子供部屋はいつから分ける? 子供部屋作りのポイントと移行ステップ
目次
子供部屋はいつから必要?
いつから子供部屋を用意してあげたらいいのかパパママは気になりますよね。実際子供部屋は学習面や生活面で大きく子供の環境が変化する小学校に入ってからと考えているパパママが多いです。では実際のところはどうなのか、さらに子供部屋を作るときのポイントはあるのかなど確認していきます。
ママに聞いた! 何歳から子供部屋デビューさせた?
パパママが子供部屋を与えた時期は特に小学校1年生から3年生までの低学年が多く、環境が変わる1年生や、入学後しばらく子供の様子を見てから低学年のうちに子供部屋を用意しています。
子供部屋を作ったきっかけは?
では、具体的にどのようなきっかけでパパママは決断したのか、実際の体験談をみていきましょう。
子供が小学校に入るタイミングで
子供が小学生になる時に勉強机を用意しました。小学3年生のお姉ちゃんと同じ部屋にしたので、影響を受けて一緒に机を並べて勉強するようになったのでよかったです。(30代 ・主婦)
小学校2年生の時に娘から言われて
私の部屋の一角に棚を置き、教科書やランドセルを置いていました。でも2年生になり「家に友達を呼びたい」と言われた、そのタイミングで私の部屋を譲り子供部屋にしました。気を遣わずに友達と遊べて楽しそうです。(40代・パート)
小学1年の娘に整理整頓を覚えて欲しくて
娘が小学校に入学する時に整理整頓を覚えて欲しいのと、自分の用意は自分ですることを学んで欲しくて子供部屋を用意しました。結果、少しずつ自分のことは自分でやる意識が芽生えました。(30代・主婦)
子供部屋にしてよかった?
子供部屋を用意して良かったとパパママが感じるのはどのような時なのでしょうか? よかったと思う声や悪かったと思う理由をそれぞれご紹介します。
整理整頓が身についた
小学校に入ると宿題や教科書、学校から配布されるプリントの管理などが大変で、整理整頓ができないと親のフォローが大変です。でも子供部屋を作ったことで、娘も自分の部屋を綺麗に保ちたいと思うようになり、自然に整理整頓をするようになりました。(20代・フルタイム)
お友達を家に呼びやすくなった
3年生の時に子供部屋を用意してあげました。その結果友達を呼びやすくなり、家に呼ぶことも増えて楽しく部屋で過ごしています。友達を呼ぶので部屋も片付けるようになり一石二鳥でした。(30代・主婦)
自立心が芽生えて親の負担が減った
小学1年生になる娘に自立心を芽生えさせたいと思い子供部屋を与えました。教科書や体操服の置き場を自分なりに使いやすいように工夫するようになり、自然に自立心が芽生えたので良かったです。(30代・パート)
結局子供部屋をあまり使わない
小学校に入る前の春休みに子供部屋を与えました。自分の空間ができたことをとても喜んでいましたが、いざ学校が始まってみるとリビングでママに勉強を聞いたり、遊んだりしていました、結局寝る以外はリビングで過ごしていました。(30代・パート)
親の目が行き届かずにゲームばかり
息子が小学校3年の時に子供部屋を用意しましたが、子供部屋でゲームをする時間が増えて叱ることも増えてしまいました。まだ早かったかなと後悔しています。(20代・フルタイム)
部屋の掃除の負担が増えた
小学1年生の娘を持つ母です。掃除も頑張ると意気込んでいましたが、結局、娘は何度言っても掃除が進まず、私がメインでしています。自分で完璧にはできないのは頭では分かっていましたが、デメリットの方が大きいと感じました。(30代・主婦)
子供部屋をつくるメリット
一般的な理論として、子供部屋をつくるメリットはどこにあるのか気になりますよね。実はたくさんのメリットが存在しているのです。子供部屋をどうするか悩んでいるパパママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子供部屋をつくるメリット・自立心を養う
子供部屋をつくることで子供自身の自立心を養うことへとつながります。たまには一人になりたい日もあれば、嫌なことや悩みごとがある時に自分一人の空間で考えたいと思う時も出てくるでしょう。それらは問題解決能力を育てるためにもとても大切なことです。自分だけのプライバシー空間も確保していくことで、より良い自立心を養うことになりますよ。
子供部屋をつくるメリット・管理能力を養う
子供部屋をつくることで管理能力が高まります。子供部屋をつくることで子供は自然に自分の管理をしていかないといけなくなるでしょう。自分の持ち物もどこに何を置くか、など使いやすいように考える思考がぐんぐん身に付きますよ。
