洗面台の水垢や黒ずみの掃除方法! 重曹やクエン酸、便利グッズも紹介!

洗面台の汚れの原因は?

洗面台は、歯磨きや洗顔・手洗いなど1日になんども使用します。水も溜まりやすく湿度も上がりやすいため、家の中でもカビや水垢が発生しやすい場所でしょう。洗面台の主な汚れは3つに分類できます。

  1. 黒ずみ
  2. まず空気中に存在する「カビ菌」によって発生する黒ずみ。黒ずみは洗面台に残った石鹸カスや皮脂汚れを栄養源とし、どんどん広がります。カビの種類に「赤カビ」がありますが、黒カビに比べ繁殖スピードが早いのが特徴です。栄養源となる汚れを取り除くことで、発生を防げます。

  3. 水垢
  4. 水道の蛇口や鏡に付着した白いうろこ状の汚れが水垢です。水道水にはカルキやカルシウムが含まれており、成分が固まることで、白い汚れとなって付着します。

  5. 油汚れ
  6. 洗面台は手や顔を洗う場所なので、どうしても蛇口や鏡などに手垢がついてしまいます。また、整髪料や化粧品などを使用するときに細かな飛沫が飛ぶこともあるのです。それらが、洗面台につく油汚れの原因です。油汚れが溜まっていると、水が流れたときに引っ掛かり水分が残りやすくなるので、水垢汚れの原因にもなります。

石鹸カスや皮脂は雑菌やカビの大好物で、わずかに付着した汚れをエサにどんどん増殖していきます。汚れた洗面台で手や顔を洗うのは、気分的にも良くないですよね。家族みんなが気持ちよく使うために、洗面台をピカピカにしましょう。

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洗面台掃除に適した洗剤

洗面台の軽い汚れは、洗剤が無くてもスポンジなどで擦れば落ちるものもあります。しかし中には、洗剤を使用しないと落ちない汚れも。そんな時は、汚れに合った洗剤を使用して掃除するのがコツです。特に食品にも使われる重曹やクエン酸を活用した掃除は、子供がいる家庭でも安心して使えるのでおすすめです

重曹

手垢や化粧品など酸性の油汚れには、アルカリ性の重曹が大活躍します。空のスプレーに水200mlと重曹小さじ2杯を入れた重曹水を作ってみましょう。汚れた部分にシュッとスプレーして拭き取るだけで、きれいになります。汚れがひどい部分には重曹3:水1の割合で混ぜた重曹ペーストを塗ってみてください。しばらく放置してから拭き取れば、スッキリ汚れが落ちます。

クエン酸

アルカリ性の汚れである水垢や黒ずみには、酸性のクエン酸を使いましょう。空のスプレーに水200mlとクエン酸小さじ1杯を入れたクエン酸水がおすすめです。粉末がなければレモン汁でも代用できますよ。汚れにスプレーしてから拭き取ります。100円ショップでもクエン酸を溶かしたスプレーが売っているので、チェックしてみましょう。

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お酢

お酢は「酢酸(さくさん)」と呼ばれる酸性の物質を含んでいます。お酢特有のツーンとした臭いは酢酸が原因です。酢酸は菌の繁殖を防ぐ効果があるため、雑菌が原因のドロドロ・ヌルヌル汚れにパワーを発揮します。アルカリを中和するため、水垢掃除にも役立ちます。市販の空ボトルに1:1の割合で水と酢を混ぜ、汚れに吹きかけてもいいでしょう。お酢で掃除をする時は、醸造酢もしくはホワイトビネガー(アルコール酢)を使用してください。ポン酢やすし酢は旨味成分が入っているので、べたつきや匂い残りの原因となります。

中性洗剤

重曹やクエン酸、お酢の用意が手元にない場合は、台所や風呂掃除用の中性洗剤でも大丈夫です。中性洗剤はアルカリ性と酸性どちらの性質も持っているので、洗面台の掃除に活躍します。素材を痛めにくく、手が荒れにくいのも特徴です。アルカリ性や酸性の洗剤の中には「混ぜるな危険」と書かれた危ないものもありますが、中性洗剤は他の洗剤と混ぜても反応しないので安全に使えます。

頑固な汚れには塩素系洗剤

洗面台の汚れの中には、放置して頑固になった黒カビやヌメリなどもあるでしょう。重曹やクエン酸などでは難しい場合は、塩素系洗剤を使用する方法もあります。ただし、塩素系は刺激の強い洗剤です。必ず手袋を使用して、換気も注意して行いましょう。また、塩素系洗剤は、クエン酸やお酢など酸性のものと混ざると有害なガスが発生して危険です。塩素系洗剤を使用するときは、ほかの成分と混ざらないよう注意しましょう。

