【保育士が選ぶ】2歳・3歳・4歳・5歳におすすめの絵本12選 「学び」につながる絵本を大特集
4歳におすすめの絵本3選
絵本の中に入り込み、主人公の気分でワクワクしたりドキドキしたり絵本に夢中になる4歳にぴったりの絵本をピックアップしました。思わず大人も夢中になれる絵本もありますよ。
ふるたたるひ、たばたせいいち おしいれのぼうけん
主人公と友達の男の子は先生に叱られて2人で保育園の怖い押入れに入れられてしまい、その押し入れの中で冒険をしていく絵本です。叱られた時に「ごめんなさい」が言えない気持ちに共感したり、友達と協力したり冒険でハラハラしたりと、読んでいく中で徐々に主人公と同じ気持ちになっていきます。ページ数は多いですが、それも感じないほど夢中になれますよ。実際に筆者も4歳のころ、担任の保育士に読んでもらった記憶があり、夢中になって読み聞かせを聞いた覚えがあります。大人になった今でも大好きな絵本です。
キヨノサチコ ノンタンがんばるもん
遊んでいたら大怪我をしてしまい、病院へ行くことになったノンタン。ノンタンの嫌いな病院や注射を乗り越えられるのか、「ノンタン頑張れ!」と思わず応援したくなります。病院や注射が嫌いな子供も、ノンタンが頑張っているのを見たら自分も頑張れる気がしてくるでしょう。
木村裕一 どうする どうする あなのなか
穴の中に落ちたネズミとネコ。どうやって脱出しようか一生懸命考えていく絵本です。どうやって脱出するか子供に問いかけると、さまざまな方法が出てくるので、問いかけながら読んでいくと子供も大人も楽しめます。絵本では珍しい、縦開きタイプです。
5歳におすすめの絵本3選
「これってなんだろう」と考えて学ぶことが楽しくなる5歳。メッセージ性のある絵本もしっかり受け止められる時期の子供に読み聞かせをしてほしい絵本を選びました。
やぎゅうげんいちろう おへそのひみつ
みんなについている「おへそ」について子供でもわかりやすく説明している絵本です。内容も難しくなく、子供が好きそうなイラストに思わず笑いながら、おへそについて楽しく学べます。「おへそってなんだろう?」と自分自身でも考えたくなりますよ。
石津ちひろ なぞなぞのみせ
たくさんのなぞなぞの答えを絵本の絵から探し出す内容になっており、まだ文章だけのなぞなぞはちょっと難しい子供におすすめです。「これじゃないか?」「あれかな?」とたくさん考えて、答えがわかった時には達成感が得られます。
中川ひろたか いのちのたべもの
いつも食べている食べ物がどこで作られているかを知れる一冊です。何気なく食べている食べ物も全て「いのち」でできているから、大切にありがたく食べようと子供はもちろん大人も改めて思える内容になっています。5歳ごろになると理解しやすくなるので、食育の絵本におすすめです。
子供の成長に合わせて絵本を選ぼう
2歳になると見て楽しいだけではなく、読み聞かせをしてもらって考えて共感して、心情の発達にも繋がる絵本が多くなります。子供の成長に合った絵本を選ぶと、想像する力や相手の気持ちを理解する力など、ざまざまな力がどんどん伸びていきますよ。子供の成長に合わせてたくさんの絵本を読み聞かせしてあげてください。
文/くまねこ