添え字・止め字って？

「添え字」「止め字」とは、二文字以上の名前の最後につく漢字のことです。使いたい漢字に添え字や止め字を組み合わせることで、バリエーションのある名前をたくさん考えることができます。たとえば「春」という漢字を名前に使いたい場合、「菜」の添え字・止め字を使って「春菜」、「乃」や「音」の字を使って「春乃」「春音」というように、印象の異なる名前をいくつもつくれるのです。

その他にも名前の読みが決まっており、画数で漢字の組み合わせを判断したい場合にも添え字や止め字は便利です。時代に限らず「奈」「菜」「実」「里」「子」「乃」などの添え字・止め字は女の子の名前に人気です。また最近人気の「結」「花」「莉」「美」「月」「音」などの漢字も、添え字・止め字に使うことでオシャレな雰囲気を出すことができますよ。

女の子に人気の添え字・止め字を使った名前230選

添え字・止め字を使った人気の名前をご紹介します。各漢字の意味も説明していますので、名付けの参考にしてみてくださいね。

女の子の添え字・止め字：奈（な）

• 綾奈（あやな）
• 杏奈（あんな）
• 絵里奈（えりな）
• 江玲奈（えれな）
• 春奈（はるな）
• 優奈（ゆうな）
• 美奈（みな）
• 佐奈（さな）
• 紗理奈（さりな）
• 玲於奈（れおな）

神事に使われる果樹の意味を表わす「奈」。添え字・止め字として昔から根強い人気がある漢字です。

女の子の添え字・止め字：菜（な）

• 彩菜（あやな）
• 衣緒菜（いおな）
• 夏菜（かな）
• 栞菜（かんな）
• 鈴菜（すずな）
• 世怜奈（せれな）
• 丹菜（にな）
• 愛菜（まな）
• 実百菜（みもな）
• 若菜（わかな）

畑に実った野菜を収穫する様子を表わした「菜」。可愛らしい菜の花を連想させることから、添え字・止め字として人気の高い漢字です。

女の子の添え字・止め字：子（こ）

• 藍子（あいこ）
• 絵梨子（えりこ）
• 薫子（かおるこ）
• 鹿乃子（かのこ）
• 桜子（さくらこ）
• 紗也子（さやこ）
• 乃々子（ののこ）
• 楓子（ふうこ）
• 莉子（りこ）
• 梨紗子（りさこ）

女の子に付ける添え字・止め字の代表格ともいえる「子」の漢字。動物の子供や植物の実、子孫などの意味があります。「子」を使うのは一時期少なくなっていましたが、最近また名付けランキングに入ってくるようになりました。

女の子の添え字・止め字：美（み）

• 亜沙美（あさみ）
• 杏美（あずみ）
• 綾美（あやみ）
• 絵美（えみ）
• 玖美（くみ）
• 好美（このみ）
• 夏美（なつみ）
• 芙美（ふみ）
• 愛美（まなみ）
• 茉美（まみ）

昔から女の子の名前に人気の「美」。「美しい」という漢字の意味はもちろん、左右対称のバランスの良い字画で、他の漢字との相性が良い点も魅力です。

女の子の添え字・止め字：果（か）

• 苺果（いちか）
• 絵梨果（えりか）
• 杏果（きょうか）
• 沙弥果（さやか）
• 知果（ちか）
• 朋果（ともか）
• 乃々果（ののか）
• 楓果（ふうか）
• 実果（みか）
• 萌果（もえか）

木の実を表わす「果」の漢字。みずみずしいイメージの名前にしたい時の添え字・止め字としてぴったりです。

女の子の添え字・止め字：実（み）

• 梓実（あずみ）
• 杏実（あみ）
• 綾実（あやみ）
• 郁実（いくみ）
• 羽実（うみ）
• 一実（かずみ）
• 鈴実（すずみ）
• 夏実（なつみ）
• 茉実（まみ）
• 唯実（ゆみ）

