母子手帳はいつどこでもらえる? どんな内容が書いてあるの? 詳しく解説

母子手帳(母子健康手帳)はなんのためにあるの?

母子手帳(母子健康手帳)はなんのためにあるの?

赤ちゃんが6歳になるまでの健康を管理するための手帳

母子手帳(母子健康手帳)の最も大きな特徴は、ママが妊娠したときから赤ちゃんが6歳になるまでの健康に関する重要な情報が、1つの手帳で管理できることです。母子手帳(母子健康手帳)は1ページ目から51ページ目までは全国共通の様式で、ママの妊娠出産の経過と赤ちゃんの成長発達の様子を記録できるようになっています。

妊娠中や産後すぐのママそして乳幼児は、元気そうに過ごしていても急に体調が悪化することはもあります。そんなとき、これまでの健康状態はどうだったのか、妊娠出産でトラブルがなかったか、どんな病気をしてきたかといった情報が1つにまとまった母子手帳(母子健康手帳)があれば、全国どこの医療機関に行っても必要な情報を医師に伝えることができます

ママが雑誌やインターネットで育児情報を集めようとしたとき、それが正しい情報なのか不安になることもあるでしょう。母子保健法第16条により自治体が発行する母子手帳(母子健康手帳)には、妊娠・出産や子育てについて信頼のできる情報が掲載されています。有効に活用してください。

母子手帳(母子健康手帳)はいつからはじまったの?

母子手帳(母子健康手帳)はいつからはじまったの?
母子手帳(母子健康手帳)は、母子の健康に関わる家庭用記録として日本が世界に先がけて導入しました。母子手帳(母子健康手帳)の原型は1942年に規程された妊産婦手帳に始まり、1948年にママと赤ちゃんの記録が一体となった「母子手帳」として様式が定められました。1965年に制定された母子保健法で「母子健康手帳」と名称が変更され、その後も女性の働き方や保健福祉制度の変化、乳幼児身体発育曲線の改訂などを盛り込んで内容の改正が行われてきました。

母子手帳(母子健康手帳)はいつどこで交付されるのか

母子手帳(母子健康手帳)はいつどこで交付されるのか

母子手帳は妊娠6~10週頃にもらえる

母子手帳(母子健康手帳)は、妊娠してすぐにもらえるわけではありません。産婦人科の医師の方針、胎児の状況によっても異なりますので、はっきり「妊娠何週目から交付できる」と決まっていないのです。胎児の心拍が確認できる妊娠6週目ごろ~初期流産の心配がなくなる妊娠10週目ごろに「そろそろ母子手帳(母子健康手帳)をもらいに行ってください」と医師から指示がある場合が多いです。ちなみに、母子手帳(母子健康手帳)は赤ちゃんひとりにつき1冊もらえます。双子だと2冊、3つ子であれば3冊の母子手帳(母子健康手帳)をママが管理することになります。

母子手帳(母子健康手帳)が交付される場所

母子手帳(母子健康手帳)をもらうには、どこで手続きをすればよいのでしょうか? 母子手帳(母子健康手帳)は、いま住んでいる自治体の窓口に行き「妊娠届出書」を記入するとその場で交付されます。そのとき、届出時の妊娠週数や出産予定日を書く欄がありますので、忘れずにメモして行きましょう。また、ご自身の身分証明書も必要になります。

さらに自治体によって内容が異なりますが、母子手帳(母子健康手帳)と一緒に、妊婦健診(妊婦健康診査)の公費補助券や妊娠中・出産後に受けられる自治体の子育て支援サービスの説明冊子、育児グッズの割引クーポンなどを貰えることもあります。

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母子手帳は住民票がない自治体でも交付してもらえるの?

今、住んでいる自治体に住民票が無い場合でも母子手帳は交付してもらえます。ただし、妊婦健診(妊婦健康診査)の公費補助券や出産後の予防接種費用の補助などは住民票のある自治体でしか受けられません。自己負担になる妊婦健診の費用などは領収証があれば、後で住民票のある自治体で公費補助券の払い戻しを受けることはできます。ただ、手続きなどが面倒になるので、可能であれば今、お住まいの自治体に住民票を移し、その自治体の住民向けサービスを受けられるようにした方がいいでしょう。

母子手帳(母子健康手帳)の活用方法は?

