ベビーベッドガードが必要な理由と目的別おすすめを紹介
ベビーベッドガードとは?
赤ちゃんだけではなく、高齢者のベッドからの転落防止のために使用されるのがベッドガードですが、赤ちゃん専用に開発・設計されたものがベビーベッドガードと呼ばれています。市販のベビーベッドに取り付けるクッションタイプのものや、フェンスタイプのベビーベッドガードなどいろいろな種類のものがありますが、その違いや選び方についてご紹介します。
ベビーベッドガードが必要な理由
赤ちゃんの月齢が低い頃は、まだほとんど動けないからとベッド周りに対策をしていないことも多いですよね。しかし、赤ちゃんはある日、突然にそれまでできなかった動きができるようになります。赤ちゃんの思いがけない動きにハッとした経験があるパパママも多いでしょう。また、赤ちゃんが寝返りをするようになると、ちょっと目を離した隙に思いもよらないところまで移動していることがあります。赤ちゃんの転落に関する事故は意外と多く、決して他人事ではありません。
赤ちゃんが兄弟と一緒に寝ている場合、兄弟の寝相によって赤ちゃんが下敷きになったり、押し出されて転落したりする事故が起きることもあります。他にも、ベビーベッドを使用している場合、柵を上げておけば転落の危険こそありませんが、柵に激突するという別の危険性が生じます。ベッドガードには、柵への激突を防いでくれるタイプも存在するため、ベビーベッド使用の場合でもベッドガードを導入すると、より安心ですよ。
ベッドガードの種類
一言でベッドガードと言っても、いくつか種類が存在します。それぞれに役割が異なりますので、使用しているベッドのタイプや使用環境によって適したものを選びましょう。
ハイタイプ
大人と同じベッドを使用している場合に適しているのが、ハイタイプと呼ばれるものです。マットレスの下に脚部を差し込んで使う衝立のような形状で、高さ50センチ~70センチのものが多く見られます。一般的なマットレスの厚みは20センチ~30センチと言われており、ほとんどのハイタイプはこの範囲に対応しています。全長100センチ未満のものから、一辺全てをカバーする180センチ前後のものまで存在するため、ベッドの形状や寝室環境に合わせて選択できます。
メッシュタイプ
前述のハイタイプのものに多いのが、メッシュ素材で覆われている仕様のものです。メッシュタイプと呼ばれ、通気性に優れているのが最大の特徴です。ハイタイプではないベッドガードにも、あまり多くはないですがメッシュタイプのアイテムは存在します。柔らかいため、寝返りの際にぶつかっても体を傷める心配がないのもメッシュタイプのメリットです。メッシュタイプはどの角度からも視認性が良く、パパママが横にベッドを並べて寝ている場合でも、すぐに子供の状態を確認でき安心ですね。また、自宅で手軽に洗濯できるのも嬉しいポイントです。
サイド
ベビーベッド用のガードに、サイドタイプやサイドガードと呼ばれる種類があります。ハイタイプのように差し込んで使用するのではなく、ベビーベッドの柵の内側を覆うように設置するのが一般的ですが、ベッド上に置いて使用するタイプも存在します。このタイプのベッドガードは柵に頭や体をぶつけるのを防ぐだけでなく、隙間風や冷暖房の風が直接あたらないようにするという効果もあります。また、ベビーベッドの高さ調整部分や金具に手を挟んでしまう事故を防ぐことができます。
ベビーベッドの内側を覆うガードには、全周タイプと半周タイプ、部分タイプが存在します。全周タイプはベッドの内側をぐるりと一周すべてカバーするタイプで、動きの激しい赤ちゃんや寝返りができるようになった赤ちゃんに最適です。半周タイプは、ベッドの上半分をカバーするもので、寝返り前の赤ちゃんに適しています。カバーしていない足側から、おむつ替えなどがスムーズにできるのもメリットですね。部分タイプは、いつも同じ方ばかりに向いてしまったり転がってしまったりする癖がある場合に、その方向を集中的にカバーできます。
目的別におすすめのベッドガード
