子供の三輪車デビューはいつから? 三輪車の種類と選び方、おすすめを紹介
子供はいつから三輪車で遊ぶことができる?
三輪車に乗れるのは何歳ぐらいからなのでしょうか。どのくらい運動能力が発達したら相応しいタイミングなのか、明確にわからない人も多いですよね。はっきりしたルールがあるものではありませんが、年齢や成長の度合いから目安をご紹介します。
立ち上がってサドルをまたぐことができれば前進できる
一般的には、一人で立って少し進めるようになれば、乗車自体はできると言われています。たっちができても、すぐこげるようにはなりませんが、ハンドルやサドルが自立をサポートしてくれるような形で前進できるようになります。
1~2歳でこげるようになる
子供が三輪車のペダルをこぐ動作ができるようになるのは1~2歳頃と言われています。最初は力の入れ方や、力を入れる向きなどが難しく、コツを掴むまでに少し時間を要します。ですが、子供の吸収力はとても高いので、慣れるとすぐ上手に一人でこげるようになりますよ。
三輪車に乗るメリット
三輪車って、そもそも必要なの?と思っている人も多いですよね。乗ることができる期間が短そうというイメージや、高価なイメージがあって購入に気が進まないという声は多いのですが、子育てに取り入れるメリットは確実に存在します。それでは、三輪車で遊ぶメリットについてお伝えします。
三輪車に乗るメリット1:バランス感覚を養う
三輪車は、低重心で3つの点で支えているため安定感抜群という気がしますが、子供にとっては実は不安定な乗り物なのです。ペダルに力を加えたときにふらついたり、方向を変えたいときに倒れそうになったりするため、常に全身の神経を使って無意識にバランスをとっています。この動きによってバランス感覚が養われると言われています。
三輪車に乗るメリット2:筋力アップ
三輪車には、主に脚の筋力を向上させる効果もあります。子供にとっては、あのペダルを踏み込む動作にはとてもパワーが必要なのです。そのため、足の筋力が非常にアップすると言われています。
三輪車のデメリット
身体能力や、運動神経を向上させてくれる三輪車ですが、少なからずデメリットもあります。次は三輪車で遊ぶことによるデメリットをいくつかご紹介します。
三輪車に乗るデメリット1:子供がぐずると大変
三輪車に乗っている途中に機嫌が悪くなるとパパママはとても大変です。そのまま帰ろうにも、子供がこいでくれないと進めないですし、仕方なく三輪車から降ろして連れて帰ろうと思っても、三輪車が重くて運べないこともあるでしょう。ぐずって抱っこを要求された場合、片手に子供、もう片方に三輪車という恰好になるため、体力的にも精神的にも非常に消耗します。
三輪車に乗るデメリット2:保管場所が必要
三輪車は思っている以上に場所をとります。十分な収納スペースがある場合は良いのですが、集合住宅の場合、物置の容量も限られていますし、駐輪場に置くのは抵抗があるという人も多くいですよね。そうなると、室内に置いておける場所をつくるなど、面倒な作業が必要になりますし、三輪車の保管場所はネックになりやすい部分と言えます。
三輪車の種類
三輪車は、いくつかのタイプに分類されます。一口に三輪車と言っても、実は奥が深くさまざまな仕様のものが販売されているのです。それでは、三輪車の種類についてご紹介します。
スタンダードな三輪車
余計な機能や装備のついていない、ベーシックな三輪車です。ペダルをこぐ楽しさに特化したシンプルな構造で、自力でこげるようになっている子にはぴったりと言えます。必要最低限な機能のみで作られているため、飽きずに長く使えますよ。
手押し棒付き三輪車
まだ自分で上手にこげない場合、大人の補助が必要なため手押し棒付きが重宝します。大人がスピードや方向をコントロールすることができ、不意な動きを制御できて安心です。自分でこげなくてぐずったときにも、簡単に押して帰ることができるので、より年齢の小さい子におすすめの種類と言えるでしょう。
折り畳み三輪車
収納場所が十分に確保できない場合や、レジャーなどでも三輪車に乗りたいという場合に便利なのが折り畳みタイプです。コンパクトで女性でも持ち運べる軽さであることが多く、車にサッと詰めるのも魅力です。アウトドアが多い家庭では、車に積んでおいて現地で乗るといった使い方もあり、一定の人気があります。
ストライダー