母子手帳(母子健康手帳)の活用のポイント
母子手帳(母子健康手帳)は、1ページ目から51ページ目までは全国共通の様式で、ママと赤ちゃんの健康管理に必要な情報を書き込めるようになっています。52ページ目以降も任意記載事項様式として妊娠時の食事や赤ちゃんの育て方、応急処置の方法など、自治体ごとに若干の違いがありますがおおむね同じ内容が記載されています。

また、働いているママは会社に育児休業給付金の申請をするとき、母子手帳(母子健康手帳)の前の方のページにある「出生届出済証明」のコピーが必要になります。赤ちゃんの出生届を提出する際は「出生届出済証明」に自治体の証明印をもらいましょう。では、母子手帳(母子健康手帳)にどのような活用方法があるのか見ていきます。

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妊娠中の妊婦の体調管理に役立つ

働いている妊婦さんの中には、つわりで体調が悪くなったり、切迫早産で医師から安静を指示されたりする方もいるでしょう。体調不良について会社になかなか言い出せない場合もあるかもしれません。そんなとき母子手帳(母子健康手帳)の後半にある「母性健康管理指導事項連絡カード」の様式を利用して、勤務時間の短縮や自宅療養など会社へ「医師等の指導事項に基づく措置」を申請することができます

産後のママと子供の体調管理に役立つ

里帰り出産や引っ越しなどでかかりつけの医療機関が変わってしまう場合や、お出かけ先で急に体調不良になることもあるでしょう。そんな時でも、母子手帳(母子健康手帳)にママの健康状態や赤ちゃんの情報を書き込んでおくことで、何か異常があったときに、どこの医療機関を受診しても必要な情報を伝えられ、問題の早期発見につながります。赤ちゃんのお出かけグッズには、必ず母子手帳(母子健康手帳)を入れておくようにしましょう。

便色カードの活用法

母子手帳(母子健康手帳)には、カラー印刷の便色カードが綴じこまれています。生後1ヶ月前後の赤ちゃんには、約10,000人に1人の割合で胆道閉鎖症という重い病気が起こる可能性があり、うんちの色の異常が発見の目印になります。おむつ替えの時に「いつもと色の異なるうんちが出た」と感じたら、母子手帳(母子健康手帳)の便色カードと照らし合わせてみましょう。

寝返り、ハイハイなどの発達を記録できる

母子手帳(母子健康手帳)には、保護者の記録欄として寝返り、ハイハイなどを始めた時期を書き込めるようになっています。月齢ごとに「離乳食を始めましたか」「後追いをしますか」などの質問事項もあります。乳幼児健診のときに医師や保健師から母子手帳への記載内容をチェックされるので、忘れずに記入するようにしましょう

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成長の様子などをこまめに記録できる

乳幼児健診以外のときでも、赤ちゃんの成長具合は気になりますよね。医療機関を受診したときや、子育て支援センター等で赤ちゃんの身長体重を測ったとき、母子手帳(母子健康手帳)には「次の健康診査までの記録」として日付・月齢・身長・体重を書き込む欄があります。母子手帳には乳幼児身体発育曲線のページもありますので、赤ちゃんの成長に心配なことがあれば、医師や保健師に相談するようにしましょう

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予防接種の記録ができる

予防接種のときには、必ず母子手帳(母子健康手帳)を持参しましょう。その際「予防接種の記録」のページに薬剤や食品などのアレルギー記入欄がありますので、該当する場合は必ず書いてくださいね。
乳幼児の予防接種は種類や回数がとても多く、生後2ヶ月から接種できるワクチンや、別々のワクチンを同時に接種できる場合もあります。生後1ヶ月ごろから予防接種のスケジュールをたてて、母子手帳(母子健康手帳)の「予防接種の記録」のページにワクチンごとに「〇月ごろ」「〇〇と同時」などと小さく書き込んでおくのがオススメです。

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まとめ


母子手帳(母子健康手帳)のメリットや交付される場所、活用方法についてご紹介しました。育児に追われているとつい忘れがちになりますが、赤ちゃんのひとつひとつの発達をこまめに母子手帳(母子健康手帳)記録することで、子供の成長をより実感できるようになります。

筆者は結婚したときに母から母子手帳(母子健康手帳)を渡されました。筆者を妊娠した時からのたくさんの書き込みを見て「母も新米ママだった時があったんだな…」としみじみ感じ入りました。わが子が大人になった時に、母子手帳(母子健康手帳)は素敵なプレゼントにもなりますよ。

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はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Facebook、Twiiterなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!