子供はチョコレートをいつから食べていいの? 目安量や食べさせるときの注意点
目次
【口コミ調査】子供にチョコレートはいつから食べさせた?
子供に人気のおやつといえば、クッキーやチョコレートなど甘い食べ物が多いです。子供の成長に合わせたおやつを与えるときに気になるのが「チョコレートはいつからあげても大丈夫なのか?」ということではないでしょうか。パパママたちは子供にチョコレートをいつから食べさせているのか、口コミを調査してみました。
3歳未満は与えないようにした
「虫歯リスクは3歳までに決まる」と聞いていたので、3歳までチョコレートは与えないようにしました。3歳以降も虫歯になる子はいるそうなのですが、今、5歳の息子は虫歯がありません。(33歳/主婦)
保育園のおやつで食べていた
家でのおやつはできるだけ甘いものを控えていました。子供が1歳を迎えたため、職場復帰で保育園を利用したのですが、園のおやつでチョコチップクッキーが出ていました。味を覚えてしまい、今ではチョコレート大好きっ子です。(35歳/会社員)
歯磨きをしっかりできるようになるまで控えている
仕上げ磨きが苦手な4歳児なので、チョコレート系のパンやおやつはすべて食べさせていません。徹底しているのでまだ味を知らないと思いますが、実家に帰省すると父親がチョコレートを食べさせようとするので困っています。奥歯の溝にチョコレートが入り込むと、本当に厄介ですよね。(29歳/パート)
1歳半で仕方なくチョコデビュー
友人の家に遊びに行った時、チョコレートのおやつを出してくれました。せっかく用意してくれたのに「食べさせない!」ということができず、1歳半という早さでチョコレートデビューしました。今では、おやつといえばチョコ。もう少し成長してから味を知ってほしかったです。(27歳/主婦)
夫が買って食べさせていた
手作りおやつなどで頑張っていたのに、夫が子供にチョコレートを食べさせていたことが発覚! まだ1歳なのに、アンパンマンのチョコレートを食べている姿に愕然としました。子供の食に関して、夫婦で意見が違うんだとわかりました。(30歳/会社員)
子供のチョコレートはいつからOKなの?
チョコレートを食べさせる時期に明確な決まりはありません。いつからOKを出すのかは、パパママの判断に委ねられるのです。チョコレートは白米や野菜、肉などのように健康のために毎日食べるべきものではなく、無理に与えなくても栄養不足の心配はありません。
チョコレートは1歳半あたりから少量ずつ!
子供にチョコレートを与えるなら、できれば離乳食の終わりかけの1歳半頃がよいでしょう。パンに練り込まれているもの、板チョコ、クッキーにコーティングされているものなど、さまざまな形状があります。初めて子供にチョコレートを与えるときは、板チョコひとかけら分などと量を決めて、一度にたくさん食べさせないように気をつけてください。
また、チョコレートは糖質や糖分を多く含んでおり、甘さがくせになります。きょうだいが食べているのをもらったり、保育園などでもらったりする場合を除いて、3歳未満はできる限り控えるのがいいでしょう。
子供のおやつにチョコレート! 目安量はどれくらい?
子供のおやつの目安量は、月齢によって大きく異なります。離乳完了期(1歳頃)のおやつの目安量は、1回の食事の約1/3です。バナナで例えると1/2本分と、そこまで量は多くありません。カロリーで表すと、女児は135kcal、男児は140kcalです。チョコレート5gあたり28kcalあるので、板チョコひとかけらとバナナ1/4本の組み合わせがちょうどいいでしょう。
子供にチョコレートは控えるべき? 栄養や効能はない?
チョコレートは味やニオイを楽しむ嗜好品です。「虫歯になりやすい」「不健康」といったワードばかり並ぶ食べ物ですが、実はチョコレートにはカカオポリフェノールや食物繊維といった栄養成分が含まれています。チョコレートは健康面だけではなく、リラックス効果など精神面にメリットを与える効果があるのです。他にも、次のような効果が期待できます。
アレルギー症状を緩和
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、抗アレルギー効果の働きがあります。実際にいくつかの実験で、チョコレートとアレルギー症状を緩和する検証をしています。アレルギー症状を引き起こさないために抗体が作られないようにしたり、ヒスタミンの放出を抑えたりする可能性が期待できると注目されているのです。
腸内環境を整える
チョコレートには食物繊維のリグニンが含まれています。腸内に蓄積された便が排出されない問題を、リグニンが腸のぜん動運動を刺激することで、スムーズに排泄できるようになります。食生活の変化や食べムラから、子供の便秘に悩むパパママは多いです。チョコレートが直接的な便秘解決に役立つとは限りませんが、少なからず腸内環境を整えてくれるでしょう。
免疫力を高める
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、免疫力を高める働きがあります。体内に活性酸素を増やし、外敵から身を守ってくれるため、風邪などウイルス感染を予防する効果が期待できます。
集中力がアップ
チョコレートといえばポリフェノールが注目されていますが、成分のひとつに「テオブロミン」という物質があります。このテオブロミンは自律神経を整える働きがあり、イライラを落ち着かせたり、やる気をアップさせたりする効果が期待できます。
子供にチョコレートを食べさせる時の注意点
幼児にチョコレートを与えるときには、いくつかの注意点があります。おやつの習慣づくりや健康のために、ここだけは押さえておくべきポイントは以下の2つです。
食べさせる量を制限する
チョコレートには糖分や脂質が多く含まれているので、子供に食べさせる時はカロリーや食事のバランスを考えて与えるようにしましょう。チョコレートの甘さと香りのよさから、つい一度にたくさん食べてしまいがちです。子供のおやつはパパママが量を決めて与え、食べた後は奥歯の溝までしっかり歯磨きするようにしてください。子供にチョコレートをいつから食べさせるかという年齢にとらわれず、食べさせた後のことを考えて行動すれば大きな心配はありません。
牛乳アレルギーに注意する
食物アレルギーには十分注意が必要です。チョコレートは、多くの製品が粉乳を混ぜて製造しています。牛乳アレルギーをもっている場合は少量の粉乳にも反応するおそれがあるので、商品のアレルゲン表示をしっかり確認するようにしてください。
まとめ
チョコレートを子供に食べさせる場合は、だらだら与えるのではなく、一日の量をしっかり守りましょう。そして、チョコレートを食べたあとはしっかりと歯を磨き、虫歯予防に努めることも忘れずに。親子で同じおやつを食べながら、楽しい団らんを過ごすのもいいですね。