子供が何歳になるまで子供服を着せたらいい? サイズの目安と子供服の選び方について
目次
子供が何歳になるまで子供服を着せたらいい?
子供服は小学校を卒業するまでのことが多い
そもそも、子供服とは何歳までのことを指すのでしょうか。成人、つまり大人になるのは20歳と定義されていた時代から、成年年齢が18歳に引き下げられることになり、2022年4月1日からは18歳から大人と定義されます。
しかし、一般的に子供服はサイズの上限が150で、このサイズはおよそ13歳から14歳(中学1年から2年生)程度までを対象としています。ただ、現実には中学生になると大人向けの洋服を欲しがる子供が増えるので、子供が子供服を着るのは小学生までのことが多いでしょう。
子供服のサイズはどんな種類があるの?
ベビー・キッズ・ジュニアの3分類と数値でのサイズ展開があります
では、13歳もしくは14歳まではどのようなサイズで子供服が作られているのでしょうか。大きく分けるとベビー・キッズ・ジュニアの3つに分類されます。それぞれのサイズの目安は以下をご覧ください。
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サイズ(cm) |
年齢の目安 |
---|---|---|
ベビー |
50・60・70・80・90・100 |
新生児~4歳 |
キッズ |
110・120・130・140・150 |
5歳~14歳 |
ジュニア |
140・150 |
11歳~14歳 |
成長には個人差があるため、キッズとジュニアでは年齢が重複しているサイズもあります。
寸法の名称
洋服によっては上記のサイズ以外に、細かくサイズを表記している場合があります。ここでチェックしておきたいのが、「身丈(みたけ)」と「着丈(きたけ)」そして「ウエスト」です。
身丈(みたけ)とは、両脇を直線で結んだ長さで、身丈があっていない場合、胸周りが苦しくなるのでジャストサイズではなく、少し余裕を持たせたものを選ぶ必要があります。着丈(きたけ)は、首の根本から裾までの長さのことで、こちらもピッタリのサイズだとしゃがんだ時に腰回りが見えてしまいます。
ウエストは胴囲のことで、腰回りのサイズです。こちらもサイズが大きいと下がってきてしまうので、体に合ったものを選ばなければいけません。インターネットショッピングを利用する場合には、これらの「身丈」「着丈「ウエスト」の数字を見て購入の判断をするので、今のサイズはどれくらいなのか、参考に図っておくと、スムーズに買い物することができます。
子供の年齢とサイズの目安
子供服のサイズは、子供の平均身長と平均体重を元に、JIS法でサイズが定められています。しかし、メーカーやブランド別に多少サイズ展開が違います。新生児からベビー・キッズ・ジュニアと幅広い年齢層に対応している無印良品のサイズを元に、それぞれの年齢とサイズの目安について見ていきましょう。まずは一覧から
サイズ |
身長(cm) |
体重(㎏) |
年齢の目安 |
胸囲(cm) |
胴囲(cm) |
---|---|---|---|---|---|
70 |
65㎝~ 75㎝ |
9㎏ |
6ヶ月~1歳 |
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80 |
75㎝~ 85㎝ |
11㎏ |
1才~1歳半 |
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90 |
85㎝~ 95㎝ |
13㎏ |
1才半~2歳半 |
|
|
100 |
95㎝~105㎝ |
16㎏ |
3歳~4歳 |
|
|
110 |
105㎝~ 115㎝ |
|
5歳~6歳 |
53cm~59cm |
男の子: 49cm~55cm 女の子: 47cm~53cm |
120 |
115㎝~ 125㎝ |
|
7歳~8歳 |
57cm~63cm |
男の子: 51cm~57cm 女の子: 49cm~55cm |
130 |
125㎝~ 135㎝ |
|
9歳~10歳 |
61cm~67cm |
男の子: 53cm~59cm 女の子: 51cm~57cm |
10cm刻みのサイズは、対応する身長も10cmと幅を持たせており、体重と年齢の目安も分かりやすくなっています。小学校入学前にあたる5歳~6歳では、成長の違いに着目し、胴囲(ウエスト)が男女別で分かれて設定されています。
着丈については、メーカーごとに設定されているため、上記の10cm刻みのサイズをベースに、上下のサイズを比較しながら選んでいく必要があります。具体的なサイズのイメージが持てたところで、次はサイズ別の特徴について見ていきたいと思います。
子供服の70サイズの対象年齢は?
70は 生後半年から1歳前後のサイズとなります。つかまり立ちから伝い歩きができるようになり、おむつもテープ式からパンツ式に移行。セパレートタイプの洋服を着るようになり、切られる洋服のバリエーションも少しずつ増えていきます。
子供服の80サイズの対象年齢は?
80は 1歳~1歳半のサイズで、この時期になると歩けるようになるので、外出も増えていきます。いろいろなものに興味や関心が増す時期なのでお散歩にいって汚れることも。着替えがしやすいものや、汗をかくので汗を吸い取ってくれる吸湿性の洋服が増えていきます。
子供服の90サイズの対象年齢は?
90は1歳半から2歳のサイズになります。2歳前後は、トイレトレーニングを始める時期なので、伸縮性のあるものを選びますが、同時にイヤイヤ期も始まるので、「自分で着替えたい」という気持ちに答えらえるような着替えのしやすい少し大きめのサイズの洋服がおすすめです。
子供服の100サイズの対象年齢は?
3歳から4歳になると大台の100のサイズになります。保育園や幼稚園など集団生活になっても一人で着替えができるよう、ボタンやファスナーの練習も兼ねて洋服のバリエーションも増えていきます。洗濯の量や回数が増えることから耐久性のある素材を選ぶようになります。
子供服の110サイズの対象年齢は?
5歳~6歳になると、今まで身長と体重が目安だったサイズが、身長プラス胸囲と胴囲が加わります。胸囲は男女ともに同じサイズなのに対して、胴囲(ウエスト)は、男女差が出てくるように。この時期はハーフパンツやスパッツなど、ボトムスのバリエーションも増えるので、ワンサイズ上を見ながら、比較して選ぶようになります。
子供服の120サイズの対象年齢は?
7歳~8歳は小学校1・2年生に該当する年齢です。今までお下がりやファストファッションだったものが、少しずつ子供の好き嫌いで選ぶように。男の子はキャラクターものやヒーローもの。女の子はプリンセスやフリルがついたガーリー系へと好みが移行していきます。
子供服の130サイズの対象年齢は?
小学校3・4年生にあたる9歳~10歳は、友達の影響を受けやすい時期になります。友達が持っている洋服が気になる他、プロスポーツ選手が着ているブランド物のシャツやパンツなど、洋服選びにもこだわりが出てくるように。
それぞれの年齢と体つきの特徴などを探っていくと、それらが洋服にも反映され、サイズと共に着脱のしやすさやデザイン、コーディネートなど多方面で考えられていることが分かります。今やインターネットで海外のブランドも気軽に買える時代です。海外のブランドものは、気になっている人も多いのではないでしょうか。でも気を付けなければいけない点があるのです。次の章でそれをご説明しますね。
次のページでは海外ブランドの子供服のサイズについて、代表的なブランドのサイズ展開に触れながらご紹介します。