育児日記、育児アプリって何? 選び方のポイントやおすすめの育児日記、アプリ9選!
目次
育児日記、育児アプリとは? 何を記録すればいいの?
育児日記は子供の日々の成長を記録する日記です
育児日記とは、赤ちゃんの日々の様子や成長について記録する日記のこと。毎日の授乳や排泄の調子はもちろん、初めての“おすわり”や“寝返り”など、大切な「初めて記念日」を詳細に残しておくことができます。育児日記は、時間軸に沿って、睡眠・排泄・授乳・食事(離乳食)などを項目ごとに記せるものが多く、日々のお世話で忙しいママにも書きやすいよう工夫されています。そのため、赤ちゃんの生活リズムを把握するのに育児日記はとても役立ちます。
健康診査や急な体調不良で病院にかかるときにも、育児日記をつけていれば、普段の赤ちゃんの様子を先生に詳しく伝えられるので安心です。さらに、毎日のママの気持ちや想いを記録することもできるので、育児日記は赤ちゃんとママの絆を綴る、世界に1冊しかない特別な日記にもなるでしょう。10歳の誕生日を祝うハーフ成人式のときに一緒に育児日記を読んでみたり、子供が成長して親の立場になるときに育児日記をプレゼントしたりするのは素敵なアイデアではないでしょうか。
育児アプリはスマホで記録する育児日記です
育児日記は子供との育児の思い出を残すのに非常に便利ですが、紙のノートだと育児日記をつけるには落ち着いた時間に机に座って、ペンを取る必要があります。育児中にそういった物書きをする時間を短時間でも確保するのは大変ですよね。そういったママに人気なのが育児アプリです。
育児アプリは睡眠・排泄・授乳・食事(離乳食)をタップするだけで記録するだけでも便利に使えますが、紙の育児ノートのように思い出をメモできる機能などもついています。育児アプリの機能やメリットについては別の章で詳しくご紹介しますね。
育児日記、育児アプリには何を書けばいいの?
育児日記には授乳時間や量、睡眠時間、排泄の様子、体温など、赤ちゃんの毎日の健康について主に記していきます。離乳食を始めてからは、食べられるようになった食材を記録しておくと、アレルギーの予防や対策にもなるのでおすすめです。また、これ以外にも、日々のママの気持ちや、“赤ちゃんが初めて「ママ!」と呼んでくれた!”などの「初めて記念日」を書き残してみてはいかがでしょうか。初めて記念日は後から思い出そうとしても日付が思い出せないことが多いので、育児日記に記録しておくのをオススメします。
他にも健康診断や予防接種の記録を残せる育児日記も多くあります。利用する日記帳によって、書く項目やスペースが異なるので、デザインだけではなく、自分のスタイルに合った使いやすい日記帳を見つけることが大切です。育児アプリについては入力項目が決められているので、育児ノートほど自由に記載することはできません。しかし、育児アプリは授乳時間や量、睡眠時間、排泄の様子、体温などの入力は指でタップするだけで済むので入力作業が非常に楽ですよ。
後ほど、おすすめの育児日記、育児アプリについてご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
育児日記、育児アプリはいつから始めて、いつまで書くの?
育児日記、育児アプリには、いつから始めていつまで書くという決まりは特にありません。一般的な育児日記、育児アプリは赤ちゃんの誕生から1年間の記録を残すものが多いですね。育児日記、育児アプリの中には、妊娠中から記録を残せるタイプや、3歳の誕生日までの記録を残せるものまでさまざまです。選んだ日記のタイプや、ママの希望に合わせて開始時期や終わりの時期を決めましょう。
育児日記は妊娠中、出産当日から書き始めるのが一般的
産院での指導をきっかけに、赤ちゃんの様子を記録し始めるママが多いため、出産当日や退院後から育児日記を始めるのが一般的です。妊娠中からの記録を残したいママも多く、妊婦検診での様子を記したり、赤ちゃんのエコー写真を貼り付けたりできる育児日記もあります。筆者は出産前に育児日記をつけておらず、エコー写真は産後に書き始めた育児日記に挟んで保存しています。エコー写真を貼ることができる育児日記に擦れば良かった…と少し後悔しているので、これから出産するママは参考にしてください。
育児アプリについては妊娠中から使用できるものもありますが、どちらかというと週ごとに子供はどう成長するのかを教えてらもったり、ママ同士が情報交換しあうQ&Aのようなアプリが中心ですね。
育児日記の終わりは子供が1歳になるまで、3歳までなどさまざま
子供は1歳を過ぎる頃から歩き始め、だんだんと目が離せなくなってきます。そのため、1歳の誕生日を境に育児日記を卒業するママが多いですね。しかし、1歳を過ぎても子供の成長を把握し続けるため、3歳まで育児日記を続けるママもいます。開始時期と同様、育児日記の卒業時期はママによってさまざまです。日記をつける目的や負担を考えて、終わりの時期を決めるといいでしょう。
スマホで育児日記がつけられる育児日記アプリのメリットとは?
