マスクの簡単な作り方を解説! 100均の材料で手作りできるマスクや縫わないハンカチマスクも紹介
目次
目次
好きな布地で手作りマスク!作り方動画をチェック
手芸用品店やネット通販などで好きなガーゼ生地を購入すれば、家でも簡単にガーゼマスクを作れます。
平面タイプとプリーツタイプの2種類のガーゼマスクの作り方をそれぞれ動画で解説します。
動画ではミシンを使っていますが、手縫いでも作れますよ。いずれもガーゼ生地を裁断する前に水通しをしておきましょう。
簡単な平面タイプのガーゼマスクの作り方動画
まずは手軽にガーゼ生地1枚で作れる平面タイプのマスクです。
でき上がりサイズ
- 8cm×11.5cm(子供用)
平面タイプのガーゼマスク|材料
- ガーゼ生地 35cm×18cm
- マスクゴム 24cm×2本
平面タイプのガーゼマスク|作り方
- 生地の長辺を横にして置き、中表に上下半分に折ってアイロンをかける
- 生地の長辺を縫い代1cmで縫う。始めと終わりは返し縫い(縫い目をほつれにくくするためミシンを1、2cmほど往復させること)をする
- アイロンをかけて縫い代を割る
- 生地を裏返して表面を出し、アイロンをかける(表の柄の位置を確認する。縫い目は必ずしも真ん中に来なくてもよい)
- 端から11.5cmの所で生地を折り、アイロンで押さえる
- 同様に反対側を重ね、折り目にアイロンをかける
- さらに生地の端を1cmほど内側に折って隠し、アイロンで押さえる
- 生地の短辺を端から1cm~1.5cmのところ(7の折り目のすぐ脇のあたり)で縫う。始めと終わりは返し縫いをする
- 両端にゴムを通してでき上がり
立体的なプリーツタイプのガーゼマスクの作り方動画
プリーツタイプのマスクは大きく広がる分、顔をしっかり覆ってくれるので安心ですね。装着するとプリーツで立体的になるため、ガーゼが直接鼻や唇にあたりにくくなります。
こちらの作り方では、ガーゼマスクのサイドに使う生地を本体と別に用意します。大人用マスクと子供用マスクは、必要な生地の大きさが違うだけで手順やプリーツの幅・折り目のつけ方は同じになります。平面タイプのマスクより手順が多いですが、慣れれば難しくないでしょう。
でき上がりサイズ
- 大人用:約9.5cm×15.5cm
- 子供用:約8cm×12cm
プリーツタイプのガーゼマスク|材料
ガーゼ生地
- 大人用:32cm×15cmの生地(A)1枚、12cm×5cmの生地(B)2枚
- 子供用:28cm×11cmの生地(A)1枚、10cm×5cmの生地(B)2枚
マスクゴム
- 大人用:35cm×2本
- 子供用:25cm×2本
プリーツタイプのガーゼマスク|作り方
- 生地Aを中表にして長辺を半分に折る
- 重ねた部分を縫い代1cmで縫う
- 生地Aを表にひっくり返し、縫い目が端に来るようにしてアイロンをかける
- 縫い目を上にしたまま生地Aを上下半分に折り、折り目の両端に印をつける
- 4でつけた印から上下1.5cmの位置にもそれぞれ印をつける
- 5で印をつけた下1.5cmの部分で生地Aを上に折り、アイロンをかける
- 折り返したところから1cmの部分をさらに下に折り返し、アイロンをかける
- 上側も6、7と同様にして折り目をつける。生地Aの真ん中に3cm幅のプリーツができる
- 生地Aを表(プリーツの中心が手前に出ている面)に返す。
- 生地Bの1枚を裏向きにして上下の両端が1cmずつ出るように生地Aの短辺に当て、合わせた生地A、Bがズレないようにクリップで留める。柄に向きがあるなら生地A、Bの向きを合わせる
- 合わせた2枚の生地を縫い合わせる
- 生地Bを反対に倒しアイロンで押さえる
- 生地を裏返し、生地Bのはみ出た1cmの部分を内側に折ってアイロンで押さえる
- 13で内側に折りこんだまま、生地Bの長辺を端から1cm折りアイロンをかける
- 11の縫い目を隠すように生地Bの長辺をさらに折りアイロンをかける
- 14、15で三つ折りにした部分を縫う。始めと終わりは返し縫いをする
- 反対側も10から16の工程を繰り返す
- マスクゴムを通してでき上がり