洗面台掃除に便利なグッズ


洗面台の掃除には特別な道具は必要ありません。基本的には家にある道具で十分対応できます。洗面台の掃除に便利なグッズを紹介します。

スポンジ

スポンジは食器洗い用のスポンジでかまいません。できればザラザラ面がついたものがいいでしょう。洗面台や周辺の壁など、広い範囲の掃除に最適です。軽い汚れは柔らかい面で拭き取るようにし、ガンコな汚れはザラザラした面で擦り落とすなど、使い分けると効率的です。

中でも「メラミンスポンジ」は水を含ませるだけで汚れが落ちるので、洗剤が不要で気軽に使えます。さまざまなサイズのものが円ショップでも販売されていて、自分で好きなサイズにカットもできます。蛇口の根元やゴム栓周りなどの細かい場所の作業にも便利です。汚れを落とすコツは、水でたっぷりと濡らすこと。水滴がしたたるくらい濡らしてから軽く絞り、使用しましょう。メラミンスポンジで擦った後は、布巾で水拭きや乾拭きをすると仕上がりが綺麗になります。ただし、メラミンスポンジは研磨作用が強く、洗面台の材質によっては擦り過ぎると傷がつく場合もあるので、確認してから行いましょう。

ブラシ

ブラシは使い古しの歯ブラシを利用すると経済的ですし、ブラシの毛も硬すぎないので傷がつきにくくておすすめです。オーバーフロー穴(洗面ボウルに空いている水を排水するための穴)や排水口、そのほかの細かい部分の掃除に活躍します。

ラップ

頑固な汚れには、ラップパックが効果的です。重曹やクエン酸でスプレーをした後にラップでパックをして、しばらく放置します。そのあと軽く擦れば、するりと汚れが落ちますよ。料理に使用するラップがない場合は、キッチンペーパーでも代用できます。

タオルや雑巾など乾いた布

掃除の後は必ず水気を切ることも、洗面台掃除のポイントです。そのため、使い古したタオルや雑巾などで掃除の後は乾拭きを必ず行いましょう。水分を洗面台にできるだけ残さないことが、ピカピカに保つコツですよ。

ゴム手袋

体に優しい洗剤を使用する場合でも、人によっては肌に刺激を感じることもあります。そのため、肌の弱い人はゴム手袋をして掃除をしましょう。

場所別おすすめ掃除方法:排水口まわり


排水口を覗き込むと、髪の毛や小さなゴミ・ヘドロがびっしり詰まっていてゾッとした人もいるのでは?排水口まわりは、汚れや雑菌が溜まりやすくやっかいな部分ですよね。 排水口は放置しておくとやがて水が流れなく恐れもあります。水道管が完全に詰まってしまうと、素人だけでは掃除が難しくなります。そうならないためにも、詰まりの原因となる汚れをしっかり落としましょう。

基本の排水口掃除

まず、排水口から見える範囲の髪の毛やゴミをなるべく取り除きます。誤ってゴミを奥に押し込まないように注意しましょう。次に重曹の粉を1カップ分、排水口にまんべんなく振りかけます。そして上から1カップのお湯にクエン酸小さじ2を混ぜたものを注ぎ込んでください。混ざると発泡するので、そのまま30分程度放置します。泡が排水口についた汚れを柔らかくして、浮かせて落としてくれます。最後にお湯をかけて洗い流したら完了です。

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排水口はキッチンや洗面台、浴室など毎日使う水回りに設置されています。そのため、気を抜くとすぐ汚れてしまうもの。放置すると嫌な臭いが漂うこともあり、きれいにしておきたい場所です。そこで、排水口掃除に使える洗剤や道具、便利グッズをご紹介します。

排水口のゴミ受け

排水口に設置しているゴミ受けには、髪の毛が網目に絡みついたり、石鹸カスや歯磨き粉が穴を塞いだり、たくさんのゴミが集まります。日常的にゴミが溜まりやすい箇所なので、念入りな掃除が必要です。

簡単には汚れが落ち切らない場合は、塩素系泡スプレーを使用してきれいにする方法もあります。全体を覆うようにスプレーし、20分程度放置して洗い流しましょう。気になる汚れが残っている場合は、歯ブラシで擦れば簡単に落ちます。最後は汚れが残っていないかチェックして完了です。塩素系洗剤を使う際には、窓を開けたり換気扇を回したりして換気を忘れずに行ってください。

オーバーフロー口(くち)

オーバーフロー口とは、洗面台の横などに空いている穴のこと。表面はきれいみ見えても、入り組んだ構造になっているため汚れが溜まりやすく、洗面台の臭いの原因にもなります。

ゴミ受け同様に、放置して時間がたった汚れなどには塩素系スプレーで対応できます。入り口の汚れをメラミンスポンジやブラシで擦り落としましょう。そのあとに、塩素系の泡スプレーを穴に向かって吹きつけて1時間程度放置し水を注ぎこみこめば、ヌメリや臭いの元も奥まですっきり落ちます。

次のページでは場所別の掃除方法や洗面台を掃除する頻度についてご紹介します!

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!