毎日の育児で忙しいママにとって「負担にならないこと」が育児日記をつける上での大切なポイントです。「手書きの日記はつけ忘れが多くなったり、手間がかかったりで何かと大変!」という声もあります。そんなママには、スマホでサクサク記入ができる「育児日記アプリ」を活用することをおすすめします。手軽に楽しく、無理なく続けられる上に、子供の写真も一緒に保存できるなど、便利な機能が満載です。後ほど、おすすめの育児日記アプリについてもご紹介していきますね!
育児日記アプリなら家族、祖父母と記録を共有できて便利です
スタンプ一つで授乳や排泄時間を記録できる便利な育児日記アプリには、赤ちゃんの日々の様子や写真を、家族に簡単に共有できる嬉しい機能がついているものもあります。日中仕事に出ているパパや、なかなか会えないおじいちゃん・おばあちゃんにも、ボタンひとつで赤ちゃんの様子を共有できるので、一緒に成長を見守ってもらえると好評です。
また、育児日記アプリはSNSとは異なり、家族限定で赤ちゃんの写真を共有できるため安心です。ついついママが一人で頑張り過ぎてしまいがちな育児ですが、このようなスマホの育児日記アプリを活用することで、パパや、おじいちゃん・おばあちゃんからの育児への理解やサポートが得られやすくなるかもしれません!
ママにおすすめな育児日記5選!
数多く販売されている育児日記の中で、ママに人気のものを5つ厳選してみました。どの育児日記が一番とは一概には言えませんので、育児日記に記載できる内容を比較し、ママの好みの1冊を見つけてください。単に子供の成長記録を残すだけなら、後述する育児日記アプリでもいいかもしれませんが、ノートやアルバムに子供の成長を記録するのもいいものですよ。将来、子供に育児日記をプレゼントしたい方は紙の育児日記に記録していくのをおすすめします。
おすすめの育児日記1:オリエンタルベリー 育児日記 アプチェカ
妊娠中、出産から6ヶ月、6ヶ月から1歳の成長に合わせて日記の記入方法が変わる育児日記です。妊娠中の日記にはエコー写真を張ることができ、これから生まれてくる赤ちゃんに向けてのメッセージや自分の体調を記入できるようになっています。出産~6ヶ月までは、24時間の時間軸+コメントを記入していくので、睡眠やミルクの時間を細かく記入できます。赤ちゃんの生活リズムを把握できると、ママも育児しやすくなりますね。
生後6ヶ月からは時間軸の記入欄が無くなり、育児日記を書くスペースと、1週間の振り返りができる欄のシンプルな作りになっています。育児日記の他には、お祝いのリストや「はじめて記念日」、「すくすくグラフ」のページもあるので、子供の成長を感じながら育児日記を書いていくことができますよ。子供の成長に沿って書きやすいページを用意してくれているので使いやすく、かわいくて優しいテイストのイラストも人気の育児日記です。
おすすめの育児日記2:赤すぐオリジナル 育児日記
豊富なデザインの中から好みの育児日記を選ぶことができます。シンプルでかわいい育児日記から、ミッキーやくまのプーさんなど、人気のキャラクターまであるので、自分好みの育児日記がきっと見つかるはず。新米ママにうれしい「ママがらくになるアドバイス」、「あると便利GOODS」などの情報ががいろいろなページに盛り込まれています。
