妊娠初期(妊娠15週まで)に妊婦が飛行機に乗っても大丈夫? 母体への影響と注意点も
目次
妊娠初期の飛行機を快適に過ごすために準備しておきたいこと、アイデア
妊娠初期は、非妊娠時に比べ体調の変化が起こりやすく、体調の変化が起こりやすい時期です。なるべく身体に負担をかけず、機内で快適に過ごすにはどのようにすればよいのか、誰にでもすぐにできる対策をご案内します。
妊婦が飛行機に乗るときに準備したいこと1:座席は通路側、トイレ近くを選ぶ
窓側の席で外の景色を楽しみたい人も多いですが、妊娠初期はなるべく通路側の座席を選ぶようにしましょう。気流が安定している間のみエコノミークラス症候群の予防対策として機内を歩いてみたり、トイレに立ったりしやすいためです。機内にいるときはこまめに水分を摂るのが望ましいので、通路側かつ、トイレからも近い座席だと安心です。
妊婦が飛行機に乗るときに準備したいこと2:機内の乾燥対策をする
機内は湿度を低く設定しているため、とても乾燥しています。仮に自覚がないとしても、身体は確実に影響を受けています。こまめに水分補給をする、マスクをする(おすすめは濡れマスクと、ホットアイマスクのW使い)、保湿クリームやハンドクリームを塗るなどして、乾燥から身体を守りましょう。ただしお肌に塗るクリームなどは香りが強いものは他のお客様の迷惑になってしまう場合がありますので、無香もしくは微香のものをチョイスしてくださいね。
妊婦が飛行機に乗るときに準備したいこと3:ゆったりとした服装とスリッパの準備
お腹に新しい命が宿っていると知ったときから、すでにゆったりとした服装を心掛けている人は多いはずです。飛行機に搭乗する際も必ずゆったりとした服装にしてください。お腹の赤ちゃんを守るだけでなく、締め付けがきつい服では疲労度も大きく異なります。ポンチョやストールなどが1枚あると、暑いときはサッと脱げ、寒くなったら羽織ったりひざ掛けにしたりと、オールマイティで使えて大変便利ですよ。
足元を冷やさないように、レッグウォーマーを装着するのもおすすめです。また、機内では携帯スリッパがあると快適です。足が開放されるだけで驚くほど疲れは軽減されるので、席についたらいち早く履き替えましょう。行き先が海外の場合はルームシューズとしても使えまし、ウォッシャブルタイプのものであれば清潔に保てます。
妊婦が飛行機に乗るときに準備したいこと4:もしものときにエチケット袋の用意
急な気圧の変化などにより、普段乗り物酔いをしない人でも気分が悪くなることがあります。トイレに立てれば良いですが、トイレが使用中だったり、立ち上がる事すら困難なくらい体調不良になってしまった場合に備え、エチケット袋を準備しておきましょう。
妊婦が飛行機に乗るときに準備したいこと5:シートベルトの装着位置にも注意
飛行機に搭乗する際、離着陸時や乱気流の中を通過する場合など、シートベルトの装着が必須となります。妊娠初期はまだそんなにお腹の膨らみはありませんが、お腹を締め付けるのはタブーです。シートベルトは必ず骨盤あたりで装着するように気を付けてください。シートベルト着用サインが消えたあとも、安全のために出来るだけシートベルトは装着することをおすすめします。
まとめ:飛行機搭乗はできれば安定期に、医師に必ず相談を
妊娠中に飛行機に搭乗する際は、できれば5時間以内が望ましいとされています。しかしお仕事や帰省などで、飛行機をやむを得ず使用しなければならないこともありますよね。妊娠初期は飛行機の搭乗に関して特に制限はありませんが、体調の変化が激しいデリケートな時期なので、さまざまなことに注意が必要です。少しでも体調が芳しくないなと感じたら、他の交通機関を利用するようにしましょう。体調に問題ないと思っていても、必ず医師に相談・確認をしてから搭乗するようにしてくださいね。また、なるべく一人での移動は避け、同行者がいると安心です。何よりも大切なのは、赤ちゃんの命とママの身体だということを忘れないようにしてください。