出産予定日の計算は簡単! 出産予定日を過ぎたら? 出産までにやることは?
目次
出産予定日を自分で計算する方法
出産予定日とは、赤ちゃんが生まれてくる確率が高い日のことを言います。出産予定日ぴったりに生まれる赤ちゃんは少なく、出産予定日は赤ちゃんが生まれる時期の目安としましょう。
出産予定日の計算方法1:最終月経開始日から280日後
出産予定日は、最終月経開始日から280日にあたる日です。
妊娠週数でカウントすると、最終月経開始日を妊娠0週0日とし、妊娠40週0日が出産予定日になります。最終月経開始日から40週間後が出産予定日です。
出産予定日の計算方法2:ネーゲレの概算法
ネーゲレの概算方法を使うと、計算式で簡単に出産予定日を出すことができます。
- 最終月経日をX月Y日とします。
- 「Xに9を足すか、3を引く」と、出産予定日か何月かがわかります。
- 「Yに7を足す」と、出産予定日が何日なのかがわかります。
※1~3月なら9を足す、4~12月なら3を引きましょう。
ネーゲレの概算方法で計算してみると
- 最終月経日が【1月2日】だった場合
1(月)+9=10、2(日)+7=9となり、出産予定日は【10月9日】と計算できます。
- 最終月経日が【10月25日】だった場合
10(月)-3=7、25(日)+7=32(32から31を引いて1とする)となり、出産予定日は【7月1日】と計算できます。
- 最終月経日が【5月23日】だった場合
5(月)-3=2、23(日)+7=30となり、出産予定日は2月30日となりますが、2月は28日もしくは29日なので、【2月末か3月1日あたり】が出産予定日となります。
多少のずれは生じるもの
ネーゲレの概算方法は、月経周期が28日で1ヶ月を31日として計算しているので、多少のずれが生じます。
月経周期が22日の場合、ネーゲレの概算方法で出した出産予定日から6日を引いた日にちが出産予定日です。月経周期が33日の場合、ネーゲレの概算方法で出した出産予定日に5日を足した日にちが出産予定日です。
最終月経日から280日後を計算する方法だと、1ヶ月が28日、29日、30日の月も考慮して出産予定日を出すことができますよ。
出産予定日の自動計算ツールも便利
出産予定日を自動で計算してくれるツールも便利です。
以下のサイトでは、最終月経日か排卵日から出産予定日を計算してくれます。月経周期も22~33日から選択できるので、28日周期でない人の出産予定日も簡単に出すことができますよ。
病院の超音波検査で出産予定日を確定させよう
月経最終日やネーゲレの概算方法で計算した出産予定日より、病院で超音波検査(エコー検査)をしてもらい胎児の大きさから予測した出産予定日の方が正確です。妊娠検査薬などで妊娠がわかったら、妊娠7週~11週の間に病院で超音波検査(エコー検査)をしてもらいましょう。
出産予定日がわかったら産休開始日を計算できる
働いているママは、産休と育休を取ることができます。
産休(産前・産後休業)は「産前に42日、産後に56日、合計98日間の休み」を取ることが義務付けられている制度です。産休開始日は出産予定日より42日前の日になります。双子以上の妊娠だと98日前から産休を取ることになります。産後の産休開始日は出産した日に準ずるので、出産前から決めることはできません。
育休(育児休暇)は産休後も育児のための休暇を一定期間取ることができる制度です。育休の取得は義務ではないので、産後すぐに会社に復帰するママもいます。
産休と育休の期間は、条件を満たしていれば「出産手当金」「育児休業給付金」がもらえるので以下の記事もチェックしてみてくださいね。
出産予定日がわかったら何をする?
出産予定日がわかると、出産までをどのように過ごせばいいのでしょうか。
食事の見直し
妊娠中は葉酸を摂るといいと言われていますよね。葉酸は、サプリメントで手軽に摂取できますが、枝豆、パセリ、レバーなどの食材からも摂ることができます。ビタミンBは葉酸と一緒に摂ると効果的なので、卵や牛乳などのたんぱく質もあわせて摂ることを意識するといいですよ。
妊娠中は食中毒になりやすい「ナチュラルチーズ」「生ハム」など加熱処理が十分でない食材は避けた方が安心です。また魚に含まれる水銀を過剰に摂取しすぎると赤ちゃんの発達に影響を及ぼす危険があるため、食べる量にも気を付ける必要があります。
また妊娠中の体重管理も必要です。妊娠前から出産までは体重が増えますが、ママの体形や体重が増えすぎることによって「妊娠妊娠糖尿病」「妊娠高血圧症候群」になるリスクが高まります。妊婦健診では体重計測もするので、医師のアドバイスを聞くようにしましょう。
生活の見直し
妊娠がわかったら赤ちゃんへの悪影響を考え「飲酒、喫煙、カフェインの摂りすぎ」は控えましょう。
妊娠初期は流産のリスクも高い時期なので、無理な運動も控える必要があります。立ち仕事や外回りの仕事をしている場合は、妊娠がわかった段階で職場に相談することも大切です。
出産までの流れや産後の状況をパパと確認しよう
出産予定日がわかれば、赤ちゃんがいつ生まれるのかが把握できます。パパの立ち合い出産を希望する場合、里帰り出産を希望する場合など、パパの仕事の状況の確認や実家への相談なども少しずつ考えておけるといいですね。
妊娠5ヶ月頃には安産祈願があり、両親学級(父親学級)の参加をする人もいます。出産にかかる費用やもらえるお金を調べたり、出産準備も余裕をもって進めていけるといいでしょう。
産後はパパママでどのように家事育児を分担するかも、出産前に話し合っておくことも大切です。
アプリで赤ちゃんやママの状況をチェック
出産予定日を入力すれば、妊娠週数や赤ちゃんの成長、ママの体調などを知らせてくれるアプリがあります。パパにも見てもらえば、お腹の赤ちゃんの状態やママの体調について、より理解してもらえるようになりますし、赤ちゃんの誕生が待ち遠しくなりますよ。
ninaru-妊娠から出産まで妊婦さんを見守る妊娠アプリ
ninaruは出産予定日を登録することで、赤ちゃんの成長の様子がわかるアプリです。週数に合わせた情報が配信されるので、妊娠中や出産後に役立つ情報をたくさん知ることができます。可愛い赤ちゃんのイラストがついていて、赤ちゃんに会えるのが楽しみになるアプリです。パパが赤ちゃんとママの様子を知ることができる「パパninaru-妊娠・出産・育児をサポート」というアプリもあるので、パパママで赤ちゃんの誕生までを楽しめるでしょう。
トツキトオカ
トツキトオカは妊娠中の体調や気持ちを記録できるアプリです。記録した情報はパパにも共有することができるので夫婦でそろって使うことができます。赤ちゃんの可愛いイラストは画面を開くたびに変わるので癒されます。
出産予定日をすぎたらどうなる?
出産予定日はあくまで目安なので、出産が予定日より早まったり遅くなったりすることがあります。初産のママは出産予定日より遅い出産になることが多いです。日本では出産予定日を過ぎても、妊娠41週6日までに出産するケースが多いと言われています。
妊娠42週を過ぎると赤ちゃんが危険な状態になることもあるので、誘発分娩を行うなどの対処をします。臨月になると1週間に1度妊婦健診に行くので、その時の結果をしっかり聞いておきましょう。
まとめ
出産予定日がわかるとパパもママも赤ちゃんに会える日がより待ち遠しくなりますね。出産予定日は自分で計算することもできますが、正確な日程は病院で調べてもらいましょう。出産予定日がわかったら、徐々に出産準備を進めていけるといいですね。