ベビーシューズはどうやって選んだらいいの? 赤ちゃんの靴選びのコツ
目次
ベビーシューズとは?
ベビーシューズとは、その名の通り赤ちゃんのための靴のことです。赤ちゃんが歩き始めると、可愛らしい靴をたくさん用意してあげたくなりますよね。現在市販されている赤ちゃん用の靴の多くは、足のサイズで15cm程度まで、年齢で言うと3歳頃までの靴を『ベビージューズ』として販売しています。
ベビーシューズとファーストシューズの違い
ベビーシューズについて調べていると、多くの方が『ファーストシューズ』という言葉を目にすると思います。ファーストシューズは、ベビーシューズの中でも赤ちゃんが最初に履く初めての一足のことなのですよ。最初の一足なので記念になるというのはもちろんですが、ファーストシューズにはいくつかジンクスもあります。
『ファーストシューズを玄関に飾っておくと幸せがその靴を履きにやってくる』というものや、『親以外の人からもらうと縁起が良い』というものなどさまざまです。特にヨーロッパでは、『 玄関にファーストシューズを飾っておくと、自分の靴が用意されていると思った赤ちゃんがやって来る』と子宝のお守りとしても考えられているのです。
赤ちゃんにはいつから靴を履かせる?
赤ちゃんに靴が必要になってくるのは、ひとり歩きができるようになってからです。一般的に赤ちゃんが歩けるようになる時期は1歳前後と言われているので、初めてベビーシューズを履かせるのも1歳前後というパパママが多いでしょう。
まだひとり歩きはできないけど、公園でつかまり立ちをさせて遊ばせてあげたいと思っているパパママは、赤ちゃんがひとり歩きできる前にベビーシューズを用意してあげてもいいですね。赤ちゃんが靴を嫌がる場合は無理やり履かせることはせず、赤ちゃんの体や心の成長に合わせてあげましょう。
ベビーシューズの種類
ベビーシューズの購入を考えていると、そのデザインや種類の多さにとても驚かされますよね。どれも魅力的で目移りしてしまいます。まずは、ベビーシューズにはどんな種類があるのかを見てみましょう。
市販のベビーシューズ
比較的購入しやすいものとして挙げられるのが、アカチャンホンポやABCマートなど、大手ベビー用品店や靴のディスカウントショップで販売しているベビーシューズです。また、ほとんどの商品が通販でも購入できるので、育児でなかなか外出できないというママでも自宅から赤ちゃんと一緒に選ぶことができますね。
ブランド物のベビーシューズ
ブランド物のベビーシューズの中で特に人気が高いのは、有名スポーツメーカーが手がけているベビーシューズです。アシックスやアディダス、ナイキなどが有名ですね。更に、せっかくのベビーシューズで記念写真を、という場合などにはハイブランドのベビーシューズという選択肢もあります。特にDiorではBaby Diorという赤ちゃんのためのブランドも立ち上げています。どのブランドでも、ベビーアイテムとは思えないようなデザインのシューズを手に入れることができますよ。
手編みのベビーシューズ
外をたくさん歩くような時期に使用するのでなければ、ベビーシューズを手編みすることもできます。好きな色形に作れるのも魅力的ですし、洗濯OKの毛糸も数多く市販されているので、汚れたら気軽に洗えるのが良いですね。また、Creemaなどの手作りアイテムを販売しているフリマアプリでも購入することができ、中にはセミオーダーで注文を受けてくれるものもあります。
羊毛フェルトのベビーシューズ
羊毛フェルトを使ったベビーシューズも、そのコロンとした可愛らしさから人気を集めています。手作りすることもできますし、販売されているものを購入することもできます。手作りするには少しコツが必要ですが、産休中のママの楽しみとして一足作ってみるもの良いでしょう。
ベビーシューズの種類別メリットとデメリット
ベビーシューズにはたくさんの種類があることがわかりましたが、それぞれにどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。ベビーシューズ購入の際の参考にしていただけるよう、ひとつづつご紹介していきます。
市販のベビーシューズのメリットとデメリット
市販のベビーシューズのメリットは、何と言っても購入のしやすさですよね。全国展開のお店が多いので、店舗で直接、実物を確認しながら購入できます。デメリットとしては、量産品なので他の赤ちゃんと被ってしまうことが挙げられます。せっかくの記念に購入したのに、お散歩で見かけた赤ちゃんが同じものを履いていると少し残念に感じますね。
ブランド物のベビーシューズのメリットとデメリット
ブランド物のベビーシューズのメリットはその作りがしっかりしていることでしょう。赤ちゃんの足に履かせるものなので、一定のクオリティが保証されていることは安心のポイントです。デメリットとしては、一足一足のお値段が張ることです。赤ちゃんの足はどんどん大きくなっていくので、あっという間にサイズオーバーしてしまうことはよくあります。
手編みのメリットとデメリット
