選書のプロが2歳児に0歳児向けの本を選ぶ理由とは?~適書アドバイザー谷口とよ美さん~

2歳児向けの絵本は本当に2歳の子に響いてる?


世の中に2歳児におすすめと謳っている絵本はたくさんあります。でも、約90万人いる2歳児全員がその本を気に入るわけではありませんよね?」。こう問いかけるのは、適書アドバイザーの谷口とよ美さん。実は長年の学校司書の経験と、経営者として4000以上の学校や公共の図書館をプロデュースしてきた、知る人ぞ知る「選書のプロ」です。谷口さんのこの問いかけに、ハッとするパパママも多いですよね。

「いい本」は年齢では選べない


谷口さんはそのキャリアの中で、つねに子供にとっての「良書」とは何かを問い続けてきました。
「子供にとっての『良書』とは対象年齢だったり、ロングセラーだからという単純なものではありません。子供の個性や家族背景によって、心に響く本は一人一人違うんです。ちゃんとその子に合った絵本を選べは、本は子供の生きる力を伸ばしてくれる。そういう本を私たちは『適書(てきしょ)』と呼んでいます」(谷口さん)
このような視点を持った絵本選びはパパママだけでは、難しいもの。そこで谷口さんが辿り着いたのが、一人一人に合わせた絵本の選書を行う世界初のサービス『絵本のない絵本ギフト』でした。
「『絵本のない絵本ギフト』では、その子に合うと判断すれば2歳の子に0歳向けの絵本を選ぶこともあるし、5歳向けの本を選ぶこともあります。子供は『適書』に出会えると、小学校になってまで楽しんでくれますし、自分から本を開くようになります」(谷口さん)

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日々厳選される絵本リスト


『絵本のない絵本ギフト』では、毎日のように発行される膨大な絵本の中から、谷口さんをはじめとした適書アドバイザーが選書を行い、厳選された絵本のリストのデータベースを作成。さらに申し込み時のアンケートをもとに、アンケートの向こうにいる子供や親子を想像し、適書アドバイザーが一人一人に合わせた『適書』をリストから選んでいきます。絵本のリストは常に更新されており、インタビューに伺った日も「ほんの一部」と言いますが、オフィスには所狭しと絵本が並んでいました。

書評ではなく「読み方」や「関わり方」を送る


『絵本のない絵本ギフト』は、単なる本の紹介サービスではありません。送られてくる「アドバイスカード」の内容は、たとえ同じ本を選んでも送る人に合わせて一人一人違います。
書評だけなら、インターネットで絵本を調べればいいんです。『絵本のない絵本ギフト』が提供するのは、絵本の使い方や子供への声のかけ方、育児のアドバイスなど、適書を通じた親子のコミュニケーションにつながるものです。申し込み時のアンケートをもとに、一人一人の親子関係や個性などに合わせて丁寧に作っています」(谷口さん)
ユーザーからは、育児に疲れていたママが『絵本のない絵本ギフト』のメッセージに思わず涙したエピソード、義務的に読み聞かせをしていたママが「子供への読み聞かせの時間が楽しみになった」という声など、アドバイスカードへの想いが寄せられています。
「アドバイスカード」はダウンロード方式のため、祖父母から離れた場所に済むお孫さんへのギフトや海外に住む日本人にも使われることも多いのだそう。

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絵本がないからこそ、関わり方を身に付けられる

『絵本のない絵本ギフト』には、その名の通り絵本がセットになっていません。(オプションで絵本をつけることも可能)絵本が一緒に届くことを期待してしまうパパママも多そうですが、アドバイスカードだけが届くことのメリットがあるそう。
「絵本が一緒に届くと、パパママや子供は思わず絵本にすぐ目がいってしまうんです。でもアドバイスカードだけが届くことで、絵本を通した子供との関わり方・声かけのしかたを事前にパパママが学べます。そのうえで、絵本を手に入れて読み聞かせることで、より絵本を通じた親子の関わり合いが生まれるんです」(谷口さん)
保育園や幼稚園向けのサービスでは、アドバイスカードを通して絵本を通じた関わり方がわかると園の先生方にも好評だそうです。

読書は学力や生きる力の土台になる

読書体験と意識・能力の関係グラフ

谷口さんが『絵本のない絵本ギフト』を立ち上げた背景には、三重県の職員として学校司書を26年間務めた時の危機感があります。
「配属された高校は偏差値があまり高くない学校で、読書の習慣がある子はあまりいませんでした。でも図書館を改革することで本を読む生徒が増えてきて、読書が学力や生きる力を育むことを実感したんです。読書は将来の選択肢を広げることにもつながるんですね。だからこそ、もっと早いうちから本を読む楽しさ・面白さに気づいてほしいと強く思いました」(谷口さん)
谷口さんが教育現場で感じた通り、さまざまな調査によって子供のころの読書体験が学力や社会性・自己肯定感にも関係していることがわかっています。例えば、「学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」によれば、幼児期からの読書活動や体験活動が多いことと、中学生になったときの意識や能力の高さには強い関係があることが指摘されています。

子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究 報告書(国立青少年教育振興機構)

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3~5歳は「適書」と出会うベストタイミング

『絵本のない絵本ギフト』はまだ赤ちゃんがお腹にいるうちから楽しめます。年齢が低いうちから『適書』に出会うことで、本好きになる可能性は高まるそうですが、特におすすめしたいのは3~5歳ごろだそう。この時期の子供は、書店に行っても音の出る絵本やキャラクター絵本に目を引かれてしまいがちで、本当に子供に合った本を選べないと悩むパパママも多いですよね。
「3歳ごろになると絵本選びにも子供の意志が出てきて、親の好みで選ぶ絵本だけでは子供の興味を伸ばすのが難しくなってきます。この時期に子供の個性に合った『適書』に出会えれば、小学校になっても読書を楽しんでくれることが多いですよ」(谷口さん)

間違った「良書」を与えていた自分が欲しかったサービス

すでにお孫さんもいる谷口さんですが、「実は私も学校司書という仕事柄、自分の子供たちには年齢に合った『良書』と言われるものをドサッと与えて、放っておけばいいと思っていたんですよ。でもそれは間違いでした。『絵本のない絵本ギフト』は私自身が欲しかったサービスでもあるんです」と笑って教えてくれました。
社会性や自己肯定感などとも関連が指摘されている幼児期の読書体験。「本が好きな子に育ってほしい」と考えるパパママは多いですが、しっかりとプロの目を通した「適書」を見つけてあげることで、子供の力をより伸ばしてあげたいですね。

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はいチーズ!Clip編集部

はいチーズ!Clip編集部

はいチーズ!Clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Facebook、Twiiterなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!