一見すると自転車に見えるのですが、ペダルがついていません。またがって自分の足で地面を押して進むタイプの二輪車です。ペダルをこぐという動作がまだできなくて三輪車を楽しめない子でも、ストライダーならまたがって走るだけで楽しめるので、そのシンプルさが人気となっています。
三輪車になるベビーカー
高性能タイプの中には、ベビーカーのような機能を有したものも存在します。サンシェードがついていて、見た目はベビーカーにとてもよく似ています。手押し棒もついているのですが、ただの棒状ではなく、ベビーカーのようにしっかり幅のあるハンドル状になっているものが多く見られます。普通のベビーカーだと退屈でじっと乗っていてくれなくなった子や、装備が充実している三輪車を探している人におすすめです。
三輪車を選ぶ時の注意点
上記のように三輪車にはさまざまな種類があるので、選ぶ時も子供にあったものをよく見極める必要があります。次に、三輪車を選ぶ時の注意点をお伝えします。
三輪車を選ぶ時の注意点1:安全装置
動きがまだ不安定な子供には、特に安全性を重視して選んであげたいですよね。サドル付近に落下防止のベルトやガードなどの装備がしっかりついているかをチェックしましょう。まだ走行に不安がある場合は、手押し棒付きのものが最適です。子供用の乗り物とはいえ、ペダルや車輪が付いている以上、思わぬ怪我をする可能性もあります。足置きという装備が付いた三輪車も存在します。まだ自力で上手にこげない子には、足の巻き込み防止のために、足置きが付いているタイプをおすすめします。
三輪車を選ぶ時の注意点2:ペダルの位置
ペダルの位置も大事なポイントと言えます。足の曲げ伸ばしが窮屈そうなものはもちろん避けるべきですが、遠すぎでも上手くこげないため楽しくありません。また、チェーンタイプかそうでないかによっても変わりますが、チェーンタイプの三輪車であれば比較的サドルに近い位置にペダルがあり、こぎやすい傾向にあります。逆にチェーンタイプではない場合、前輪にペダルがついているので、スピードが出過ぎず安全に乗ることができます。子供の体格や性格に合わせて向いている方を確認しましょう。
三輪車を選ぶ時の注意点3:タイヤの素材
三輪車のタイヤには実は種類がいくつかあり、ゴム製やプラスチック素材、発泡素材などさまざまです。軽くてこぎやすいのはプラスチック製ですが、振動には少し弱いという特徴があります。安定感を重視するなら、多少重くなってもゴム製や発泡素材が良いでしょう。振動に強いため、乗っているときも安定しています。
三輪車を選ぶ時の注意点4:子供が好きなキャラクターが描かれているか
性能や安全性はもちろん大切ですが、子供が気に入って乗れるかも重要なポイントですよね。三輪車にはあらゆるキャラクターの製品があります。子供にとっては、好きなキャラクターのマスコットが付いているだけでも気分が変わってきます。実際に子供と一緒に好きなキャラクターのものを探してみるのも良いですね。
最初の一台におすすめの三輪車
それでは、三輪車デビューにおすすめの製品を具体的にご紹介します。
iimo02 エタニティ
無駄のないシンプルなデザインが魅力。スタイリッシュでありながら折り畳みもできて手押し棒も付いている高性能三輪車です。1歳半から乗れるためデビューにも向いていますね。
それいけ!アンパンマンデラックスII
絶大な人気を誇るアンパンマンの高性能三輪車です。足置きやサンシェードなど、安心の装備が充実しているため、三輪車デビューにはぴったりです。
BorneLund(ボーネルンド) ペリカンデザイン三輪車
おもちゃメーカーとして知名度と性能の良さに定評のあるボーネルンド製の三輪車です。単純なデザインの中に、さまざまな機能と安全性が備わっています。人気が高くロングセラーとなっている三輪車です。
ラジオフライヤー 4Way 三輪車モデル
アメリカでは誰もが知っている有名なおもちゃを販売しているブランド、ラジオフライヤー。一見ベビーカーのような装備で、機能性が高いことがわかります。9ヶ月から乗れるので最初の1台にも最適です。
無印良品 三輪車・舵取り棒付き
日本で安定した人気を誇る無印良品からも三輪車が販売されています。デザインが無印らしくスッキリとしていて機能も最低限のシンプル設計。とてもリーズナブルでデビューにも安心の価格です。
まとめ
一口に三輪車といっても、装備や適した年齢など違いはさまざまです。大人が目を離さないことが大前提ですが、実際に乗る子供が楽しめることが一番ですよね。子供の成長と性格などをよく考慮して、ぴったりの1台を選んであげたいですね。