このように子供部屋をつくることは大きなメリットがあります。社会で生きていく上で管理能力、自立心があるかはとても大きなポイントとなります。ぜひ今のうちから養っていきたいですね。
子供部屋へ移行させるステップ
段取りを踏んで子供部屋へと移行させることはとても大切です。いきなり明日から子供部屋を使うようにと子供に伝えるのではなく、以下のステップを意識してみましょう。
- 勉強道具やおもちゃなどはリビングに残したままにして、寝る時だけ子供部屋にする。
- 子供が自分の部屋で寝ることに慣れたら、少しずつ子供の持ち物を子供部屋に移動させる。
子供が親と一緒に寝たいと言った場合は一緒に寝てあげましょう。子供の気持ちが決まるまでは、行ったり来たりを繰り返すかもしれません。パパママは焦らず、ぜひ子供のペースに寄り添ってあげてくださいね。
子供部屋をつくるときのポイント
いよいよ子供部屋をつくると決めたあとは、いくつかのポイントに注意することが大切になります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
リビングを経由して入れる部屋にする
子供部屋をつくる時は、家の中心リビングを経由するようにしましょう。顔を合わすことでコミュニケーションが生まれ、子供の何気ない変化もキャッチしやすくなります。一方、全く親の顔を見ずに玄関から子供部屋に直接入ることができてしまうと、友達を家に招いていても親が気がつかないこともあるでしょうし、子供が勝手に家から外出している場合もあります。
快適にしすぎない
快適な空間を作りすぎないということも大切です。テレビを置いたり、ゲームや携帯をいつでも使えたりするようにするのは、子供が部屋に引きこもる原因になります。ゲームや携帯を使う時間を決めて置き場はリビングにする、テレビはリビングで家族と一緒に見るなどのルールを決めましょう。また、子供の部屋に鍵をつけてしまうと親の目が届かず、子供の様子が分かりにくくなるのでやめましょう。
子供部屋で気をつけたいポイント
子供部屋をつくる時に気をつけておきたいポイントを紹介します。ぜひ意識して取り入れてみてくださいね。
意識的にコミュニケーションをとっていく
成長するにつれて子供はと交友関係や興味の幅が広がるため、部屋にこもって一人で過ごすことが多くなりますが、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。少しの時間でもコミュニケーションが取れていれば、子供の様子を把握できて親は安心です。子供も一人の孤独感や寂しさを感じることもないでしょう。
無理に子供部屋にする必要はない
「何歳になったから子供部屋を作らなければ」という決まりはそもそもありません。子供部屋が欲しいと思う時期は子供によって違いますし、一人一人成長の速度も違います。その子にあったベストのタイミングで用意してあげることが一番ですよ。
あえて子供部屋をつくらないケースも
子供部屋を作らないと決めた場合でも、皆が集まるリビングに子供用のスペースを確保することができますよ。今はリビングが広く作られている家が多いので、工夫次第で子供も親も嬉しい子供用スペースを作ることが可能です。子供と一緒に相談したりアイデアを出し合ったりして、子供用スペースをつくるのも楽しいでしょう。
子供の学用品置きスペースをリビングに用意する
子供部屋に基本的に必要なものを挙げてみます。
- ランドセル(通学かばん)置き場
- 教科書などの学用品置き場
- 勉強する場所
- 寝る場所
リビングに余裕がある場合は、勉強机や学用品などを置ける棚を用意してもいいでしょう。余裕がない場合は、最低限の教科書やランドセルを置ける棚だけ用意してもいいですね。勉強は親がいる場所で行う方が、わからないところもすぐ聞けるので良いですよ。
パーテーションやのれんで仕切る
パーテーションやのれんなどで子供用スペースを区切ってあげることもおすすめです。中の様子が透けて見えるので子供が何をしているのかわかって安心ですし、子供も自分だけのプライベート空間ができて喜ぶでしょう。
まとめ
子供部屋はいつからつくるのがいいかという答えはありません。時期や年齢はあくまで一般的な目安ととらえて、子供に合った時期やタイミングで用意してあげるのが一番でしょう。子供やパパママにとって素敵な子供部屋とは何かをぜひ考えてみてくださいね。