ベビーカーのレンタルと購入でお得なのは? メリット・デメリット、レンタルおすすめ店を紹介
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ベビーカーはレンタルと購入、どっちがお得?
買い物やお散歩、おでかけなど、赤ちゃんと一緒に移動するときに役に立つのがベビーカーです。最近では抱っこ紐の機能も向上し、お洒落でパパママの腰への負荷が少ない抱っこ紐もたくさん登場しているものの、荷物を持ちながら一日中抱っこ紐の状態だとパパママはクタクタになってしまいます。長時間の外出や移動距離が長い場合にはベビーカーがあると便利ですよね。
ベビーカーを用意するには、購入するかレンタルするかの大きく2パターンがありますが、どちらがお得なのかと悩むパパママもいるでしょう。ベビーカーは決して安い買い物ではないので、どちらを選ぶのかは慎重になりますよね。もちろん、ベビーカーの購入、レンタルのどちらにもメリット、デメリットがあります。ベビーカーの使い方や利用頻度によっても、どちらがお得かは変わってきます。また、ベビーカーには子供の月齢や用途に合ったさまざまな種類があります。ベビーカーの機能や用途をしっかり理解して、そのベビーカーを購入するのか、レンタルするのかを判断するようにしましょう。
赤ちゃんのベビーカーにはどんな種類があるの? レンタルできる種類は?
ベビーカーは大きく分けてA型、B型、ベビーバギーの3種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
A型ベビーカー | B型ベビーカー | ベビーバギー | |
---|---|---|---|
対象年齢 | 新生児~2、3歳頃 | 生後7ヶ月~3、4歳頃まで | 生後7ヶ月~3、4歳頃まで |
リクライニング角度 | 125~170度 | 120~130度くらいまで可能 | 調整機能なし |
着座の向き | 背面式、対面式どちらも可能なことが多い | 背面式 | 背面式 |
折りたたみ可能か | 可能 | 可能 | 可能 |
シートのクッション性 | あり | あり | 無いことが多い |
ベビーカーの重量、サイズ | 重く、かさばる | 軽量、コンパクト | 軽量、コンパクト |
価格 | やや高額 | 手頃 | 安い |
A型ベビーカーの特徴
A型のベビーカーは生後1ヶ月の赤ちゃんから乗せることができます。A型ベビーカーは、首の据わらない赤ちゃんを安全に運べるようリクライニング機能が付いており、座面をフルフラットに出来るタイプもあります。「まだ小さな赤ちゃんだから移動中も心配」というパパママのために、移動中も赤ちゃんの顔が見えるような「両対面式」のA型ベビーカーと、赤ちゃんの後ろに立ち、ママも赤ちゃんも進行方向を向く「前面式」のA型ベビーカーがあります。A型ベビーカーは、小さな赤ちゃんを乗せるため衝撃吸収機能が優れているものが多く、そのため少し重量がありママが一人で持ち上げるのが困難という場合もあり、機能が充実しているため価格も高めになっています。
B型ベビーカー・バギーの特徴
生後7ヶ月くらいで赤ちゃんの腰が据わってから利用できるのが、「B型」ベビーカーです。B型ベビーカーはA型ベビーカーよりもサイズが小さく軽量となっており、小回りが利くのが特徴です。軽量化されているためクッション性は少ないですが、何よりも持ち運びが楽という点が特徴でしょう。そしてB型ベビーカーの中でも更に軽量なものを「バギー」と呼びます。バギーは傘のように折り畳めるためママでも片手で楽に抱えることができます。ベビーカーには、A型ベビーカーの機能を持ちながら軽量化されたものあり、「AB型」と呼ばれています。
A型ベビーカーはレンタル、B型やバギーは購入がお得
レンタルショップによりますが、A型、B型、バギー、AB型のどのタイプのベビーカーもレンタルすることが可能です。すべてのベビーカーをレンタルするのもできますが、おすすめは高額なA型タイプをレンタルで、赤ちゃんの腰が据わってから利用するB型やベビーバギーは購入する方法です。B型やベビーバギーはA型ほど高額ではないですし、利用期間も長いため、購入した方がお得でしょう。B型やベビーバギーで悩んでいるベビーカーが複数あり、借りて試してみたい、車のトランクルームに欲しいベビーカーが収納できるのかチェックしてから購入したいなどがあるなら、B型やベビーバギーをレンタルするのも賢い利用方法ですね。
