幼児食の簡単レシピおすすめ12選! おやつ、年齢別で食べる量や進め方も紹介

幼児食とは? いつから?

幼児食とは? いつから?
幼児食とは、離乳食を卒業した1歳半から5歳ころまでの幼児向けの食事やおやつのことです。ただし、1歳半になったからといってすぐに幼児食に移行する必要はありません。子供が食べられる食材の種類や量、柔らかさなどには個人差があるため、慣れ親しんだ離乳食から少しずつステップアップしていくのがいいでしょう。また、この時期の子供は活動量がぐんと増えるため、1日3回の食事に加えて1日1~2回程度おやつでエネルギー補給することも大切です

赤ちゃんから幼児に移行するにつれて食べられる食材や量は増えますが、まだ大人と同じ味付けは濃すぎます。1歳半から5歳ころは舌を育てる大切な時期ですので、薄味を心掛けた食事を用意してあげましょう。

幼児食はいつから? 食べられない食材は? 楽しい食事のポイントは?
幼児食はいつから? 食べられない食材は? 楽しい食事のポイントは?
幼児食は子供の栄養面だけでなく、味覚や食べることへの意識などさまざまな発達につながります。大人と同じようなものが食べられるようになったとはいえ、まだまだ未熟な子供の体。幼児食の基本や気をつけるポイントを解説します。

1歳半~5歳ころまでの年齢別の幼児食

1歳半~5歳ごろまでの年齢別の幼児食
一口に幼児食と言っても、月齢や年齢によって進め方や注意点が異なります。幼児食のポイントを1歳半~2歳、3歳~5歳と分けて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1歳半~2歳ごろの幼児食のポイント


まだ離乳食が終わったばかりのころは、歯が生えそろっていなかったり消化の機能が未熟な子供が多い時期です。弾力のあるものや皮が口に残りやすいもの、水分が少ないものなど食べづらい食材は子供の様子を見ながら与えるようにしましょう。また、このころの子供はまだ1度にたくさんの量を食べられないことも多いため、食事だけではなくおやつでおにぎりや果物を摂取する方法もおすすめです。

1歳児の食事、量や固さはどれくらい? 離乳食を食べない時の対策も紹介
1歳児の食事、量や固さはどれくらい? 離乳食を食べない時の対策も紹介
1歳児になって離乳食が進むと、たくさん食べるのであげる量に迷ったり、好き嫌いが出てきてなかなか食べなかったり、悩むことも増えますよね。量や固さの目安、食事スケジュールなど、1歳児の食事についての基本をチェックしましょう。食べないときの対策もお伝えします。
2歳児の食事のポイント! 食べられない食材は? 献立例や食べない時の対処法などを紹介
2歳児の食事のポイント! 食べられない食材は? 献立例や食べない時の対処法などを紹介
2歳になると離乳食から幼児食に変わりますが、まだ大人と全く同じメニューを食べることはできません。2歳児が食べられない食材には注意が必要です。2歳児におすすめの献立例、ご飯を食べてくれない時の対処法などもご紹介します。

1歳半~2歳ごろの1日の食事量(目安)

主食

  • 炭水化物 300~340g
  • イモ類 30~40g (さつまいも1/5~1/7)

主菜

  • 卵 50g(Mサイズ1個)
  • 肉類 20~30g
  • 魚類 30~40g(刺身1~2切れ)
  • 大豆・豆製品 35~45g (納豆1パック)

副菜

  • 緑黄色野菜 80g(にんじん1/2)
  • 淡色野菜 80~100g(大根3~4センチ)
  • 海藻・きのこ類 10g(カットわかめ小さじ1)
  • 果物類 100g(りんご1/3~1/2)

3歳~5歳ごろの幼児食のポイント

3歳~5歳ごろの幼児食のポイント
3歳以降になった子供は、ママが食べる量の2/3程度まで食べられるようになります。また、噛む力やあごの成長のためにも歯ごたえのあるものを取り入れることも大切です。噛む力つをけるためにはグミなどのようなぐにゃぐにゃしたものや、セロリやゴボウなど繊維質な食材を食べさせるのもおすすめ。もちろん成長のスピードには個人差があるため、子供の様子を見ながら少しずつ試してみてくださいね。

3歳~5歳ごろの1日の食事量(目安)

主食

  • 炭水化物 300~350g
  • イモ類 40~60g (さつまいも1/4~1/5)

主菜

  • 卵 50g(Mサイズ1個)
  • 肉類 25~30g
  • 魚類 30~40g(刺身1~2切れ)
  • 大豆・豆製品 35~45g (納豆1パック)

副菜

  • 緑黄色野菜 80~90g(にんじん1/2)
  • 淡色野菜 100~110g(大根4~5センチ)
  • 海藻・きのこ類 10~15g(カットわかめ小さじ1強)
  • 果物類 100~150g(バナナ1~2本)

幼児食の献立を考える時のポイント

幼児食の献立を考える時のポイント
幼児食は栄養を摂取するというだけではなく、子供の食事習慣を作る大切なものです。とは言え、幼児食の献立を毎日考えるのは大変ですよね。幼児食の献立を考える時のポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

主食→主菜→野菜の順に決める


幼児食の献立を考える時は、炭水化物やビタミン、ミネラル、タンパク質をバランスよく取り入れることが大切です。しかし、栄養素だけで献立を考えるのはとても難しいですよね。そんな時は、主食→主菜→野菜の順に献立を考えてみると必要な栄養素をバランスよく取り入れることができます。

また、月曜はごはん、火曜日はうどん、水曜日はパスタ…のようにある程度ルーティン化してしまうと迷うことなく献立を考えることができるのでおすすめです。

料理の色や見た目をイメージする

「栄養に関する知識がないから栄養バランスが心配」というママは、食材の色に注目して献立を考えてみましょう。 赤や黄色の食材は良質なたんぱく質が多く含まれる食材と言われており、白い食材は糖質が含まれる食材が多く、緑や黒い食材はビタミンやミネラルが多い食材と言われています。そのため、赤、白、黄、緑、黒の食材をバランス良くとると、自然と栄養バランスが整うのです。以下に色ごとの食材を紹介しますので、参考にしてみてください。

食材の色 食材の種類
肉類、鮭、カツオ、アジ
ごはん、パン、麺、芋類
大豆、チーズ、卵、カボチャ
ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、キャベツ、ピーマン、アスパラ
きのこ類、ごぼう、海藻類、ごま、のり

大人の食事から取り分ける

大人の食事から取り分ける
子供が複数いる場合やパパの食事も一緒に作らなければならない場合、幼児食だけ別に作るのは大変。そんな時は取り分け料理がおすすめです。お湯を加えることで味の濃さを調整できる煮物やスープは取り分けにピッタリのメニューです。またハンバーグやコロッケなど、食卓で調味料をかけて食べる料理も薄味に調整しやすいですよ。

次のページでは、幼児食のおすすめレシピを「主食・主菜・野菜・おやつ」に別に12選ご紹介します。

続きを読む

はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!