キッチンシンクの掃除方法は? 汚れの原因と裏ワザ、便利グッズまとめ
目次
キッチンシンクの汚れの原因は?
キッチンシンクは毎日使う場所なので汚れがつきやすく、汚れの種類もさまざまです。キッチンシンクの汚れの原因はおもに以下のものがあげられます。
■油汚れ
調理をした後の鍋などを洗ったあと、キッチンシンクに油汚れがついたまま放置しておくと油汚れが酸化して樹脂のようになります。さらに数ヶ月放置することで一般の洗剤を使っても落ちにくくなってしまいます。また、調理をした時の油だけでなく、人間の皮脂がこびりついてしまうこともあります。
■水垢
シンクの表面に見えるうろこ状の白い汚れは水垢です。水垢の原因は、水道水に含まれるカルシウム、マグネシウム、カルキなどのミネラル分がシンクに残留したもので、放置しておくとシンクにこびりついて、水垢が落ちにくくなります。
■ヌメリ
シンクの排水口や生ゴミコーナーのヌルっとした汚れがヌメリです。油汚れや食品カスなどに雑菌やカビ菌が発生し繁殖することでヌメリが発生します。
■石鹸カス
水道の蛇口などに白くこびりついた汚れは、石鹸カス汚れです。石鹸カスは、石鹸に含まれる脂肪酸カルシウムと水道水に含まれるミネラル分が反応してでき、放置しておくとこびりついて簡単には落ちなくなってしまいます。
■サビ
サビにくいとされるステンレス製のシンクでも、調理直後の熱いフライパンや鍋を直接シンクに置いたり、頻繁にクレンザーを使ってこすり洗いしたりすると表面のコーティングが劣化してしまい、サビやすくなってしまいます。また、空き缶や包丁などをシンクに放置することで「もらいサビ」が発生することもあります。
キッチンシンクで掃除が必要な場所は?
具体的に掃除が必要な場所は以下の4ヶ所です。なお、シンクによってステンレスと人工大理石など素材の違いがあるので、掃除の際は素材に合わせた洗剤と道具を使い分ける必要があります。
・シンクの全面
・生ゴミ三角コーナー
・排水口
・蛇口回り
キッチンシンクを掃除するための道具・洗剤
キッチンシンクを掃除する際は、油汚れや水垢、ヌメリなど、キッチンシンクの汚れに応じて洗剤や道具を使い分けていきます。それぞれにどんな効果があるのかを知ると、効率良く掃除ができるようになります。
キッチンシンク掃除グッズ1:スポンジ
各家庭に必ずあるスポンジですが、食器洗い用とは別に掃除用として準備します。スポンジは汚れを落とすための必要不可欠なものなので、汚れてもいいものを1つストックしておきましょう。スポンジは水分を含むと雑菌が繁殖してしまうので、使ったら乾かすことも徹底しましょう。
キッチンシンク掃除グッズ2:クエン酸
水回りのお掃除には重曹やクエン酸が便利ということは知っている人も多いかもしれませんが、実は性質に違いがあり、用途に応じて使い分ける必要があります。水垢汚れはアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使って綺麗にしましょう。
クエン酸を掃除に使うには、あらかじめ水200mLにクエン酸を小さじ1杯程度溶かしてスプレーボトルに保存し、クエン酸スプレーを作っておくと便利です。気になる場所にクエン酸スプレーをかけて、後はスポンジでこするだけで簡単に水垢を落とすことができます。食器用の洗剤の隣にクエン酸スプレーを置いて、食器洗いが終わったら、ササっとスプレーしてシンクの水垢を掃除しましょう。ただし、クエン酸を使う時は、塩素系の漂白剤(例:カビキラー)などと一緒に使うと、有害なガスを発生してしまうので、クエン酸スプレーだけで使うように気をつけてください。
キッチンシンク掃除グッズ3:重曹
水垢対策にはクエン酸なのに対して、油汚れには重曹が便利です。重曹は弱アルカリ性の性質があり、油汚れには最適です。さらに、粒子が固く、水に溶けにくいのでクレンザーのようにこすり洗いをして汚れを落とすことができます。
重曹も、クエン酸水と同じように重曹水を作っておくと便利です。分量は水100mlに重曹が小さじ1杯程度。ごく少量で油汚れを落としてくれるので、クエン酸水と同じように作ってキッチンに置いておきましょう。100均で色違いのスプレーボトルを買って置いておくとシンク周りのアクセントにもなります。
キッチンシンク掃除グッズ4:ジフ
ジフは研磨剤が入ったクリームタイプのクレンザーで ユニリーバが販売する商品名です。白地に緑のキャップのジフはスーパーやドラッグストアに陳列され、多くの人から支持されています。クリームタイプのクレンザーなので、キッチン周りはもちろんのこと、水垢が気になるお風呂や洗面台などどこでも使えて、傷をつけずに汚れを落とすことができます。
ジフの使い方は簡単で、気になる場所に直接かけて後はスポンジでこするだけ。油汚れも水垢も、麦茶ポットの茶しぶ汚れにも効果を発揮します。これ1本でキッチンをきれいに掃除できるのでいくつも洗剤を使いたくないという人におすすめです。
キッチンシンク掃除グッズ5:オキシクリーン
最近話題になっているのが、分解・漂白・除菌の効果を持つオキシクリーンです。酸素系漂白剤のオキシクリーンはアメリカで発売され、日本ではコストコで販売されてから話題になりました。
オキシクリーンは万能な洗剤なので、キッチン周り以外にも洗濯やお風呂、そしてトイレなど家中どこでも使えます。使い方にはポイントがあり、一番効果的な使い方は、お湯にオキシクリーンを溶かしてオキシ液を作り、つけ置きする「オキシ洗い」です。作り置きができないのですが、汚れが溜まってしまった時にシンクにお湯を溜めて五徳や換気扇などを漬け込むと汚れを落とすことができます。
オキシ液の使用目安としては、シンクに40~60℃のお湯をはり、付属のスプーンで1~2杯程度です。弱アルカリ性なので、手荒れを防ぐためにもゴム手袋を着用して扱いましょう。
キッチンシンク掃除グッズ6:手に優しいウタマロクリーナー
キッチンの中でも特に厄介な換気扇やコンロ周り、そして意外と汚れている電子レンジやトースターなど、ウタマロ石鹸は、なんでも落とせる万能な洗剤として注目を集めています。その中でもこちらは特に使いやすくスプレータイプとなったクリーナーです。汚れが気になる部分に直接吹きかけ、あとは拭き取るだけ。「シンクと一緒に電子レンジや冷蔵庫もまとめてお掃除したい」という人におすすめです。
次んのページでは、キッチンシンクの掃除方法や裏技、便利グッズを紹介します!