1歳児の食事、量や固さはどれくらい? 離乳食を食べない時の対策も紹介
目次
1歳児がご飯を食べない時はどうする?
1歳児の食事について、基本やスケジュールを紹介しましたが、予定通りに進まないのも1歳児の食事にはありがちなことです。
好き嫌いが出てきたり食べムラがあったり、子供がなかなか食べてくれないこともあるでしょう。ここからは、パパママの「食べてくれなくて困った」への対処法をお伝えします。
食事前には母乳を控えてお腹を空かせる
離乳食完了期になると、栄養分の多くを食べ物からとれるようになります。離乳食8割、母乳やミルク2割が目安です。
しかし、母乳やミルクばかりを好んで離乳食を食べてくれない時は、食事前の母乳やミルクを控えてみましょう。母乳やミルクをいきなりやめてしまうのは難しいので、まずはお腹が空いた状態で食事をさせることをおすすめします。
パパママが食べさせたり手づかみしやすい形にしたり、子供が楽しく食事をできるように工夫してあげてください。とろみをつけたり細かく切ったりして子供が食べやすくするのも大切です。
食べムラがあっても気にしない
1歳児はいろいろな場面で自我が芽生えてきます。食べもので遊んでばかりで食事が進まなかったり、食べさせようとしても嫌がったり、いつまでたっても食事が終わらないなんて日もありますよね。
せっかく作った子供の食事が無駄になると悲しくなりますが、「1歳児にも食べたくない時があるんだな」と気軽に考えるようにしましょう。食べる時があれば食べない時もあってOKです。
お腹が空いたら子供はちゃんと食べます。その1食だけでなく、1日や1週間というスパンでしっかり食べていれば、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。
1歳児のうちは、食べることの楽しさを教えてあげましょう。食べることを無理強いして、子供が食事の時間を嫌いにならないように気をつけてあげたいですね。
食べる食器と練習する食器を別々にする
手づかみ食べをするうちに、子供がご飯の入った食器をひっくり返してしまうことはないでしょうか。手づかみ食べの延長で食器を振り回すと、止めるタイミングが難しいですよね。
そんな時は食べる食器と練習する食器を別々にするのがおすすめです。一つの食器だけを使うと、ひっくり返ると1食分すべてがダメになってしまいます。
最低限これだけは食べさせたい量を、別の食器に取り分けておきましょう。子供に自由に触らせる食器は、食べる練習用・遊ぶ用と割り切って少量だけを入れておきます。そうすると、子供の食べたい気持ちを尊重しつつ、きちんと食べさせることもできます。
椅子に座らない時はパパママの膝で食べさせる
食事の時に、子供が椅子に座ってくれないのも困りますよね。ハイチェアの上に立ち上がったりローチェアから降りて歩きだしたり、子供がじっとしてくれないと食事が進みません。
しかし、子供が嫌がるのを無理に座らせると、子供にとっての食事の時間が嫌な時間になってしまいます。1人で座ることができるまでは、パパママの膝で食べさせてあげましょう。
椅子に座らせることではなく、まずは食べさせることを大切に考えてみてください。
食べることに興味が出てくると、食事で遊びながら1人で座れるようになります。しばらくはパパママの膝で、食事の時間を楽しむことを優先しましょう。
まとめ
1歳児の食事の基本をお伝えしましたが、1歳児の食事はなかなかパパママの思うとおりには進みません。自我が芽生えて「食べたい」「食べたくない」の主張が出てくる時期なので、全然食べてくれなかったりいつまでも欲しがったりするでしょう。
毎食しっかり栄養バランスの良い食事ができるのが理想ですが、そのとおりにいかなくても心配いりません。1日や1週間という期間の中でバランスを取るようにしましょう。子供だけでなく、パパママも一緒に食事の時間を楽しんでくださいね。