ベッドガードにもさまざまな種類があることをご説明しましたが、どんなタイプでも目的に合っていないとかえって逆効果になることがあります。それでは、月齢や目的別におすすめのベッドガードをご紹介致します。
新生児におすすめのベッドガード
新生児の場合、まだほとんど自力で動くことがないので、お世話のしやすさを優先させたこちらがおすすめです。高さがなく、どの角度からも様子を確認しやすいのも安心ですね。
乳児におすすめのベッドガード
こちらは全周タイプなので、寝返りを始める頃からも安心して使えます。どの方向に転がっても、衝突や手足がはみ出る心配がありません。取り付けのしやすさも魅力です。
ニトリのおすすめベッドガード
家具と言えばニトリ、という方も多いでしょう。知名度の高いニトリなので安心感がありますよね。こちらは丈夫なスチール製なので長く使うことができ、視認性の高いデザインで人気となっています。
西松屋のおすすめベッドガード
こちらは西松屋の商品ということで、手に入りやすさもメリットのひとつです。また、デザインが可愛いため視覚が発達してきた月齢の赤ちゃんにもおすすめです。
赤ちゃん本舗のおすすめベッドガード
西松屋同様、実店舗で確認しやすく手に入りやすいので、急ぎで購入したい場合でも対応できます。こちらはとにかくデザインが可愛く、取り付けも簡単です。クッションに厚みがあるのも安心できます。
不二貿易のおすすめベッドガード
不二貿易のこちらのベッドガードは、スライド式で長さを調節できるのがポイントです。動く範囲が大きくなってきたら伸ばして使用するなど、成長に合わせて使えます。シンプルなつくりで、インテリアにも馴染みやすいのも嬉しいですね。
おしゃれなベッドガード
おしゃれなベッドガードといえばこちら。パステル系の色使いで、網目の優しげな印象が特徴的です。安全性はもちろん、見ているだけで幸せな気分になれるデザインで、育児がもっと楽しくなりそうですね。
安いベッドガード
とにかくリーズナブルなものを探している場合はこちらがおすすめです。シンプルで設置も簡単なため、とりあえず取り急ぎベッドガードを導入したい方にも良いですね。安いですが脚が折りたたみ式になっており、使い勝手の良さも十分です。
ベッドガードは手作りできる
ベッドガードは、実は簡単に手作りすることも可能です。ハイタイプのベッドガードも、サイドガードタイプもどちらも手作りすることができます。気に入るデザインのベッドガードが見つからない場合や、ベッドガードというものを試してみたい場合におすすめです。それぞれのタイプの作り方を紹介致します。
こちらはハイタイプの手作りですが、どちらも100円ショップで材料を揃えることができます。本立てを利用するパターンとワイヤーネットを利用するパターンがありますが、見た目の好みやマットレスの厚みによって選ぶと良いでしょう。どちらも特殊な工具などは全く必要ありません。本立てを利用する場合、底面に滑り止めシートを貼り付けるだけですし、ワイヤーネットの場合は、結束バンドで固定するだけで完成です。とても手軽でリーズナブルなので試す価値は大いにありますよ。
ベビーベッド用ガードの手作りは、こちらのようにクッションを繋ぎ合わせる方法が最も簡単です。裁縫に抵抗のある方でも、これなら手軽に作れますよね。100円ショップのものを使えばコストもかなり抑えられます。
裁縫が得意な方は、自分で寸法を設定し、クッション状にして綿を入れれば機能としては十分です。こちらは、好みのデザインにできることが最大の魅力ですよね。インテリアや赤ちゃんの好みに合わせて形や柄を決めるのも素敵ですね。
まとめ
ベッドガードは赤ちゃんの安全な生活のために、非常に役立つアイテムです。何よりも赤ちゃんから目を離さないことが大切ですが、どうしても睡眠中は完璧に見守ってあげることは難しいですよね。ベッドガードを上手く活用すれば、もっと育児が楽しくなり、安心して過ごすことができます。ベッドガードには種類やデザインが豊富に存在するため、赤ちゃんの月齢や、ママが優先したい事柄に応じて上手に選びたいものですね。