満ちる、実るという意味の「実」。植物や花の漢字との相性は抜群です。また初々しさや誠実さのイメージもあります。

女の子の添え字・止め字：織（おり）

• 伊織（いおり）
• 花織（かおり）
• 小織（さおり）
• 詩織（しおり）
• 美織（みお）
• 璃織（りお）

織物の意味があり、色とりどりの布や色あざやかな着物を連想させる「織」の漢字。古風な名前にしたい時におすすめの添え字・止め字です。

女の子の添え字・止め字：里（さと・り）

• 茜里（あかり）
• 夏帆里（かほり）
• 琴里（ことり）
• 紗緒里（さおり）
• 小雪里（さゆり）
• 咲里（さり）
• 志央里（しおり）
• 智里（ちさと）
• 侑里（ゆうり）
• 由里（ゆり）

田の神様を祭る場所や村里の意味がある「里」。素朴さや人のぬくもりを感じさせる漢字のため、添え字・止め字としても人気があります。

女の子の添え字・止め字：莉（り）

• 朱莉（あかり）
• 愛莉（あいり）
• 絵莉（えり）
• 栞莉（しおり）
• 世莉（せり）
• 乃莉（のり）
• 陽茉莉（ひまり）
• 美莉（みり）
• 芽亜莉（めあり）
• 李莉（りり）

ジャスミンの一種である「茉莉」。草花と連想させる字面と「り」という可愛らしい響きから、名前の頭文字としても、添え字・止め字としても人気がある漢字です。

女の子の添え字・止め字：緒（お）

• 衣緒（いお）
• 花緒（かお）
• 紀緒（きお）
• 沙緒（さお）
• 知緒（ちお）
• 奈々緒（ななお）
• 真緒（まお）
• 美緒（みお）
• 理緒（りお）
• 玲緒（れお）

糸口や事の発端の意味がある「緒」。「情緒」「由緒」などの漢字にも使われることから、奥ゆかしさや和風な印象を与えます。名前の頭に使うよりは、添え字・止め字としておすすめの漢字です。

女の子の添え字・止め字：月（つき）

• 杏月（あつき）
• 蒼月（あづき）
• 泉月（いつき）
• 卯月（うづき）
• 歌月（かづき）
• 皐月（さつき）
• 奈月（なつき）
• 葉月（はづき）
• 美月（みつき）
• 結月（ゆづき）

神秘的なイメージの名前にぴったりの「月」。名前の頭に持ってくると候補が限定されてしまいますが、添え字・止め字に使うことでバリエーションが広がります。

女の子の添え字・止め字：優（ゆ・すぐ-れる）

• 絢優（あゆ）
• 紗優（さゆ）
• 風優（ふゆ）
• 茉優（まゆ）
• 美優（みゆ）
• 碧優（みすぐ）

やさしい・おだやか・すぐれるなどの意味がある「優」。女の子の名前として昔から人気の高い漢字です。

女の子の添え字・止め字：帆（ほ）

• 乙帆（おとほ）
• 一帆（かずほ）
• 夏帆（かほ）
• 志帆（しお）
• 涼帆（すずほ）
• 舞帆（まほ）
• 美帆（みほ）
• 梨帆（りほ）

「帆」は、風を受けて船を走らせる布を意味する漢字。「ほ」の読み方で使われることが多く画数も少ないため、他の漢字と組み合わせやすいのが特徴です。

女の子の添え字・止め字：結（ゆ・ゆう）

• 愛結（あゆ）
• 咲結（さゆ）
• 真結（まゆ）
• 実結（みゆ）
• 心結（みゆ）
• 美結（みゆう）
• 梨結（りゆ）

日本的なイメージや古風なイメージがあり、女の子はもちろん、男の子の名前としても人気がある「結」の漢字。「ゆ」「ゆい」「ゆう」などの読み方がありますが、添え字・止め字には「ゆ」の読みが多く使われています。

女の子の添え字・止め字：梨（り）

• 絵梨（えり）
• 果央梨（かおり）
• 花梨（かりん）
• 早緒梨（さおり）
• 咲由梨（さゆり）
• 栞梨（しおり）
• 瀬梨（せり）
• 真梨（まり）
• 結梨（ゆうり）
• 由梨（ゆり）