手編みのベビーシューズのメリットは世界でひとつのベビーシューズを履かせてあげられることですね。また、洗濯も簡単なので清潔に使えます。デメリットとしては作りの弱さになるでしょう。毛糸でしっかり編んであっても、外で履かせることはやはり難しいですね。
羊毛フェルトのメリットとデメリット
羊毛フェルトのベビーシューズは、赤ちゃんにぴったりのふわふわとした素材感と愛らしいフォルムが魅力的です。こちらも、手作りすることで1点モノが手に入ります。羊毛フェルトのベビーシューズのデメリットは実用性の低さでしょう。その特性上、実際に履かせて歩くよりもおままごとに使ったり、飾り用として購入したりする方の方が多くなっています。
赤ちゃんの足のサイズ
日毎に成長していく赤ちゃんですが、足のサイズの変化はどのようなものなのでしょうか。また、サイズの測り方は大人と同じで良いのでしょうか。それでは、赤ちゃんの足のサイズについて詳しく見てみましょう。
赤ちゃんの足のサイズの測り方
まず、一般的な赤ちゃんの足のサイズは以下のとおりです。
月齢、年齢 | サイズ |
---|---|
新生児~生後6ヶ月 | 約8~12cm |
生後6ヶ月~1歳 | 約11~13cm |
1歳~2歳 | 約12~14cm |
2歳~3歳 | 約13~15cm |
赤ちゃんの成長にはそれぞれ個人差がありますので、一概に上記の内容が当てはまるわけではありません。あくまで参考値として目安にしてくださいね。そして、赤ちゃんの足のサイズの測り方ですが、自宅では紙を使って計測するのがおすすめです。
赤ちゃんの足のサイズの測り方
- 紙を用意して下の方に真っ直ぐに横線を引く
- その線に直角になるように、赤ちゃんの足の大きさ以上の縦線を引く
- 2本の線が交差する点に赤ちゃんのかかとのいちばん出っ張っている所を置く
- 縦線上に赤ちゃんの足の人差し指がくるようにする
- 足の指のいちばん出っ張っている所と、縦線が交わるところに印を付ける
注意すべきポイントは赤ちゃんが立っている状態で足の大きさを測ることです。座っているときとは大きさが異なるので気をつけましょう。また、シューズメーカーから赤ちゃんの足を測るための型紙が公開されています。ダウンロードすれば手軽に使えるので、こちらも参考にしてみることをおすすめします。
ベビーシューズを選ぶ時のポイント
ベビーシューズの種類や赤ちゃんの足のサイズの測り方など、赤ちゃんの足についてすっかり詳しくなりましたよね。 では最後に、ベビーシューズを選ぶ上でのポイントをまとめてご紹介します。
かかとがしっかりしているもの
赤ちゃんの足の骨は成長の途中です。特にかかとの骨をしっかりと成長させることが重要です。また、日本靴医学会の発表によると、足に合わない靴を子供に履かせると足の変形を引き起こしてしまうこともあります。将来O脚やX脚になってまうのを予防してあげる意味でも、かかとの作りがしっかりとしているものを選びましょう。
靴底(ソール)の厚み
赤ちゃんはまだまだスムーズに歩く練習中です。特に、足を大きく上げて歩くことが難しいのです。そのため、どうしても足の裏を地面に擦るようになってしまいがちです。赤ちゃんの足の怪我を防ぐためにもある程度ソールの厚いものが適しています。また、靴底が安定していることが歩きやすさにも繋がります。一方で、あまりにも靴底の厚いものは柔軟性に欠け、逆に歩きにくくなってしまうので程々が大切です。
中敷きあり
足の裏は非常に多く汗をかくのをご存知でしょうか。赤ちゃんは大人よりもたくさんの汗をかくため、靴を清潔に保つには、定期的に洗うことが必要です。ただ、靴を丸洗いするのは大変なので、ぜひ中敷きを入れましょう。洗い替え用をいくつか用意しておくととても便利ですよ。
履かせやすいもの
赤ちゃんは靴を履くときもじっとしていられません。履かせにくい靴でいつまでも赤ちゃんの足を抑えていては、靴を履くことが嫌いになってしまう恐れがあります。また、お出かけ中に抱っこをした際など、靴を落とすこともよくあるのです。そのため、赤ちゃんの靴は履かせやすいものを選んでおくと、ママにも赤ちゃんにもストレスが溜まりにくいですよ。
ベビーシューズの買い替えとサイズアップも意識して
さて、赤ちゃんの靴選びのポイントをいくつかご紹介しましたが、赤ちゃんならではの注意点はすぐに足のサイズが大きくなり、靴が合わなくなることです。赤ちゃんの足の成長はかなり早いものです。せっかく購入したお気に入りの靴が、1ヶ月や2ヶ月で合わなくなってしまうことはザラにあります。
基本的には、ベビーシューズは足の成長に合わせてどんどん買い換えるものと考えましょう。小さ過ぎるものはもちろんですが、もったいないからと大き過ぎるものを選ぶのも赤ちゃんの足にはよくありません。その都度しっかりとフィットしたものを用意してあげてくださいね。
まとめ
ベビーシューズには本当に色々な種類がありましたね。どれも見ているだけでワクワクしてしまうような可愛らしいデザインで、いくつもいくつも欲しくなってしまいます。赤ちゃんの成長とともに、靴が少しずつ大きくなっていくのを見守ることができるのはママの特権です。赤ちゃんがパパママと同じくらいのサイズの靴を履くようになる日が来るまで、ゆっくりと育児を楽しんでくださいね。