縫わないハンカチマスクや裁縫用ボンド「裁縫上手」で作れるマスクも
ガーゼマスクは簡単に作れるものですが、普段ミシンや裁縫をしていない人にとっては、ハードルが高いもの。縫うタイプに比べて、強度やフィット感は落ちますが簡単にできる「縫わない手作りマスク」や裁縫用ボンドで作れるタイプもあります。
縫わない!ハンカチマスク
ガーゼハンカチや手持ちのハンカチと髪用のゴムを使って、すぐできる手作りマスク。約50cm×50cmのハンカチと髪留め用ゴム2本ですぐに作れるので、とっさにマスクがほしいときにも役立ちます。
裁縫用ボンド「裁縫上手」を使ったマスク
自宅にミシンや縫い針がない場合、代わりに使える裁縫用ボンド「裁縫上手」という商品があります。使い方はいたって簡単で、縫い代に「裁縫上手」を塗って布を重ねるだけ。実際に縫うよりは多少強度は落ちますが、洗濯にも耐えられるので、縫うのが苦手だったり道具がない人にはおすすめです。
手作りキットでお手軽ハンドメイド
手芸用品店や通販サイトでは、ガーゼマスク用の生地や作り方の説明書などを同封した初心者向けのセット商品も扱っています。
店頭で材料を揃えようとしても何を選べばいいかわからない人や、学校用に色柄違いで複数枚マスクを用意したい人におすすめです。
マスク手作りキット|SHION マスク 子供用 手作りキット
さらし生地、マスクゴム、フェルト生地(赤・青・黒)、作り方説明書(平面マスク・プリーツマスク)、刺繍図案がセットになった園児~小学校高学年向けの手作りマスクキットです。
マスク手作りキット|ザイオン 立体マスクキット 子供用
表生地、裏生地、ゴム紐、説明書&型紙がセットになった立体マスクの手作りキット。生地は裁断済のため、家庭用ミシンで簡単に作ることがでます。
ガーゼマスクの洗い方は?
ガーゼマスクは1回使ったらそのつど洗いましょう。ガーゼ生地はデリケートなため、できれば手洗いすることをおすすめします。
ガーゼマスクは顔に直接触れるものなので、洗剤はおしゃれ着用などの中性洗剤を使い、匂いの強い洗剤や柔軟剤の使用はなるべく控えましょう。
汚れがひどいときは40度くらいのお湯に洗剤を少量溶かしてガーゼマスクをつけ置きしておくと、汚れが落ちやすくなります。また洗ったあと熱湯や電子レンジで煮沸消毒すると、ガーゼマスクを除菌できるので安心です。
薄めた塩素系漂白剤でつけ置き除菌もできますが、ガーゼマスクの色柄生地は色落ちすることがあるので気を付けてください。
洗ったあとはガーゼマスクの水気を絞りシワをよく伸ばして陰干しします。
洗濯機で洗うなら、ガーゼマスクを下着用など厚手の洗濯ネットに入れて水流を弱め、脱水時間を短めに設定します。乾燥機の使用は避け、手洗い同様ガーゼマスクのシワをよく伸ばして陰干ししましょう。
感染症対策には手洗いも大事!
感染症対策の基本は、マスクの着用とこまめな手洗い・うがいです。外から帰ったときやトイレのあと、食事の前に必ず石けんを使って手を洗いましょう。
インフルエンザウイルスにはアルコール消毒が有効なので、併せて行うとよいでしょう。
手を洗うときは、両手とも細かい部分まで30秒間しっかりもみ洗いします。
- 手を水で濡らす
- 石けんを適量手に取り、両方の手のひらをすり合わせて泡立てる
- 手の甲をもう片方の手のひらでよくこする
- 指を組むように両手を合わせ、指の間を洗う
- 親指をもう片方の手で洗う
- 5本の指先をもう片方の手のひらにこすりつけて洗う
- 両手首を洗う
- 流水でよくすすぐ
- あればアルコール消毒する
また、水うがいは口の中の雑菌が取り除かれ、のどに潤いを与えられるため、手洗いと同じく水うがいもこまめに行うとよいでしょう。
ただしヨード等のうがい薬を使うと、逆に口の中の常在菌まで殺菌してしまい風邪を引きやすくなるという研究結果がでています。「ただの水」でうがいをした方が安心といえますね。
まとめ
感染症が流行する時期は、パパママも家族の健康がとくに気がかりになるでしょう。
感染対策にはマスクが有効ですが、マスクだけでは万全とはいえません。手洗い・うがいやバランスの良い食事、十分な睡眠など、生活習慣を整えて感染症が気になる季節を乗り切りたいですね。