果物の「なし」から、みずみずしく可愛らしいイメージがある「梨」の漢字。「り」という響きからも女の子の添え字・止め字として人気があります。

女の子の添え字・止め字：夏（か・なつ）

• 絢夏（あやか）
• 果夏（かな）
• 瑚夏（こなつ）
• 清夏（さやか）
• 鈴夏（すずか）
• 智夏（ちなつ）
• 遥夏（はるか）
• 風夏（ふうか）
• 立夏（りつか）
• 瑠夏（るか）

明るく躍動的なイメージがある「夏」の漢字。夏生まれの女の子にぴったりの添え字・止め字です。「風」や珊瑚の「瑚」などの夏を連想させる漢字を使うことでより季節の印象を強くできます。

女の子の添え字・止め字：希（き）

• 咲希（さき）
• 楓希（さつき）
• 琳希（たまき）
• 紬希（つむぎ）
• 眞希（まき）
• 海希（みき）
• 侑希（ゆうき）
• 柚希（ゆずき）

もともとは「まれ」を表わし、やがて「のぞむ」「願う」の意味になった漢字。希望に満ちた未来を願うのにぴったりの添え字・止め字です。

女の子の添え字・止め字：乃（の）

• 綺乃（あやの）
• 歌乃（うたの）
• 卯芽乃（うめの）
• 佳弥乃（かやの）
• 心乃（ここの）
• 志乃（しの）
• 鈴乃（すずの）
• 花乃（はなの）
• 陽奈乃（ひなの）
• 吉乃（よしの）

すなわちという意味のある「乃」。その響きや和風のイメージが人気で添え字・止め字でよく使われています。「乃」自体には主張が少ないので、組み合わせる方の漢字に思いを込めるのがおすすめです。

女の子の添え字・止め字：衣（い・え）

• 亜衣（あい）
• 佳菜衣（かなえ）
• 紗衣（さえ）
• 紗知衣（さちえ）
• 梓衣（しい）
• 芹衣（せりい）
• 智衣（ちい）
• 毬衣（まりい）
• 萌衣（めい）
• 柚衣（ゆい）

「衣」は衣服の意味以外に、絹や晴れ着といった意味もあります。曲線が多いためやわらかなイメージがあり、他の漢字と組み合わせやすいのが特徴です。「い」と読める漢字は女の子の名前に良く使われますが、中でも「衣」は添え字・止め字として人気があります。

女の子の添え字・止め字：香（か）

• 明日香（あすか）
• 絢香（あやか）
• 伊千香（いちか）
• 芹香（せりか）
• 唯香（ゆか）
• 柚香（ゆずか）
• 穂乃香（ほのか）
• 梨香（りか）
• 凛々香（りりか）
• 和香（わか）

かんばしい香りで神に祈ることを表わす意味の「香」。雅なもののたとえにも使われます。昔から添え字・止め字として人気の高い漢字です。

女の子の添え字・止め字：花（か）

• 綾花（あいか）
• 一花（いちか）
• 初花（ういか）
• 桔花（きっか）
• 鈴花（すずか）
• 雪花（せつか）
• 乃々花（ののか）
• 萌花（もか）
• 桃百花（ももか）
• 優梨花（ゆりか）

花のように美しいという意味がある「花」。一文字として使うのも、添え字・止め字として使うのも人気がある漢字です。

女の子の添え字・止め字：音（ね・おん）

• 朱音（あかね）
• 綾音（あやね）
• 織音（おりね）
• 花音（かおん）
• 琴音（ことね）
• 詩音（しおん）
• 鈴音（すずね）
• 舞音（まおん）
• 美音（みおん）
• 凛音（りおん）

音楽の才能がある子になってほしいという願いを込める場合には、「音」の漢字がおすすめです。「ね」「おん」「のん」など複数の読み方ができるので、漢字の組み合わせで読み方の幅も広がります。