赤ちゃんのベビーカーをレンタルのメリット
赤ちゃんのベビーカーを購入ではなく、レンタルをするメリットは何なのでしょうか? パパママのライフスタイルや子供のタイプ別にベビーカーをレンタルしたほうがいいケースを紹介します。
ベビーカーのレンタルがおすすめのケース1:使用期間が短い
ベビーカーの料金はピンからキリまでありますが、安い買い物ではありません。特に首の座っていない赤ちゃんが利用するA型ベビーカーは高機能なため高額で、5~6万円するのが一般的でしょう。赤ちゃんが小さいうちは、安全性や見た目のよさから海外製の重いベビーカーを利用したいと思う人も多いでしょう。A型ベビーカーを長期間利用し続けるのであれば、購入しても元を取れますが、重くかさばるベビーカーは、子供が1歳前後になるともっと軽くてコンパクトなベビーカーが欲しくなるパパママが多いです。最初は安全性重視で、重くかさばるA型ベビーカーを使いたい場合には、乗り替えを想定してベビーカーの使用期間が短い方はレンタルの方がお得になるでしょう。
ベビーカーのレンタルがおすすめのケース2:遠方への帰省が多い
実家に帰省するときに実家用にベビーカーをレンタルするというのも便利です。筆者は実家への帰省は車で帰っていますが、A型ベビーカーは折りたたんでもかさばるため、トランクルームに入れると荷室のかなりの部分を取られてしまいます。そのため、リサイクルショップで買ったベビーカーを実家に送って帰省用に使っていました。この使い方にまさしくベビーカーレンタルが適していた…と今、後悔しています。実家に置いているベビーカーはトータルでも2週間ほどしか使われず、実家でほこりをかぶっています。飛行機はA型ベビーカーは持ち込めないものがほとんどのため、荷物になってしまいます。飛行機を使って帰省する場合も、早々にB型ベビーカーやバギーを利用することが多いので、A型ベビーカーはレンタルにしておくと節約できるでしょう。
ベビーカーレンタルがおすすめのケース3:ベビーカーを嫌がるタイプ
子供が生まれる前にA型ベビーカーを購入したものの、生まれた子供を乗せようとしたら嫌がって泣くので結局抱っこ紐ばかりを利用することになった、というパパママは多いようです。そういった場合はA型ベビーカーをまずはレンタルして、赤ちゃんが嫌がらないか試してみるのもいいでしょう。
筆者の子供は1歳を過ぎて自分で歩くようになるとベビーカーに乗るのを嫌がるようになりました。疲れてもベビーカーではなく「抱っこ! 」と言われるため、1歳過ぎからベビーカーは使わなくなってしまいました。そういった子供の場合、B型ベビーカーも購入ではなく、レンタルの方がおすすめかもしれません。また、車移動が多いなど、ベビーカーを使う機会が少ないという家庭もベビーカーを使用する期間だけのレンタルの方がお得です。
ベビーカーレンタルがすすめのケース4:新品や最新モデルのベビーカーを試したい
レンタルと言われると「使い古した中古品が貸し出されるのでは? 」と心配してしまいますが、新品のベビーカーもレンタルすることができます。最新モデルのベビーカーもレンタル対象となるサービスもあるため、機能やデザインが気に入っているけれども購入するにはちょっと高すぎるという場合でも、手に届く価格でレンタルすることができます。ベビーカーに子供が乗らないもしれないという不安を抱えながら、ベビーカーに高いお金を掛けるのはためらってしまいますよね。最新モデルのベビーカーを気軽に試せることもレンタルのメリットです。
ベビーカーレンタルがおすすめのケース5:ベビーカーの収納場所がない
ベビーカーを収納するにはそれなりのスペースが必要です。子供が乗らなくなったベビーカーは、倉庫の奥にしまい込んだり玄関先にずっと置いているという家庭も多いでしょう。ベビーカーは処分するときには粗大ゴミ扱いとなるため手間もお金も掛かります。その点、レンタルベビーカーなら使わなくなったら返却するだけなので、収納場所も処理費用も掛かりません。子供用品は日に日に増えていき、収納スペースを圧迫していくため、大きくかさばるベビーカーに場所を取られないのは大きなメリットです。
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