【保育士が選ぶ】0歳・1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本13選 寝かしつけ・しかけ絵本など大特集
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0歳で絵本に触れると子供の力は大きく伸びる
「ブックスタート」という、絵本を通じて赤ちゃんとパパママの心の触れ合いのきっかけや、どの赤ちゃんにも言葉や文字に触れ合う機会を作ること目的とした活動があります。ブックスタートを経験した子供と、そうではない子供の小学校入学時の学力を比べると、読み書きだけはなく、計算や空間認識などさまざまな面での学力差があることがわかっています。
「0歳に絵本はまだ早いかな」と思わず、赤ちゃんのうちからたくさんの絵本に触れさせてあげましょう。赤ちゃんの成長に繋がるだけでなく、パパママとの触れ合いの時間も増えるのでおすすめですよ。
0~1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本の選び方
絵本はたくさんありますが、0~1歳からでも楽しめるおすすめの絵本の選び方をまとめました。初めて絵本を選ぶ人もそうではない人も、ぜひ参考にしてくださいね。
身の回りのものを描いた絵本
身の回りのものは描いた絵本は、赤ちゃんでも知っているものがたくさん登場するので、絵本を見ている赤ちゃんは嬉しくなります。
- 車やバスなどの乗り物
- くだもの
- ペットを飼っている場合は動物
などの身近なものが登場する絵本は、赤ちゃんも親しみがあるので興味を持ちやすいですよ。
音やリズムを楽しめる絵本
0~1歳は自然の音、パパママの声を楽しむなど耳が敏感な時期です。この時期に音やリズムを楽しめる絵本を選ぶと、赤ちゃんは絵本を読むパパママの声を聞いていて楽しい気持ちになります。また、耳に残りやすいので言葉を発するきっかけになりやすいです。「コロコロ」「グルグル」「ポンポンポン」など繰り返す単語も、赤ちゃんにとっては楽しい言葉なので、そういった絵本を選ぶといいでしょう。
赤ちゃんの好奇心を刺激する「しかけ絵本」もおすすめ
まだ絵本の物語にピンとこない赤ちゃんには、物語ではなく目で見て、手で触って音や感触を楽しめる「しかけ絵本」がおすすめです。特に0~1歳の時期は手で触ることで、身近にあるものの感触や触ったときの音をたくさん知っていきます。しかけ絵本は触ることによってわかることがたくさんあり、赤ちゃんにとっては好奇心を刺激するとても楽しい絵本です。楽しいだけではなく、しかけをめくる、引っ張るという動作は手先の発達にも繋がるので楽しみながら発達にいい影響を与えてくれます。
イラストが大きくカラフルでハッキリしている色合いの絵本
赤ちゃん、特に0歳の頃は視力が発達段階なので、小さいイラストや薄くぼんやりとした色合いが見えにくいことがあります。赤ちゃんの時期は絵本のイラストをよく見るので、赤ちゃんでもわかりやすいように、イラストが大きくてハッキリした色がたくさん使われている絵本を選んであげましょう。
0~1歳の赤ちゃんへの絵本の読み聞かせポイント
読み聞かせをしてみてもあまり楽しんでくれない、興味を示してもすぐに飽きてしまうなど、赤ちゃんへの読み聞かせは難しいと思いがち。しかし、ポイントをおさえることで上手に読み聞かせができ、赤ちゃんも絵本を楽しんでくれるようになります。簡単にできる読み聞かせのポイントを紹介するので、実践してみてください。
赤ちゃんが好きな絵本は繰り返し読んであげる
赤ちゃんが楽しそうにしている、興味を示している絵本は繰り返し読み聞かせをすることが大切です。赤ちゃんは楽しかった絵本の場合、繰り返し読んでも飽きることなく、前とは違ったポイントでの楽しさを発見したり、同じポイントでまた楽しんだりと何回も楽しめます。新しい絵本を読み聞かせをすることも大切ですが、赤ちゃんのお気に入りの絵本も繰り返し読んであげることを心がけましょう。