女の子の添え字・止め字：那（な）

• 文那（あやな・ふみな）
• 柑那（かんな）
• 寿々那（すずな）
• 知那（ちな）
• 奈那（なな）
• 茉那（まな）
• 瑠那（るな）

添え字・止め字の「な」は、「奈」「菜」が使われることが多かったですが、最近は他との差別化をはかるために「那」の漢字も使われるようになってきました。男の子でも使いやすい漢字のため、中世的な印象を与えられます。

女の子の添え字・止め字：華（か）

• 愛華（あいか）
• 朱華（あやか）
• 一華（いちか）
• 乙華（おとか）
• 千華（ちか）
• 和華（のどか・わか）
• 楓華（ふうか）
• 怜華（れいか）

「花」の漢字が植物をさして使われることが多いのに対して、「華」は華やかさなどの形容詞としてよく使われます。そのため、きらびやかな印象の名前にしたい時におすすめの添え字・止め字です。

女の子の添え字・止め字：央（お）

• 伊央（いお）
• 佳央（かお）
• 季央（きお）
• 紗央（さお）
• 奈央（なお）
• 菜々央（ななお）
• 真央（まお）
• 澪央（みお）
• 理央（りお）
• 令央（れお）

真ん中・中央という意味の「央」。「お」の添え字・止め字として男女ともに人気があります。左右対称の字面のため、「菜」「奈」「真」などの漢字と相性が良い漢字でもあります。女の子の名前に使う場合は、中性的な印象も与えることができます。

添え字・止め字の名付けエピソードを紹介

先輩パパママたちの、添え字・止め字に関する名付けエピソードをご紹介します。

誰にとってもわかりやすい名前に

誰にとっても読みやすくわかりやすい名前にしたいと思っていました。そこで候補に上がったのが「菜」と「子」の字。「○○菜」「○○子」とどちらにしようか迷い、二つの漢字を合わせて「菜々子」と名付けました。（主婦・20代）

漢字と名前の響きを一番に決めました

夫婦で「花」の字が好きだったため、「野乃花」と名付けました。使う漢字を第一に考えましたが、結果的にすてきな名前になって大満足。野に咲く花のように皆に愛される子になってほしいと思っています。（営業・30代）

姓名を読んだ時の響きも大切にしたい

古風な名前にしたくて、「織」の字を止め字にしようと決めていました。夫といくつか候補をあげて、最終的に「沙織」と「伊織」の二つまで絞りました。最終的には、名字とのバランスで決めました。（広告・30代）

赤ちゃんの名付けの参考に！　おすすめの名付け本・アプリ

添え字・止め字を使った名付けの参考になる名付け本とアプリをそれぞれご紹介します。

おすすめの名付け本：赤ちゃんの名前ハッピー漢字事典

名付けに特化した漢字事典。漢字の「読み」「意味」「成り立ち」「イメージ」「画数」「筆順」「願い & イメージ」「使用のポイント」など、名前を付ける上で知っておきたい項目を丁寧に解説しています。漢字の意味を深く知れるので、添え字や止め字から名前を考えたいパパママにもぴったりの一冊です。

おすすめのアプリ：赤ちゃん名づけ No.1　400万人の妊婦さん命名の子供名前

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名前に使用できる2998の漢字を全て網羅している名付けアプリ。国内最大規模の300万種以上の名付けデータを収録しており、名字を入力するだけで名前の候補が瞬時に検索できます。また気になった名前を入力すれば「名前の画数」、「漢字の意味」も検索できます。その他にも日別、月別の「人気の名前アクセスランキング」や、名付けに必要な情報満載の「名づけの豆知識」などの魅力的な機能がたくさんあります。携帯で名前を考えたいパパママや、名付けの流行をチェックしながら子供の名前を考えたいパパママにおすすめです。

まとめ

使いたい漢字がある場合や名付けを考えるのに行き詰まった時に、添え字や止め字から候補を考えてみてはいかがでしょうか。発想を変えることで、名前のバリエーションを広げられますよ。ぜひ参考にしてすてきな名前をお子さんにつけてあげてくださいね。