育児日記部分は、3ヶ月までが24時間の時間軸+コメント、4ヶ月以降はコメントのみになっています。時間軸が記入できる期間が他の育児日記に比べると短いと感じますが、時間軸での育児日記の記入は確かに負担が大きいので、面倒くさがりなママや育児日記を長続きさせたいママにはちょうどいいかもしれません。
この育児日記ならではなのが、各月ごとにおめでとうコメントを書くページにパパ→ママ、ママ→パパへのコメント欄があるところです。出産から3ヶ月までといえば、ママの産後のイライラと寝不足からパパママが喧嘩してしまうこともあるでしょう。パパママが一番大変な時期に、お互いへの感謝の気持ちを文字にするスペースがとられているのはとても素敵です。「はじめて〇〇できた日」「20歳になったあなたへ」を書くページもあるので、将来子供に育児日記をプレゼントしたいパパママには、こちらの育児日記がおすすめです。
おすすめの育児日記3:学研ステイフル 日記帳 kazokutte 育児ダイアリー
人気インスタグラマーきなこさんがプロデュースした育児日記です。子供が何歳からでも始められるデザインになっていて、育児日記を書くのが楽しくなる工夫が多く盛り込まれています。育児日記を書くスペースは小さな文字でいっぱい書いても、大きな文字で短く書いても、イラストで描いてもOK! ゆるく長く付き合っていける育児日記です。1ページに同じ日の日記を3年分記入するデザインになっており、1年前、2年前を振り返り、子供の成長と当時の自分のがんばりを思い出すことができる育児日記になっています。
「ことばのきろく」「せいちょうきろく」のページは、子供がはじめて話した言葉や、子供ならではのかわいい言い間違い、”すき”や”きらい”を半年ごとに記入できるようになっています。「わたしのゆめ」のページには、3年間でママが行きたいところ、やってみたいこと、欲しいものが書き込めて、ママがわくわくできるスペースも用意されているのもいいですね。
おすすめの育児日記4:育児日記 うぶごえアルバム フルリール
1歳になるまでの出来事を、写真と一緒に記録できる育児日記です。他の育児日記とは違いノートではなく、アルバムの形になっているのが特徴です。文字で残した育児日記もいいですが、写真がいっぱいの育児日記もステキですね。付属の「育児記録カード」に写真を張り、コメントを書いてページを作っていきます。自分でアルバムに写真をはさんでいくので、レイアウトも自分次第でオリジナルな育児日記が完成します。「育児記録カード」は全部で30種類入っていますが、商品に付属している30枚とは別の追加の育児記録カードが販売会社のサイト内でダウンロードできるようになっているので、1歳を過ぎた後でも継続して使うことができます。
おすすめの育児日記5:やまわきゆりこのあかちゃん日記
「ぐりとぐら」などどの作品で有名な絵本作家、やまわきゆりこさんが描かれたイラストの育児日記です。成長の記録として残しておきたいこと全てがテーマになっていて、内容に沿って書いていけば将来見返したい内容がすべて記録された育児日記ができ上がるようになっています。この育児日記は日々の様子を毎日書く育児日記とは違い、ページ数が少ないのでいっぱい書きたいママには物足りないかもしれません。
しかし、忙しいママや出産祝いにはぴったりな育児日記でしょう。「おたんじょうびおめでとう」のページから始まり、いろんな人からのメッセージも書けるようになっていて、赤ちゃんが主役の温かい絵本を作っていく感覚で育児日記を作っていくことができますよ。
ママにおすすめな育児日記アプリ4選!