パパママの声を聞かせることを意識する
前述したように0~1歳前後の赤ちゃんは発達段階のため、視力が弱いです。絵本の絵を見せるというよりは、読み聞かせをするパパママの声を聞かせることを意識するといいですよ。淡々と読むよりも、声の強弱をつけたり、感情を込めたりすることで、聞いている赤ちゃんは面白い、楽しいという気分になり、読み聞かせが好きになっていきます。
声を聴かせることによって赤ちゃんに大切なパパママとのスキンシップやコミュニケーションに繋がり、言語や社会性の発達にもいい刺激にもなるので、ぜひ心がけてみてください。
赤ちゃんの絵本デビューに! 0歳向けおすすめ絵本3選
初めての絵本はどれがいいのか迷っているパパママに、絵本デビューにぴったりの絵本を3つピックアップしました。初めての絵本でも楽しめるものばかりです。
まついのりこ じゃあじゃあびりびり
身近なものやイラストが出てくる絵本で、「わんわんわん」「じゃあじゃあ」など0歳が面白く感じる擬音がたくさん出てきます。イラストがシンプルで見やすいので、初めて絵本に触れる赤ちゃんにおすすめです。
安西水丸 がたん ごとん がたん ごとん
汽車が赤ちゃんのいつも使っている哺乳瓶や、りんごなど見かけたことのあるものを乗せて「がたんごとん」と走ります。汽車の走るリズムが楽しく感じる絵本ですよ。リズムをつけて読み聞かせをすると、より一層楽しめます。
三浦太郎 くっついた
ゾウやサルなどさまざまな動物が登場してはくっついたを繰り返していき、最後は「私」と「おかあさん」、「おとうさん」とくっつくという内容です。絵本を読み聞かせしながら「くっついた」と顔をくっつけると楽しいだけではなく、スキンシップにも繋がります。この絵本でくっついたを覚えて、実際に顔をくっつけてきてくれる赤ちゃんもよくいるほどクセになる絵本です。
迷ったらこれ! 0~1歳に人気の定番絵本4選
0~1歳に人気のある定番絵本を4つ選びました。0~1歳でも真似しやすいイラストや覚えやすい言葉がたくさんあるので、読み聞かせをしたあとも赤ちゃんと一緒に絵本の真似をして楽しめます。
かがくいひろし だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット)
保育園でも人気のある「だるまさんシリーズ」。読み聞かせの時には、赤ちゃんたちが一緒になってだるまさんの動きやポーズを真似するほどの人気です。絵を見て真似をするだけで楽しめるので0~1歳の赤ちゃんにおすすめ。読み聞かせをするパパママも一緒にだるまさんと同じ動きをしてあげると楽しさが増しますよ。
まついのりこ とっとことっとこ
ネコやアリ、タコなどがくつを履いて歩く絵本で、歩くのが楽しくて仕方ない歩きはじめの時期におすすめです。絵本に出てくる「とっとことっとこ」のリズムも、登場する生き物によって変わるのがとても面白く、赤ちゃんも絵本に夢中になります。
真珠まりこ おべんとうバス
身近なバスに、おにぎりやハンバーグ、トマトなどの食べ物が乗ってお出かけする絵本です。それぞれ食べ物達が名前を呼ばれて「はーい」と元気にお返事をするところでは、思わず赤ちゃんも一緒にお返事をしたくなり、お返事のきっかけになります。
矢野アケミ ぐるぐるジュース
丸が描いてあるページが出てきて「何が始まるのか」とワクワクするところから始まります。丸の中に赤ちゃんの知っている果物を入れて「ぐるぐるぐる」。かき混ぜる場面では、指を使ってかき混ぜる真似をするとより楽しく読み聞かせができます。赤ちゃんが夢中になるポイントが盛りだくさんなのでおすすめです。
次のページでは、0~1歳の赤ちゃんの寝かしつけにおすすめの絵本3選、0~1歳の赤ちゃんに人気のしかけ絵本3選を紹介します。