おもちゃの捨て方は? 寄付やリサイクル、電池入りおもちゃの処分方法も紹介
目次
使わないおもちゃはどう処分する?
子供のおもちゃは成長と共にどんどん増えていくため、気づくと使わないおもちゃがたくさん…ということも多いですよね。先輩ママにおもちゃの処分方法を聞いてみると、「捨てる」の断捨離派が最も多く、ほかにも「譲る・売る・寄付する」のリサイクル派、押し入れに入れたり実家に送って保管する人などさまざまなようです。それぞれどのように進めたらいいのか見てみましょう。
おもちゃを処分する時のポイント
おもちゃを処分する時は、親の判断でむやみに捨てると子供が大きなショックを受けてしまうこともあるので注意してください。おもちゃを処分する際のポイントを解説します。
子供に確認する、処分するおもちゃを選ばせる
親の目線だと遊んでいないと感じていても、実は子供にとって大切なおもちゃということもあります。おもちゃを処分する前に子供にきちんと確認しましょう。その時、どのおもちゃとバイバイするか子供に選ばせるのも効果的です。あらかじめ「おもちゃがおもちゃ箱に入らなくなったら捨てるよ」と言って心の準備をさせてあげるのもいいですね。
遊んでいないおもちゃは遠ざけて様子を見る
普段そのおもちゃで遊んでいなかったり飽きてしまったと感じたりしていても、いざ捨てるとなると嫌がる子供もいます。「子供に意見を聞いていては、断捨離が進まない」という場合、おもちゃをクローゼットや押し入れの奥にしまい込んで子供の様子をしばらく見てみましょう。おもちゃがなくても本人が気づかないようであれば、捨てても問題なさそうです。
おもちゃの正しい処分方法
おもちゃを捨てる時は素材やサイズ、電池の有無などによって処分方法が異なるので確認が必要です。代表的なおもちゃを以下にあげました。詳しい処分方法は自治体により異なるので、ゴミ捨てガイドブックやホームページなどを参考にしてください。
正しい処分方法1:大型のおもちゃ
大型のおもちゃを処理する場合、「ゴミ袋に入れば通常ゴミとして廃棄可」「1辺が30cm以上であれば粗大ゴミ」など自治体によってルールが異なります。
粗大ゴミとして処理すると処分料金がかかってしまうため、組立て式のおもちゃはなるべく小さく分解したほうがお得です。分解した部品を可燃ゴミ(紙・木など)と不燃ゴミ(金属・ガラスなど)に分別すれば、少し面倒ですが普通ゴミとして処理できることもあります。
プラスチックは可燃ゴミか不燃ゴミか自治体によって異なるため、よく確認してください。不燃ゴミは回収日に合わせて解体すると効率よくおもちゃを処分できますね。
正しい処分方法2:電池入りのおもちゃ
電池で動くおもちゃの場合、電池を取り出せる物は外して捨てましょう。電池を入れたまま処分してしまうと発火する可能性があります。電池を外した本体は可燃ゴミや不燃ゴミとして処分します。電池の処分方法は自治体により異なるので確認してください。ボタン電池や充電式の電池であれば、家電販売店や回収業者に引き取ってもらいリサイクルする方法もあります。
正しい処分方法3:ぬいぐるみや人形
布製のぬいぐるみや樹脂製のフィギュアなどは可燃ゴミとして処理できますが、子供が大切にしていたと思うとかわいそうに思われて捨てづらいですよね。ゴミ袋に入れる時に子供と一緒に「ありがとう」と声をかけたり、紙袋や包み紙にくるんで捨てたりすると子供も安心してぬいぐるみや人形とお別れできるかもしれません。
- 供養をする代わりに塩と一緒にゴミ袋に入れる
- 回収業者への配慮として袋を2重にして外からはぬいぐるみや人形とわからなくする
などの方法もおすすめです。
正しい処分方法4:プレイマット・メリー
プレイマットやメリーを処分する時は、大型おもちゃと同じようにパーツごとに可燃ゴミと不燃ゴミに分別して捨てましょう。大きさによって粗大ゴミとして処分する場合もあるので確認が必要です。
おもちゃを寄付する方法は?
おもちゃがまだ十分遊べる状態なのに処分するのはもったいないと感じるでしょう。その場合はNPO団体などに寄付する方法もおすすめです。団体によっておもちゃの寄付も受け付けているか、寄付の方法や活用方法なども違うため親子で納得のいく方法を探してください。
寄付できるNPO団体1:おもちゃバンク
保育園や幼稚園、乳児院などへのおもちゃの寄贈や、母子家庭・父子家庭への寄贈を行っています。おもちゃやゲームのほか、洋服や絵本などの寄付も受け付けています。古くてもきれいな状態で保管されていれば引き受け可能です。自分が寄付したおもちゃの状況はホームページで確認できるため、誰かに提供されたことがわかるのもポイントです。
おもちゃバンク
寄付できるNPO団体2:セカンドライフ
ぬいぐるみや絵本、古着、文房具、食器など家庭の不用品を回収し、回収した箱の数に応じてワクチン募金を行っています。箱の大きさによって寄付料金が異なり、寄付金額の中に配送料も含まれています。おもちゃの処分費用が発展途上国のワクチンになると思うと嬉しいですね。
セカンドライフ
寄付できるNPO団体3:国際子供友好協会
フィリピンやマレーシア、タイなどの発展途上国の子供たち向けにおもちゃやランドセル、文房具などの寄贈を行います。引き受け品目については特に縛りはなく、子供が使用する物であれば引き取ってくれます。おもちゃの寄付をする場合、郵便または宅急便で送料元払いにして送ってください。
2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により国内外のイベントを自粛しており、当面の間はぬいぐるみ・おもちゃ・新品の文房具に限り寄付を受け付けています。
国際子供友好協会
保育園や幼稚園におもちゃを寄付する
保育園や幼稚園でおもちゃの寄付を受け付けているところもあります。自治体が運営する公立保育園や公立幼稚園だと寄付を受け付けていないところも多いので、まずは保育園や区の保育課などに電話して聞いてみるといいでしょう。保育園や幼稚園に確認せずおもちゃを勝手に送ってしまうと、たとえ善意であってもおもちゃをどうしたらいいかわからず、かえって困らせてしまうこともあります。
児童館におもちゃを寄付する
児童館も保育園や幼稚園と同じく、寄付を受け付けているところと受け付けていないところがあります。事前に確認をしてから寄付してください。先述のようなNPO法人経由で児童館に寄付できることもあるため、まずはインターネットで「児童館 寄付」などと検索してみるのもいいでしょう。
次のページでは、おもちゃを売る方法やお下がりで譲る方法などを紹介します!