続いてはスマホで子供の成長を記録できる、育児日記・育児記録アプリをご紹介します。紹介するアプリによって育児記録の機能が中心だったり、コミュニティ機能が豊富だったり、病院との連携が可能だったり、いろいろな特徴があります。パパママがその時々で必要な機能がそろった育児日記・育児記録アプリをご利用ください。
おすすめな育児日記アプリ1:パパっと育児@赤ちゃん手帳
おすすめ度:★★★★★
対応スマホ:iPhone、Android
・内容:日々の記録、データをグラフ化、泣き声分析
・はじめて記念日の記録:あり
・日記機能:あり
・写真保存:あり
・家族共有:あり
非常に機能が多い育児日記アプリです。授乳タイミングや食事、睡眠や排泄時間の記録のような基本的な機能は当然のこと、日記をつけたりや予防接種の記録をつけたりと新生児の時期を過ぎてからも長く使えるアプリです。泣いている赤ちゃんの声から感情を分析する機能、記入した育児記録をAIが分析してくれる機能など、他のアプリにはない機能も魅力的です。キッズデザイン賞、育児メモNo1獲得の受賞歴もあり、記録した内容の電子書籍化や家族で写真共有ができるなど、至せり尽くせりの高機能育児日記アプリです。
おすすめな育児日記アプリ2:育児ノート‐子育て(育児ノート Baby Tracker)
おすすめ度:★★★
対応スマホ:iPhone、Android
・内容:日々の記録、授乳タイマー、 データをグラフ化 、BMI計算
・はじめて記念日の記録:あり
・日記機能:なし
・写真保存:あり
・家族共有:あり
他のアプリに比べるとシンプルな機能ですが、非常に使い勝手のいい育児日記アプリです。授乳記録画面はタイマーにもなっていて、何分授乳したかを記録が残せるようになっています。身長と体重を入力していくと、グラフ化したりBMI計算を自動的に行ってくれるので、子供の健康管理にも役立つ機能はうれしいですね。2人目の子供も同時に管理できるようになっているので、兄弟がいる家庭でも使いやすいアプリです。はじめて記念日の記録は「嬉しい瞬間」機能に記録し、日記については「マイルストーン」に記録していけば、子供の成長記録としても使用できます。我が家ではこのアプリを育児記録用に使用していましたが、新生児の時期を過ぎるといつの間にか使用することが無くなっていました。
おすすめな育児日記アプリ3:育児記録‐ぴよログ
おすすめ度:★★★★
対応スマホ:iPhone、Android
・内容:日々の記録、授乳タイマー、データのグラフ化
・はじめて記念日の記録:なし
・日記機能:あり
・写真保存:あり
・家族共有:あり
新生児の授乳や睡眠の記録だけではなく、離乳食やご飯のタイミングも直感的に記録できる育児日記アプリです。アプリを立ち上げると、1日の予定表のような画面が立ち上がり、記録したい内容のアイコンをタップするだけで記録が可能です。初めて記念日の記録欄はありませんが、写真付きで投稿できる日記欄に子供の成長を記録していくようにしてはいかがでしょうか。多機能なアプリではありませんが、直感的に使いやすく、忙しい子育ての合間でも片手で立ち上げ、簡単に使用できる育児日記アプリです。
おすすめな育児日記アプリ4:授乳ノート 毎日続ける赤ちゃんの授乳・育児記録アプリ
Androidアプリはこちらおすすめ度:★★★
対応スマホ:iPhone、Android
・内容:日々の記録、授乳タイマー、 ママ向けコミュニティ
・はじめて記念日の記録:なし
・日記機能:なし
・写真保存:なし
・家族共有:あり
左右どちらの胸で授乳したかや、授乳中にタイマーで授乳時間を計測できるなど、新生児を育てるママには嬉しい機能が盛り込まれた育児日記アプリです。日記機能は無いと紹介しましたが、日時を指定してメモを残すことができる機能があり、それを日記の代わりとして使用することもできます。他の育児日記アプリと違うポイントとしては、ママ同士が交流できるコミュニティ機能などが設けられていることでしょう。初めての子育てでのママの不安などを他のママに相談することもできますよ。
まとめ:育児日記、育児アプリは長く続けられそうなものを選びましょう
育児日記のノートもアプリも、便利な機能がたくさんありますね。内容だけでなく好きなデザインのノートはやる気が出て長続きするかもしれないですね。アプリは無料のものをまずはインストールして、使い勝手を確認してから決めるのもいいと思います。育児日記は、 子供の成長とパパママの奮闘が詰まった1冊です。すべて自分について書かれた愛情あふれる記録は子供が大きくなってから読み返すと、とても幸せな気持ちになるでしょうね。ぜひ、ぴったりな育児日記を見つけて、楽しい育児に役立ててくださいね。