してください。

保育園の連絡帳の記入項目6:自由記入欄


文字通り、子供や家庭での出来事を連絡帳に自由に記入する欄です。子供の様子や保育士に伝えたいことを書きます。具体的には次章でお伝えしますね。

保育園の連絡帳の自由記入欄には何を書けばいいの?


それでは、保育園の連絡帳にある「自由記入欄」について解説します。自由と言っても何を記入すればよいのでしょうか。大きく5つに分けて見ていきましょう。

連絡帳の自由記入欄に書くこと1:子供の体調で気になる点


前日まで体調が悪かったなど、子供の体調で気になることがあれば書いておきましょう。咳や鼻水、湿疹や虫刺され、ひっかき傷が腕にあるなど細かな事でも書いておくと安心です。

連絡帳の自由記入欄の内容例

「一昨日まで熱がありましたが熱は下がり、昨日は家で様子を見て過ごしました。食欲は戻ってきています」
「知らないうちにおでこに引っ掻き傷がありました。家でワセリンを塗ってあります」

連絡帳の自由記入欄に書くこと2:休日におでかけしたり、家であったエピソード


子供とこんな会話をした、家であったおもしろエピソード、休日にお出かけした、など家庭でのエピソードは保育士が子供に話しかけるきっかけにもなります。子供らしい可愛い言動やおもしろい話などなども連絡帳に書いておくことをおすすめします。後でパパママが読んでも楽しいですし、保育士にも家庭の雰囲気が伝わって喜ばれますよ。

連絡帳の自由記入欄の内容例

「いつも遅く帰ってくるパパが早く帰ってきたので玄関まで全力で走ってお迎えしていました。パパも大喜びで子供と遊んでくれました」
「乗り物が好きなのですが、パトカーも救急車もすべてピーポーと言っています。でも、ゴミ収集車だけはちゃんと言えます(笑)」
「休日には大好きな新幹線に乗って、大好きなおじいちゃんおばあちゃんの家に行きました。久々の遠出だったので、疲れないように早めに帰宅しました」

連絡帳の自由記入欄に書くこと3:子供が好きな遊びやハマっていること


今好きな遊び、ハマっていることを連絡帳に書いてみましょう。保育園でも同じことをやっているとか、保育園ではこんな新しい遊びをしはじめたなどの返信をもらえると、保育園から帰宅して同じ遊びで子供と遊ぶことができ、子供もパパママも楽しめます。

連絡帳の自由記入欄の内容例

「お絵描きにはまっています。まだ丸をうまく描けないのですが、クレヨンを持つと嬉しそうです。」
「何の曲かわからないのですが、子供が歌を歌っていました。保育園で何の歌を歌っているのか、教えてください。」

連絡帳の自由記入欄に書くこと4:子供の成長を感じたこと


一人でズボンをはいたり、着替えられるようになった、あまりこぼさずにスプーンで上手にご飯が食べられるようになったなど、日々の成長を感じたできごとを連絡帳に書くといいでしょう。子供の成長はパパママも保育士も嬉しいものです。子供の成長を共有していくことで一緒に子育てしているように感じられ、子供自身もできたことをみんなに褒められれば嬉しいですね!

連絡帳の自由記入欄の内容例

「今日初めて自分でズボンをはくことができました!」
「ご飯を落とさずにスプーンですくうことができるようになりました」

連絡帳の自由記入欄に書くこと5:子育ての悩みや保育士に相談したいこと


子供が最近寝るのが遅くて困っている、イヤイヤ期にどう対処したらいいのか…など、子育てで悩んでいることを連絡帳で相談してみましょう。経験豊富な保育士からアドバイスがもらえることもありますよ。

特に初めての子の場合、子供の成長とともにパパママの悩みも変わってくるので、一緒に成長を見守ってくれている保育士に相談できると心強いですね。連絡帳を通してパパママも保育士も保育園での子供の様子と、家庭での様子と二つの側面から子供の成長を見られるので、お互いに相談しながら教育方針などを考えていくことができます

連絡帳の自由記入欄の内容例

「最近、夜眠ってくれません。保育園ではどのように寝かしつけをしていますか?」
「まわりの子はもうおしゃべりできるのに、うちの子はなかなか喋らずに不安です」
「パパママの言うことをなかなか聞いてくれず困っています。注意してもすぐに走り回って逃げてしまいます…」

保育園の連絡帳の自由記入欄はあまり考えすぎないのがポイント!


保育園の連絡帳は後で読み返すと意外と楽しいものです。育児日記の代わりだと思って連絡帳を書いていくと楽しめるかもしれません。仕事と育児で忙しい日々だとは思いますが、大変だったことも、育児に関する相談事も、子供のおもしろいエピソードも子供が幼い今だけの貴重な経験ですよね。

ノート型の連絡帳を使っている園なら、イラストを描いて保育士に伝えてみるのも良いと思います。実際にイラストと文章を書いて保育園の保育士に伝えているママもいます。

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まとめ:保育園の連絡帳を通して保育士さんと協力して楽しく子育てをしましょう


保育士さんは日々たくさんの子供を見ているので、連絡帳での子育てに関するアドバイスは、きっとママの力になっていくはず。連絡帳の活用方法に決まりはありません。必要事項は必ず書かなくてはいけませんが、保育士との事務連絡ばかりでなく、パパママも楽しみながら連絡帳を活用していきたいですね。

はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!