トッポンチーノとは? 寝かしつけが楽? おすすめ10選や作り方も紹介

トッポンチーノって何?

トッポンチーノって何?

妊娠してはじめて「トッポンチーノ」という言葉を耳にしたパパママも多いのではないでしょうか。トッポンチーノとは、イタリアの医学博士・幼児教育者である『マリア・モンテッソーリ』によって提唱された赤ちゃん用のお布団のことで、モンテッソーリ教育で使われています。一般的なお布団とは異なり、小さな楕円形のかたちをしていて柔らかいため、赤ちゃんのおくるみとしても使用できます。トッポンチーノは、本体にママのにおいを染み込ませて使うことがポイントです。ママのにおいが付いたトッポンチーノを赤ちゃんに使うことで、トッポンチーノがいつでも赤ちゃんの安心できる居場所となるのです。

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モンテッソーリ教育とトッポンチーノ

モンテッソーリ教育とは、先に述べたマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。マリアはローマの病院で知的障害を抱える子供の療育に取り組み、知能を向上させることに成功しました。

モンテッソーリ教育には、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の考え方があります。たとえば、赤ちゃんに歩くことを教えなくても歩こうとしますよね。それは赤ちゃん自身が自立に向かって、成長・発達していこうとしているから。赤ちゃん自らがもつ可能性を信じ、その力を存分に発揮できる環境を整えてあげることで、自発的に行動し成長していくのです。

特に新生児は新しい環境に適応していくとても大切な時期です。生まれたばかりの赤ちゃんは肉体的にも精神的にも敏感であるため、障害の無い環境で母親と一緒にいる必要があるとモンテッソーリは考えました。ですが、常に母親が赤ちゃんの側を離れずにいるのは難しいですよね。そこで役立つのがトッポンチーノなのです。

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モンテッソーリ教育についてご存知でしょうか? 子供の園選びの際に幼稚園や保育園のホームページで紹介されていたり、先輩ママの口から出てきたりと聞いたことがある方も多いでしょう。将棋の藤井聡太さんを育てた教育方法としても有名ですね。モンテッソーリ教育は、日本で急速に普及が進んでいる、海外では認知度の高い幼児教育方針です。今回はモンテッソーリ教育の特徴やどんな教育効果があるのかについて紹介します。

トッポンチーノはいつからいつまで使うの?

トッポンチーノはいつから使うの?

トッポンチーノの特徴は、ママのにおいをしみ込ませて使うこと。そのため生後すぐの新生児期から使うのが理想的だとされています。モンテッソーリ教育において、赤ちゃんが生まれてから6週間~8週間を「母子共生期間」といい、とても重要な時期だと位置付けています。

10ヶ月もの間ママのお腹の中にいた赤ちゃんはこの世に誕生して不安でいっぱい。そんな時に安心感を与えてくれるのはママの声や心臓の音、そしてにおいです。生まれてすぐにトッポンチーノを使うことで、トッポンチーノにママと赤ちゃんのにおいが染み込みます。そして母親が側にいられなくても、トッポンチーノに寝かされた赤ちゃんはママとの一体感や安心感、幸福感を得られるのです。

ただ、トッポンチーノはサイズが小さめなので使える期間はある程度限られています。赤ちゃんが成長しサイズアウトしてしまうと、寝具としての役割を果たさなくなってしまいます。特に赤ちゃんが寝返りをするようになれば、赤ちゃんがトッポンチーノから転がり落ちてしまう心配も出てきます。そのためトッポンチーノを使える時期は、赤ちゃんが寝返りをするようになるまでのだいたい生後3~4ヶ月頃までです。

トッポンチーノの使い方

トッポンチーノの使い方

トッポンチーノは、赤ちゃんが生まれたらできるだけすぐに使い始めるのが理想的なので、できれば出産前に準備しておきましょう。ママのにおいを効果的にトッポンチーノに移すために、ママは出産前からトッポンチーノを枕などにして使い始めておきます。赤ちゃんが生まれたら、トッポンチーノを赤ちゃんのお布団やおくるみとして使い始めてください。抱っこする時もトッポンチーノごと抱っこするようにしてあげると、ますますトッポンチーノにママのにおいが染み付き、赤ちゃんは安心することができます。外出する時もトッポンチーノで赤ちゃんをくるんであげて、初めての環境が苦手な赤ちゃんを安心させてあげましょう。

トッポンチーノのメリットは?

トッポンチーノのメリットは?
お母さんとの一体感を得られるトッポンチーノ。そのメリットをご紹介します。

トッポンチーノのメリット1:ママとつながっている安心感がある

生後6週間〜2ヶ月間は、お母さんと赤ちゃんの絆を深める大切な期間。赤ちゃんが生まれてからすぐにトッポンチーノを使い始めることで、お母さんのにおいや自分(赤ちゃん)のにおいがしみ込みます。そのためパパやおじいちゃん・おばあちゃんなど、ママ以外の人に抱っこされる時や、産院から自宅へと環境が変化した時などでも、トッポンチーノからママのにおいがするため、赤ちゃんは安心して過ごせます。

トッポンチーノのメリット2:寝かしつけが楽になる

生まれてすぐの赤ちゃんは、とても小さくて柔らかいですよね。トッポンチーノがあれば赤ちゃんの身体を支えやすく、抱っこしながら寝かしつけをしやすくなります。そしてママのにおいとぬくもりを感じたままお布団に寝かせられるので、「背中スイッチ」が入りにくく、赤ちゃんはそのまま眠り続けられます。

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トッポンチーノのメリット3:外出時も便利

トッポンチーノはとてもコンパクトなお布団なので持ち運びも便利。トポンチーノがあれば、赤ちゃんにとってはじめての場所でもその空間だけは自分のいつもの居場所として、安心して過ごせます。また場所を選ばずに赤ちゃんのねんねスペースを作ることもできます。

トッポンチーノのデメリットは?

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トッポンチーノのデメリット1:使用期間が短い

赤ちゃんが寝返りを打つようになるとトッポンチーノから身体がはみ出してしまうことがあります。トッポンチーノのサイズにもよりますが、生後すぐから寝返りを始める3~4ヶ月頃までがお布団として使用できる期間だと考えていいでしょう。ただし4ヶ月以降も、授乳時のおくるみやお風呂場で着替える時のマット、ベビーチェアの背もたれ、クッションなど、アイデア次第で長く使うことも可能です。

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トッポンチーノのデメリット2:ママのにおいが落ちるため洗濯しづらい

トッポンチーノにはママのにおいを付けることで赤ちゃんを安心させる効果があるため、頻繁に洗濯できません。しかし、赤ちゃんが使うものなので衛生面が気になりますよね。そんな時は天日干しをしてあげましょう。赤ちゃんが吐き戻しなどをしてしまった時は、その部分だけつまみ洗いをしてください。どうしても全体を洗いたい時は、ぬるま湯を入れた大きめのタライで押し洗いをし、天日干しをして乾かしましょう。トッポンチーノを2つ用意して交互に使うのもおすすめです。

おすすめのトッポンチーノ6選!

出産準備中のママパパにおすすめのトッポンチーノをご紹介します。

おすすめのトッポンチーノ:PUPPAPUPO トゥインクルスター

カバーは肌に優しい綿100%。優しい風合いと柔らかな肌ざわりで赤ちゃんをやさしく包みこんでくれます。カバーは洗濯機OK。中の布団も手洗いできるのでいつでも清潔に保てます。

おすすめのトッポンチーノ:ジョリーメゾンのトッポンチーノ

生地やクッション内の綿、カバー生地(ツイル素材)、いずれもオーガニック素材100%で作られています。ホルマリン検査もされている、安全・安心の日本製トッポンチーノです。

おすすめのトッポンチーノ:たまひよ 安心抱っこふとん

カバー、本体のヌードクッション共に洗濯機で丸洗いできるトッポンチーノ。ミルクなどで汚れてもいつでも清潔に使えます。また、日本の工場でひとつずつ丁寧に中綿を手詰めしており、適度な厚みがあります。

おすすめのトッポンチーノ:エンジェリーベ オリジナル ふとん

丸洗いできるヌード布団とラッフルのカバーがセットになったトッポンチーノ。カバーはかぶせるだけのタイプなので、取り外しも簡単にできます。

おすすめのトッポンチーノ:HashkuDe ねんねクッションダブルガーゼ mayu-マユ-

安心の日本製トッポンチーノです。へたりにくく、有害なホルムアルデヒドを含んでいません。グレーやピンクなど、優しい色合い6色から選べます。

おすすめのトッポンチーノ:ふわりこ トッポンチーノ (本体のみ)

現役のママが考えたトッポンチーノ。生地も中綿も日本製100%オーガニックコットンにこだわって作られています。厚みは約5cmあり、弾力性も十分です。

次のページでは、トッポンチーノを手作りする方法や手作りキットのおすすめをご紹介します。

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!